多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

世田谷区「大蔵氷川神社」

2013年01月20日 | 神社
大蔵氷川神社 

鎮座地 大蔵6-6

祭神 素盞嗚命(すさのおのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 永安寺

例大祭 10月2日

解説 
大蔵村の鎮守。

暦仁元年(1238)江戸氏が武蔵一宮氷川神社のご分霊を遷したのが創建という。

天文年間(1532~55)には松井坊なる山伏が奉祀し修験道の道場になった。

永禄8年(1564)の棟札が伝わり
「武蔵国荏原郡石井土郷大蔵村氷川大明神第四ノ宮」と記されている。

明暦2年(1656)再建。

本殿は文政7年(1825)の築で、
現川崎市の上平間村の大工、渡辺喜右衛門源暁の作。

彫刻は渡辺徳次郎源棟績の作である。

数点伝わる棟札とともに、世田谷区の有形文化財に指定されている。

また社宝として幕末頃の当社周辺を画いた「板絵着色大蔵氷川神社奉納絵図」が伝わる。

喜多見・宇奈根の氷川神社とともに三所明神と言われる。