DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

研究開発の事業化について

2005年08月13日 07時11分39秒 | Weblog
柴田の考えでは、研究開発は社会を動かせるかどうかがその価値を決めると思っています。つまり、社会の問題を解決するような技術、社会が求める製品の開発などが、重要な要件になります。そうすると単に研究室で研究開発して論文を書くだけではなく、研究開発成果を社会に出すことが必要になります。そのときに、事業化を考えることになります。簡単に言うとベンチャー企業ですね。自分には無関係と思っていましたが、ちょっと考えるところがあって、色々情報収集してみました。
まずは、事業化しようとするときの心構えをまとめてみました。(受け売りです)

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1:展開しようとする事業計画
まず、出来る限りの情報収集と冷静な分析に基づいた、事業計画が必要。具体的には、自分と事業の本当の目的、ビジネスモデルとしての利益を生む仕組み、モデルを成立させる条件、前提条件の実現確率などを資料としてまとめる。

2:事業計画が失敗した場合の対応
見通しが間違った場合、どこで引き返し、どこで諦めて、影響がどこまで出るかを、予め想定しておき、致命的な損害を受けないようにする。少なくとも、自分や家族や学校に、迷惑をかけないようにする。

3:事業化にあたっての勉強
狭い技術面だけでなく、会社を運営して利益を挙げるために必要な、一通りの知識を持ち、主体的に事業化に携われるようにする。これにより、事業の状況を正確に把握し、危機を回避したり出来る。

4:事業化にあたっての組織
企業は多くの人々の協力が必要になるため、目的に応じた組織を構成する。これには、様々な形態があるが、利益を追求するのであれば、上場を前提とした株式会社とする。

5:事業化にあたっての資金
事業を行うためには、利益が上がったにしても、それまでのある程度の運転資金が必要である。事業を主体的に進めるためには、自己資金を拠出して、ある程度のリスクを負う覚悟が必要である。

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