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リバーシブルの生地で手作りスリング … 画像19枚で作り方を

2010-12-07 | 身の回りの小物 手作り
『スリングを作ってあげようと思う』と 近く初孫が生まれる妹に言っても スリングを知らないし、言葉で説明しても全くイメージがわかないようです。

私も我が家の孫ちゃん1が生まれるちょっと前に 面白い抱っこ布に赤ちゃんが気持ちよさそうに入っているなぁと気がついたのが初めてでした。

友人に話しても 知らないというし。

しかし、このスリング なかなかの優れものです。 スリングに入るとぐずっていた赤ちゃんがおとなしくなるし よく寝るのです。

抱っこしている大人との密着感がいいのでしょう。

スリングの原型はアフリカだとか。 

我が家の孫ちゃん1が生まれた前後は このスリングに入った赤ちゃんをよく見かけましたが、最近はスリングに入った赤ちゃんより ベビーカーに乗せられた赤ちゃんの方をよく見かけるようになりました。

たぶん JRや私鉄でのベビーカーが解禁になったからかもしれません。

夏の暑い時の抱っこは ちょっと辛いものの ベビーカーで路面に近い位置に座らせられたり 寝せられたりするより はるかに赤ちゃんの健康にはいいように思います。

はてさて前置きが随分長くなってしまいましたが、 今回 スリングを作る工程を写真に収めました。

簡単なので 是非手作りで世界に一つしかないわが子やお孫ちゃんへのスリングを作って差し上げればいいと思います。


 材料 

 スリング用布:110cm幅で2m10cm (幅は110cmがベスト 丈は2mあれば大丈夫です) 

 木綿で伸縮しないもの。 生地が厚くなるとリングを通すのがちょっときつくなります。

 生地のイメージとしては 紳士物のワイシャツの厚さぐらいと思っておけば大丈夫だと思います。 あるいは フラットシーツ程度の地の詰まったもの。

 生地の目が粗いと強度の面で不安です。

 スリング用リング:2個  リングがプラスチックのものも強度に不安があります。

 リングは金属の接ぎ目のないものでリングの断面が丸だったり 少々平たく潰してあったり色々ですが、滑りにくいし、体への当たりがソフトな平たい方がお勧めです。

 肩に当たる部分に入れるドミット芯:18cm×30cm


 作り方 


今回はテール部分を額縁仕立てにしたので その額縁の作り方から写真をとってあります。

画像はクリックすると拡大画像が別窓で表示されます。

 まず布を一度水に通して 色落ちしたり 縮んだりしないかをチェックします。 外国産の生地を使う場合は この工程は必ずしたようがいいでしょう。

  布が乾いたら 立ち目の部分の布目を通します。 斜めに裁断してあったりした場合は 糸を抜いて地の目を揃えながら アイロンをかけましょう。 

 下準備した布のイメージ図です。

 裁ち目の片方を2㎝ぐらいに折ります。 そして次に10㎝に折ってアイロンで折り目をつけます。 両側の耳も10㎝に折ってアイロンをかけます。

  裁ち目の始末は片方だけです。

 最初に額縁を作ります。
 折った線にチャコペンシルで補助線を入れ(青い点線) 二つの青い線が交わるところを通る線を図のようにひきます(赤い点線)



 裁ち目は2㎝の幅で一折りしてあるので 実際には 下のようになります。


 赤い線の部分をbを折山にしてaとcを待ち針で止めます。

 待ち針を打った後、赤い線の部分をミシンで縫います。最初と最後は必ず返し縫いをします。

 三角部分をミシンを縫った位置から1cmの縫い代を残して切り落とします。



 1cmの縫い代をアイロンで割ります。 縫い代の先の小さな三角部分も綺麗に開いて折ります。



 表に返してアイロンで形を整えます。 印通りに縫えていれば 両端から10㎝の幅で額縁が出来ているはずです。

 

この折った部分(三つ折りと二つ折り)に端ミシンをかけるのですが、大変長い距離をミシン掛けするので、上と下の布がずれないように待ち針の代わりに両面接着テープかメルティングヤーンで仮接着させるとミシン掛けが簡単で綺麗にできます。

 10cmに折り上がった部分を端ミシンをかけます。(最初は反対方向の裁ち目の部分からミシンをかけ始め、二つの角をまわってもう一方の裁ち目で縫い終わるようにします)

 端ミシンをかけ終わったところです。

 裁ち目のまま側を中表に半分に折り(端から50cmぐらいまで)折った状態で布幅を計ります。 およそ40センチ前後になっているはずです。

その寸法を5等分し、5等分した倍の寸法を輪から二つとります。 そうすると下の図のようになるはずです。

裁ち目からおよそ20㎝ぐらいをミシンをかけます。(最初と最後は返し縫い)

 この図は半分に折った寸法が45cmで計算して印してあります。

 ミシンで縫った後、 縫った部分をアイロンで開いて畳みます。

 畳んだ状態を断面で見た図です。

きれいに畳んだ後、裁ち目の部分を1㎝の縫い代でミシンをかけます。



 18cm×30cm程度のドミット芯(キルト芯)を準備し、1cmずらして半分に折ります。



ずらした状態で 重なった部分の粗ミシンをかけます。

 の裁ち目の1cmの縫い代とドミット芯のずれている部分を重ねてミシンをかけてとめます。



 反対側に折り返して アイロンで折り目を抑えます。



 畳んだ部分から手を入れて 表に返します。



 スリング用のリング2個をドミット芯が入った部分から入れて端から25cm前後のところで折り返します。 (肩当てになります)



 肩当ての部分が折り返した側の中心に落ち着くように待ち針でとめてから、ミシンをかける前にしつけ糸で抑えます。



ミシンで縫いつけますが、チョークなどで縫うラインを印しておけば ずれずに縫いやすいでしょう。

 ミシンでしっかりと縫いつけます。

 この縫っている部分だけで、赤ちゃんの体重を支えるので ミシン目がほつれたり 生地が破れたりしないようにしっかりと縫いつけます。





 こちらはおまけのベビー用多目的布です。



リバーシブルプリントの生地を正方形にカットし、四隅を額縁仕立てで仕上げました。

おくるみ代わりや 外出先でのシート代わりなど 色々と使えるようにとの思いで作りました。




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