先月末から、琉球絣の仕立てにとりかかっています
湯通しを頼んだ時から、胴抜き仕立てにしようと決めていたのですが、背伏せのテープを準備し忘れていました
オカダヤ系列の手芸店に電話で取り扱いを確認すると、正絹は取り扱いなし
蒲田のユザワヤで以前買ったことがあったので、書道の筆などもついでに買いましょうと出かけました
ところが、色がありません
胴裏と同じ白で包むことも考えましたが、白も在庫切れ
徒労に終わりました
帰宅して、背伏せのストックを見ても、やはり白は無し
もちろんネットでも探したのですが、背伏せ一つ買うのに、バカみたいにお高い送料が設定してあります
ベンベルグの白があるので、異素材ですが、これでしましょうと一旦は決めました
でも、ここで一つ手抜きをすると、これから先どんどん手抜きをしてしまいそうです
やはり思い直して、京都のいとやさんに電話をしました
いとやさんは和裁関係ならほとんどの物が揃えてあるし、背伏せも何種類もあります
琉球絣なので少し厚めの背伏せぬのがいいかなと思っての相談でしたが、リボン背伏せを勧められました
リボン背伏せは、私も好きな背伏せです。何しろ縦に反物を裁断して作ったテープでないので、地の目が通っていますし、ほつれません
いとやのウェブサイトは、あまり親切なサイトではないのですが、ご主人はとても親切な方です。
私はここで椅子式の和裁台を作ってもらったのですが、もう14年も前の事になります
それでも顧客名簿と購入履歴はすぐにわかるようになっているらしく、名前を言えば、過去に買ったものや 住所なども直ぐにわかります
今回も裁ち台の話までしてしまいました
折角なので、追い追い無くなりそうなものをついでで注文しました
写真の物が全てで、送料込みで4千円ほどになりました
送料は二百円ほどでした
私はプロの仕立て士ではないので、いとやさんからそんなに頻繁に買い物はしないのですが、買うたびにお値段が上がっているような気がします
どんどん仕立てをする人も数も減って、メーカーさんも単価を上げざるをえないのでしょう
つくづくマイナーな趣味だと思うこの頃です
プロの方はもっと大変な事でしょう
今回は買ったものに一つずつお値段を書き込みました
次回と比較するためです
今朝外に出ると、昨夜の荒らしで満開になる前の桜が風にちぎられて地面で濡れていました
来週あたりから日中の気温も一気に上がりそうです
胴抜き袷をこれから頑張って仕立て上げても、この春に袖を通すチャンスがあるのかなぁとも思うものの、頑張りましょう