DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

泣きたい夜もある

2005年11月29日 05時20分37秒 | Weblog
「泣きたい夜もある」は、柴田が大学生の頃、つまり今から20年ぐらい前に、日曜日の夜10時から30分間放送していた、オムニバス形式のテレビ番組の題名なのです。柴田にとってはとても印象に強く、再放送やビデオの販売を期待しているのですが、未だ音沙汰がありません。調べたところ、1993年にJTドラマBOXとして放送されていたようです。
30分で一話完結、登場人物は2人だけ、場面も2カ所ぐらいに限定され、非常に中身の濃いドラマになっています。人生や恋愛がテーマなのですが、誰もが経験しそうなテーマを丁寧に優しくでも率直にドラマにしていて、とてもとても共感が持てる内容でした。今の安直ドラマとは比べ物にならないぐらい、中身の濃い、見応えのある30分間でした。
話の途中は、結構やきもきして、破局的な内容なのですが、最後にはハッピーエンドが多かったので、日曜の夜中、目頭を熱くしながら「あーあ、生きてて、良かった!」と思える内容になっています。また、話のどこかに橋が登場し、「大切な人への架け橋」「明日の希望への架け橋」のイメージが表現されています。
最終回は極めつけで、結婚式場の花嫁控え室で、大鏡の前に座る花嫁役の若村麻由美の後ろ姿だけをじっと見つめ、延々独り言や回想などを話すだけで、それで30分間が緊張感で満たされています。静止画的な映像に台詞だけのシーンですが、これがまた良いのです。結婚式場で、最後の最後、人生をかけて嫁ぐ花嫁の葛藤を、細やかに見事に表現しています。もう、最高です。こればかりは、はずかしげもなく「そうねそうね、そうだよね」と泣きながら見ておりました。
だれか、ビデオとか持っていたら、是非、貸してほしいと思うのでした。
この泣きたい夜もあるは、あまりに記録が少ないので、思いついたとき、別の話を紹介したいと思います。

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