DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

山に登るということ

2005年09月11日 06時07分03秒 | Weblog
柴田は、仕事と趣味の境界が明確でないので、PCと図書は両方の意味があって、実は趣味らしいものは、あまり無い。強いて言えば、軽登山かなと思う。岐阜は山がちの地域なので、山は沢山ある。しかし、探検ではないので、整備されていない山登りをする気はなく、あくまで散策に毛の生えた軽登山である。
岐阜地域は砂防ダム近辺が整備された「何とかの森」と言うのが沢山あって、登る山には事欠かない。どれも登山経路が明確に指示してあって、道に迷うことが無いし、長くても数時間で山頂に到着できる。山頂と言っても300m以下ではあるが、濃尾平野の北の端にある岐阜近郊では、南に視界が開け、気分が良いものである。
実は、昨日も各務原の「自然遺産の森」に言ってきた。ここはお勧めである。車でアプローチを入ってゆくと、完全に整備された芝生の広場と山並み、移築された豪農の屋敷が並び、タイムスリップしたようが気になってしまう。まだオープンして間もないようだが、非常にきれいな状態で、これまでの中では最高である。どうも、常勤の管理者の方がいるようで、納得できる。
色々な森に入るが、多くは予算があって作ってみました状態で、後は整備や保守が続かずに、朽ちてゆくだけと言うところが多いが、ここだけはそうならないでいて欲しい。よく言われることであるが、何かを作ることは出来ても、それを維持することは難しい。この維持というのは、そのままにすることではなくて、常に変化してゆくことが求められるのである。つまり、放置は後退であって、変化こそ維持なのだと言える。変化してこそ、時代の流れの中で維持が出来るのだろうと思う。だから、たとえ芝生が枯れても、それを補うような工夫が求められている。
しかし、私たちの家族はこのような山に入るが、殆ど他人に会うことがない。まあ、老夫婦をたまに見かけるだけで、すっきりと空いている。柴田は、混雑が大嫌いだからこそ、山に来るのであるが、このすばらしさに気づかないのはもったいないと思ってしまう。別に、楽しいアトラクションがあるわけではないが、絶対的多数の昆虫や動物や植物の中に身をおいて、異なる生物の中に入ることで、生き物としてヒトとしての気持ちが取り戻せるような気がするのである。
ショッピングモールも良いが、たまには人間に会わずに、自然の中で静かに歩いていると、大きな気持ちになれるかもしれない。

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