
縫い始めたのは、先週の土曜日
今朝、袖と身八つ口の閂止めが終わって、完成
半年以上チクチクと和裁に没頭していなかったので、楽しい時間だった
この着物は、麻の織り柄だが、少しポリエステルが入っているような感触

昔の人は、ポリエステルをテトロンと商標名で言っていたので、巷ではテト麻と言われている
袖丈が五分私の好みには短くて、ギリギリで五分出した
前幅は、仕立て直しだし、お茶の稽古ぐらいしか着ないだろうと思い、下前と上前の前幅に二分の差をつけた。
下前が広すぎるのは、動きにくい
上前がぴったりサイズだと、お点前の時、膝の辺りが気になる
そこで上前だけ二分広くすることにした
衿付け寸法を計算して、衿と掛け衿の寸法をはかってまると、掛け衿が短い😢

私は掛け衿の寸法は衽下がりの位置から三寸下がったところまでと決めている
衿の繰越が八分、つけ込みが八分、衽下がりが六寸、さらに四寸近い長さが必要になるのに、掛け衿は1尺一寸を切る長さしかなかった
そこで、摘み掛け衿にして、内側に掛け衿を挟み込んで、足りない分は、共布の三つ衿芯になっていたので、三つ衿芯から持ってきた
継ぎは、薄手の接着テープで上から貼って、動かないようにしてみた
仕立て直しは、とても面倒な針仕事だけど、パズルをはめ込んでいくような面白さもある
これで着れない布が一枚減り、着る物が一枚増えてしまった
いいのやら悪いのやら、断捨離にはなっていない😅