大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

イベント屋風

2005年09月08日 | イベント屋風
「疲れ」というものも、極限状態になると、なぜか逆に覚醒してしまい、眠くなくなることがある。
この忙しすぎる、ここ数日の間に、ブログを更新できるのも、こういった理由。
なんとなく、クールダウンしないと、床につくことができない。

知多から帰った、一日の間に、こんな会話が続いた。


「明日、10月の○○祭りの打ち合わせなので、来てもらわないと…」
…これは、組合の事務のSさんからの電話。
組合での、祭りの出し物の「ミニ上棟式」用の小屋の段取りのことだ。

「こんどの、収録の打ち合わせですが…」
…これは、今度某TV局のKディレクターからの電話。
近々、私たちのことを、またまた取り上げてくれるということで、間もなく迫った「ロケ」の下打ち合わせだ。

「10日の講演会の詳細分かりますか?」
…これは、とあるイベントで某「SとMの家(イニシャルでかくと何か変)」の親方と、棟梁が、その建築のことを語るという、非常に興味深いもの!
そのことについての問い合わせだ。
(私より、本人に直接聞いていただいたほうが…)

そして、その電話を受けたとき私は、某市のみなと近くのイベント、設営などを行う会社、「E」さんの倉庫にいて、
「んで、本番は16日なので、15日丸一日使えるといいんだけど、午後は、クライアント(発注者)が設営するんで、なんとしても午前中には…」
と、担当のTさんと打ち合わせていた。

家に帰ると、「今度のコンサートの案内、こんな感じで…」
と、音楽教室を営むカミさんに、言われる始末。
(あ、そうだ、PA(音響機材等)とピアノ調律の段取り、しておかないと…)

会話だけ聞くと、とうてい大工とは言えまい。
まして、大工風でもなく、完全にイベント屋(風)である。

もともと、イベント業は、全く縁が無かった訳ではなく、20代半ばは、仲間と、小さいながらイベント業を営んでいた。
事業所を解散して、大工になってからも、「花火大会」や「秋祭り」など、「人不足」の折には、よく応援の声がかかったものだ。


さて、今回は、H川氏なる人物に、まんまとはめられた。
イベント用に「茶室」を組んでほしいと軽く言われ、ううん、なんとかなるやろ、と気楽に返事し、蓋をあけて見てびっくり!
「なんじゃああ!こんなん、”一人で、半日”で出来るわけないやんかあ!」

乗りかかった舟、仕方なく、観音さまたちにありがたく見守られながら、作業を始めるも、とてもとても一人でどうにもならない。
なにしろ、普通に床の間セットを「二つ」も造るという「使命」だったのだ。


☆結局、翌日、「あの人」にまた、応援に来てもらうことになったのだ。