卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

将棋

2008年10月22日 | 卯月の雑感
今月から新しい仕事を始めた。

市の生涯学習課主催が「放課後子ども教室」の学習アドバイザーを募集していた。
幸い幼児教室の曜日とかぶっていなかったので応募したら、
よっぽど人出が足りないのかその場で採用され、2年生担当になった。

「放課後子ども教室」は、内容的には学習塾と学童保育が合体したような物で、
現在市内の2校で行われている。
近々、もう1校がスタートする予定で、今後は更に増やしていくらしい。
私の担当はT小学校で水曜日と金曜日。

で、今日の事。
3時に会員になっている子ども達がやってきて、宿題と生涯学習課が用意したプリントを終わらせると、
それぞれ折り紙やペーパークラフトなど自分の好きな事をして過ごす。

K君、この子は2年制の割りに落ち着いていて、話し方も妙に大人びている。
K君は宿題もプリントも手際よく終わらせて、将棋を並べていた。
Y君は愛嬌があってとっても子どもらしい子なんだけど、
落ち着きが無いというか何というのか、集中して学習を終わらせる事が出来ない。
気が付くと、宿題をやりながらK君と将棋をしようとしていた。
「勉強が終わってからだよ。」と声をかけたら、
将棋は止めたけど宿題がなかなかはかどらない。
待ちきれないK君は私に「やろうよ。」と言ってきた。
子どもの頃、兄や弟と遊んだ事があるので出来なくはない。
「弱いけどいい?」
と二人で将棋を始めた。
しばらくすると、私の陣地の中にK君の駒が4つ位入ってきている。
しかも、始まってすぐにK君の角の対角線上の歩を取られて、ぼ~っとしてたら角で飛車を取られた。
「やったぁ、二枚飛車だ~。」とか「僕は囲い将棋はしないんだ。」とか、プロい事を言っている。

ひたすら守って逃げていたけど、どうせ負けるなら少しは攻めようと攻撃に出たらあっけなく勝ってしまった・・・。
うまくいけば後2手で勝てるかな?と思っていたけど、実は既に王手で逃げようがない状態になっていた。
私はそれに気が付いていなかった。そんな程度。

「あれ、勝った??」

妙に大人びて見えたK君は、「あ~、ちょっと真剣にやらなさ過ぎた~~。お父さんとやる時みたいに本気でやれば良かった~~。」と言った。
うふふ~、なんだ、やっぱりかわいいお子ちゃまだぁ。
大人げなく勝っちゃってごめんね~。

子どもの頃は本将棋より回り将棋や山崩しが好きだったけど、結構面白かった。




なんだか嵌りそう・・・。