====================================
それはこの数カ月のことである。
フレンドWと俺が共に始めようとした内容は、進行するにつれ、
Wの管轄と俺の管轄に分けて進めることが相応しいと思われた。
W父はWが新しいことを別の器で始めることに納得していない。
W家が関与する様々な企業の器の中で出来るはずだ、というのだ。
しかし俺の管轄については、既にある器には容れない、ということが
新しい可能性への足がかりだと考えていた。
だから俺は俺の管轄の中でどんどん物事を進めていた。
どんどんO( ≧▽≦)/♪どんどん♪
ひと足早く動き出してもらったフレンドHの事業(の前身)は好調で
予想以上の成果を出した。
そこで、我が家にやってきた18名の中から、個性・経歴・資格などによって
4名をHのグループにつけたところ、これまた確実にプラスを出した。
こうして生活のメドが立ったHであるが、
運命的な出会いが訪れ、早くも再婚することに!
相手の女性は、以前Hが住んでいた地方都市で幼稚園の先生をしていた人で、
H太もよく知っているセンセーだったらしい。
数年の時を経て、東京で再会し
(Hはセンセーを全く覚えていなかったが、センセーがH太のことを覚えていて
父子で歩いている時に、道端で声をかけられたのだという。)
そこでHもセンセーも、あっという間にお互い結婚を意識したという。
今ではHは我が家から出て、新しい妻と息子のH太と3人で暮らしている。
先日はHの結婚を祝うパーティーが行われた。
パーティーには音楽仲間も呼んで俺とフレンドA・Bで演奏したり歌ったりした。
久々に、仕事やボランティアとはなーんにも関係のない女性たちとも知り合い、
さて二次会はどうしようかと、楽しくデレデレ盛り上がっていると、
携帯が鳴った。 でへでへ♪( ̄▽、 ̄*)
Wからだった。
Wもそのパティーには参加しているのにどうしたことかと辺りを見回すと、
ガラスのドアの向こうに立っているWが見えた。
「私、朝まで遊びたいなぁ~♪」と意味深な笑顔を向けてくれた女子や、
「私も行くー♪」と腕を組んできた積極女子に鼻の下を伸ばしつつ、
やんわりとお茶を濁してWのところへ行ったところ、
「これから2人でちょっと話せないかな」と言うのであった。
「今から?」
俺と特別楽しい夜を過ごしたがっている女子があそこにいるというのに?
![](https://pisces.heteml.jp/kao/utt-1.gif)
泣く泣く付いて行った先は、Wの行きつけのクラブの個室であった。
そこでWの空洞化している計画について話をしていると、Wが言った。
「君は知り合いを優先的に雇用することには抵抗があるんだろ?
でも今君がやってることは、
あの大勢のフレンズの暮らしを支える為の会社作りじゃないか。
矛盾してると思わないかい?」
( ´・、ゝ・ )
なるほど。
「俺が抵抗するのは、シガラミの裏事情で、
必要のない名ばかりの社員を雇うことだよ。
フレンズの場合は、生きてゆく為の新しい道が必要だし、
彼らにはそれぞれ情熱も経験も資格も才能もあるし、
適材適所となる環境を整えて、意欲的に仕事をしてもらいたいと思ってるよ。」
「まだ14名も余ってるけど
みんなの適性に合わせてたら儲かる仕事なんか出来ないんじゃないのかい?」
「適性のない人なんかいないよ。
既に開花している人と、まだしていない人の違いはあるだろうけど。
それに、14名は余ってるんじゃないんだ。
むしろ人が足りないから、
環境が整うまで待機してもらってるんだよ。」
心配無用( ̄ー´ ̄)ふ~フッフッ♪
するとWは、グラスの酒をグイッと開けてこう言った。
「それなら僕も言いたいことがある。
実は、助けて欲しい人たちがいる。
君の言うシガラミ雇用になるかどうか分からないけど・・・。」
そう言って話し出したW。
大学生の時、Wは父と別の生き方を模索して内緒で会社を創ったことがあった。
(Wにとって、W父と無関係な成功を収めることは永遠のテーマなのだ。)
会社自体は小さいながらも順調に発展していったのだが、
その後、父親の後を継ぐことが正式に決まって、
会社の存続について考えている時
社内の人間関係のゴタゴタが何かと表に出るようになり、
そのような状態を嫌ったWは、
会社を故意に倒産させたことがあったらしいのだ。
しかしWはずっとその時の従業員のことを気にしていたという。
その時の人々が今どうしているのか、
もし仕事を探している人がいたら、
なんとかこの計画の中に候補として入れて欲しい、ということであった。
「分かった。
とにかく今の様子を調べてみるよ・・・・・・。
そーゆーことで、この続きは、その結果を見てからだな。
ところで今から、あっちの二次会に合流する~?」 v(`・▽・´*)♪
「いいとも!」(*´・、ゝ・ )v くすっ。
ってことで、めでたく俺を待ち焦がれていた女子たちと、カラオケで再会♪
![](https://pisces.heteml.jp/kao/lala-w.gif)
====================================
酔ったW。
いつもは洋楽しか唄わないのだが、何を思ったかその日は、
『にんげんっていいな』を唄った。
◆ 因果性も起死の基なれ 行合(ゆきあい)の空
↓
因果応報を悪いこととして捉えるばかりでなく縁を好転させる基としたいものだね、
と、夏と秋のふたつの季節に跨っている空を見ながら思ったよ。
![](https://pisces.heteml.jp/kao/cha-niko.gif)
それはこの数カ月のことである。
フレンドWと俺が共に始めようとした内容は、進行するにつれ、
Wの管轄と俺の管轄に分けて進めることが相応しいと思われた。
W父はWが新しいことを別の器で始めることに納得していない。
W家が関与する様々な企業の器の中で出来るはずだ、というのだ。
しかし俺の管轄については、既にある器には容れない、ということが
新しい可能性への足がかりだと考えていた。
だから俺は俺の管轄の中でどんどん物事を進めていた。
どんどんO( ≧▽≦)/♪どんどん♪
ひと足早く動き出してもらったフレンドHの事業(の前身)は好調で
予想以上の成果を出した。
そこで、我が家にやってきた18名の中から、個性・経歴・資格などによって
4名をHのグループにつけたところ、これまた確実にプラスを出した。
こうして生活のメドが立ったHであるが、
運命的な出会いが訪れ、早くも再婚することに!
相手の女性は、以前Hが住んでいた地方都市で幼稚園の先生をしていた人で、
H太もよく知っているセンセーだったらしい。
数年の時を経て、東京で再会し
(Hはセンセーを全く覚えていなかったが、センセーがH太のことを覚えていて
父子で歩いている時に、道端で声をかけられたのだという。)
そこでHもセンセーも、あっという間にお互い結婚を意識したという。
今ではHは我が家から出て、新しい妻と息子のH太と3人で暮らしている。
先日はHの結婚を祝うパーティーが行われた。
パーティーには音楽仲間も呼んで俺とフレンドA・Bで演奏したり歌ったりした。
久々に、仕事やボランティアとはなーんにも関係のない女性たちとも知り合い、
さて二次会はどうしようかと、楽しくデレデレ盛り上がっていると、
携帯が鳴った。 でへでへ♪( ̄▽、 ̄*)
Wからだった。
Wもそのパティーには参加しているのにどうしたことかと辺りを見回すと、
ガラスのドアの向こうに立っているWが見えた。
「私、朝まで遊びたいなぁ~♪」と意味深な笑顔を向けてくれた女子や、
「私も行くー♪」と腕を組んできた積極女子に鼻の下を伸ばしつつ、
やんわりとお茶を濁してWのところへ行ったところ、
「これから2人でちょっと話せないかな」と言うのであった。
「今から?」
俺と特別楽しい夜を過ごしたがっている女子があそこにいるというのに?
![](https://pisces.heteml.jp/kao/utt-1.gif)
泣く泣く付いて行った先は、Wの行きつけのクラブの個室であった。
そこでWの空洞化している計画について話をしていると、Wが言った。
「君は知り合いを優先的に雇用することには抵抗があるんだろ?
でも今君がやってることは、
あの大勢のフレンズの暮らしを支える為の会社作りじゃないか。
矛盾してると思わないかい?」
( ´・、ゝ・ )
なるほど。
「俺が抵抗するのは、シガラミの裏事情で、
必要のない名ばかりの社員を雇うことだよ。
フレンズの場合は、生きてゆく為の新しい道が必要だし、
彼らにはそれぞれ情熱も経験も資格も才能もあるし、
適材適所となる環境を整えて、意欲的に仕事をしてもらいたいと思ってるよ。」
「まだ14名も余ってるけど
みんなの適性に合わせてたら儲かる仕事なんか出来ないんじゃないのかい?」
「適性のない人なんかいないよ。
既に開花している人と、まだしていない人の違いはあるだろうけど。
それに、14名は余ってるんじゃないんだ。
むしろ人が足りないから、
環境が整うまで待機してもらってるんだよ。」
心配無用( ̄ー´ ̄)ふ~フッフッ♪
するとWは、グラスの酒をグイッと開けてこう言った。
「それなら僕も言いたいことがある。
実は、助けて欲しい人たちがいる。
君の言うシガラミ雇用になるかどうか分からないけど・・・。」
そう言って話し出したW。
大学生の時、Wは父と別の生き方を模索して内緒で会社を創ったことがあった。
(Wにとって、W父と無関係な成功を収めることは永遠のテーマなのだ。)
会社自体は小さいながらも順調に発展していったのだが、
その後、父親の後を継ぐことが正式に決まって、
会社の存続について考えている時
社内の人間関係のゴタゴタが何かと表に出るようになり、
そのような状態を嫌ったWは、
会社を故意に倒産させたことがあったらしいのだ。
しかしWはずっとその時の従業員のことを気にしていたという。
その時の人々が今どうしているのか、
もし仕事を探している人がいたら、
なんとかこの計画の中に候補として入れて欲しい、ということであった。
「分かった。
とにかく今の様子を調べてみるよ・・・・・・。
そーゆーことで、この続きは、その結果を見てからだな。
ところで今から、あっちの二次会に合流する~?」 v(`・▽・´*)♪
「いいとも!」(*´・、ゝ・ )v くすっ。
ってことで、めでたく俺を待ち焦がれていた女子たちと、カラオケで再会♪
![](https://pisces.heteml.jp/kao/lala-w.gif)
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酔ったW。
いつもは洋楽しか唄わないのだが、何を思ったかその日は、
『にんげんっていいな』を唄った。
◆ 因果性も起死の基なれ 行合(ゆきあい)の空
↓
因果応報を悪いこととして捉えるばかりでなく縁を好転させる基としたいものだね、
と、夏と秋のふたつの季節に跨っている空を見ながら思ったよ。
![](https://pisces.heteml.jp/kao/cha-niko.gif)