J子が昼飯を奢れと言うので、一緒にステーキの店へ行った。
席に就くと、何処かから視線を感じた俺。
ふと見渡すと、少し離れた斜め向かいの席にNさんが居て、
男性と食事していた。
Nさんと俺は、最初はチラチラとお互いに視線を合わせていた。
しかし、そのうちJ子とボーイズの話になり、
俺はNさんのことも忘れて話に夢中になっていた。
すると、メールの着信音が鳴った。そのメールはNさんからだった。
ふとNさんの席を見ると、そこにはもうNさんは居なかった。
--- 昨日返事待ってたのに~。
1時間後に○○のカラオケBOXで会わない?
Nの名前で部屋取っておくから、来てね。----
俺 「J子、この後何か予定あるのか。」
J子 「食べたら帰る~。駅まで乗せて~。」
俺 「分かった・・・。」
--- じゃ、後で。--- (送信)
:::::::::::::::::::: カラオケBOX ::::::::::::::::::::
部屋に入ると、照明は薄暗く、Nさんは既に飲んでいた。
Nさん 「さっきの人、ダ~レ~?カノジョ~?」
俺 「友達ですよ。」
Nさん 「テイネイ語は止めて。」
俺 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
俺 「・・・昼間から酒・・・。」
Nさん 「ふふ・・・。さっきの人ね~、モトカレ。1課の、Hさんのカレだった人。
計上してくれるって言うから、また会っちゃった。朝一番で105万♪」
俺 「・・・ただの噂じゃなくて、事実だったんだ。」
Nさん 「そ。本当!部長も、2課長も、やってくれるの。」
私が、 "辞める"、って言う度に、
"君は営業に向いてる。自信が付くまで代わりに計上してあげる。" って。
その代わり、計上になったら、その後デートするのが条件(笑)。」
俺 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
Nさん 「経理のL美ちゃんって知ってる?」
俺 「・・・・・・うん。」
Nさん 「あの子、S君のこと好きなんだってーっ!(笑)。
もし、『お友達になって下さい!』って言われたら、ド~スル?」
俺 「ん~。・・・・・・・・・・・なると思うよ。」
L美ちゃんは親切でユーモアがあり、仕事熱心な真面目な子なのだ。
Nさん 「ほんとに~?!
だってあの子、ハリセンボンの人に似てるじゃなーい(爆)(爆)。
・・・・・私たちはっ、もう友達だよね~?ね?!」
ピッタリ俺にくっついて笑顔を向けるNさん。
見れば見るほど、造形的に美しい顔立ちである。
Nさん 「このまま眠りたい気分・・・。」
そう言って、目を閉じるNさん。
Nさん 「ねぇ~・・・女の人から・・・ホテルに誘われたことある?」
俺 「・・・うん・・・。」
Nさん 「そういうのって・・・どう思う?」
俺 「う~ん・・・・・・・・・・。」
Nさん 「女だって欲望はあるんだから~。
ステキな人に抱かれたいって思うのは自然でしょ?」
益々ピッタリ俺にくっついて、笑顔を向けるNさん。
美人~・・・。
俺 「もう時間なんで、今日は、もう。」
Nさん 「なんの時間?デート?」
俺 「仕事(笑)。」
Nさん 「どんな仕事?私もその会社で働こうかな。今の会社、辞めたいの。」
俺 「う~ん・・・・・・。その前に、異動してみたらどうかな・・・・・。
君は、・・・・・営業には、向いてないと思うよ。」
Nさん 「やっぱり?!そう思う?!・・・やっぱり・・・。・・・やっぱり・・・。」
と言ってる間に、Nさんの目から大粒の涙がボロボロッと落ちた。
Nさん 「やっ・・・やだっ、なんで涙が・・・、やだ~・・・(笑)。」
Nさんは笑いながら泣いて、そのうち徐々に本格的な泣きモードになって、
「ほんとに、もう辞めたいの、もう辞めたい・・・。」と繰り返した。
席に就くと、何処かから視線を感じた俺。
ふと見渡すと、少し離れた斜め向かいの席にNさんが居て、
男性と食事していた。
Nさんと俺は、最初はチラチラとお互いに視線を合わせていた。
しかし、そのうちJ子とボーイズの話になり、
俺はNさんのことも忘れて話に夢中になっていた。
すると、メールの着信音が鳴った。そのメールはNさんからだった。
ふとNさんの席を見ると、そこにはもうNさんは居なかった。
--- 昨日返事待ってたのに~。
1時間後に○○のカラオケBOXで会わない?
Nの名前で部屋取っておくから、来てね。----
俺 「J子、この後何か予定あるのか。」
J子 「食べたら帰る~。駅まで乗せて~。」
俺 「分かった・・・。」
--- じゃ、後で。--- (送信)
:::::::::::::::::::: カラオケBOX ::::::::::::::::::::
部屋に入ると、照明は薄暗く、Nさんは既に飲んでいた。
Nさん 「さっきの人、ダ~レ~?カノジョ~?」
俺 「友達ですよ。」
Nさん 「テイネイ語は止めて。」
俺 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
俺 「・・・昼間から酒・・・。」
Nさん 「ふふ・・・。さっきの人ね~、モトカレ。1課の、Hさんのカレだった人。
計上してくれるって言うから、また会っちゃった。朝一番で105万♪」
俺 「・・・ただの噂じゃなくて、事実だったんだ。」
Nさん 「そ。本当!部長も、2課長も、やってくれるの。」
私が、 "辞める"、って言う度に、
"君は営業に向いてる。自信が付くまで代わりに計上してあげる。" って。
その代わり、計上になったら、その後デートするのが条件(笑)。」
俺 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
Nさん 「経理のL美ちゃんって知ってる?」
俺 「・・・・・・うん。」
Nさん 「あの子、S君のこと好きなんだってーっ!(笑)。
もし、『お友達になって下さい!』って言われたら、ド~スル?」
俺 「ん~。・・・・・・・・・・・なると思うよ。」
L美ちゃんは親切でユーモアがあり、仕事熱心な真面目な子なのだ。
Nさん 「ほんとに~?!
だってあの子、ハリセンボンの人に似てるじゃなーい(爆)(爆)。
・・・・・私たちはっ、もう友達だよね~?ね?!」
ピッタリ俺にくっついて笑顔を向けるNさん。
見れば見るほど、造形的に美しい顔立ちである。
Nさん 「このまま眠りたい気分・・・。」
そう言って、目を閉じるNさん。
Nさん 「ねぇ~・・・女の人から・・・ホテルに誘われたことある?」
俺 「・・・うん・・・。」
Nさん 「そういうのって・・・どう思う?」
俺 「う~ん・・・・・・・・・・。」
Nさん 「女だって欲望はあるんだから~。
ステキな人に抱かれたいって思うのは自然でしょ?」
益々ピッタリ俺にくっついて、笑顔を向けるNさん。
美人~・・・。
俺 「もう時間なんで、今日は、もう。」
Nさん 「なんの時間?デート?」
俺 「仕事(笑)。」
Nさん 「どんな仕事?私もその会社で働こうかな。今の会社、辞めたいの。」
俺 「う~ん・・・・・・。その前に、異動してみたらどうかな・・・・・。
君は、・・・・・営業には、向いてないと思うよ。」
Nさん 「やっぱり?!そう思う?!・・・やっぱり・・・。・・・やっぱり・・・。」
と言ってる間に、Nさんの目から大粒の涙がボロボロッと落ちた。
Nさん 「やっ・・・やだっ、なんで涙が・・・、やだ~・・・(笑)。」
Nさんは笑いながら泣いて、そのうち徐々に本格的な泣きモードになって、
「ほんとに、もう辞めたいの、もう辞めたい・・・。」と繰り返した。