大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

にぎやかな現場。

2006年09月30日 | 屁理屈と愚痴
晴天つづきの3日間。
屋根の葺き替え工事。
有難いことに、この3日間晴天に恵まれた。

有難いといえばもうひとつ、この3日間、久々に仲間に応援に来てもらった。
はるかメイプルの国、カナダ○○旅行から帰国したばかりのM田氏と、T橋建築専属?のM井氏(右写真/ファンクラブ立ち上げ中(笑))。そして、初日は、そのT橋氏も。

瓦屋さんも一緒に既存の屋根を剥ぐ。



板金屋さん、塗装屋さん、アルミサッシュ屋さん、外壁貼り屋さん、材木屋さん、などなど、入れ替わりたちかわり打ち合わせや、搬入にやってきてくれる。

とにかく山の中、ど田舎。どのくらい田舎かというと、一輪車にブレーキがついているくらい、ど田舎。(右写真=M井氏/ファンクラブ会員募集中)
施主さんの話では、壁に青大将(へび)が登るとか、茂みには、マムシやヒバカリ(へび)が居るから注意とか…。小型のムカデはもちろん、カメムシとも戦いながら、夕方は蚊と戦いながら。
また、なにやら騒がしいと思ったらデカいムカデ登場…などと。
まあ、なんだかんだで、前回の2階の葺き替えに続く第二弾、1階部分の下地補修も一段落した。



来週から瓦葺きだ。

ただ一つ文句を言いたい。
30年前とはいえ、これを建てた、E産業(仮名)さん。この施工はひどいよ。屋根の野地板は、仮止めのような小さな釘でなんとなく留めてあるだけだし、寸法も無茶苦茶だし、まっすぐなはずのところが、著しく歪んでるし、施主さんの話じゃ、最初から…と。よくこれで(会社の)検査が通ったなと感心する。おかげで、寸法の調整に苦労した。

「欠陥住宅だとか、手抜きだとか言う以前の段階だね」と皆が口をそろえる。
「素人がきて仕事しとったからなあ…」としみじみ振り返る施主さん。
そんなんありかよ~…と思うだろうが、本当の話。
とにかくひどい施工だった。

もし、気があるのなら、今からでもこの現場見に来るがいい、当時のE産業の営業マンさん。







因みに、この部分は、後で別の大工が増築したそうだが、屋根の下地にベニア板を使うと、こんなんになるんだよ。という見本。条件が違うと一概には言えないけれど、この地方では杉の安い板を貼っておくのが一番いいと思う。

おお、珍しく大工の愚痴っぽい日記になった…(苦笑)。






おまけ画像→

木曜の夜は、○の家ネットの総会準備会をかまどの家で開催。
これから冷えるので、七輪。
「しちりんで寒ない(七人の侍)」
と、火を入れるM田氏。

やばい…誰かさんのブログみたいになってきたぞ。



人恋しい季節

2006年09月27日 | 屁理屈と愚痴
他県の事情はあまりわからないが、三重には、多くのタイトルのタウン誌が発行されている。
その中の一つ、知人のKさんが関わっている某誌が、休刊するのだという。
来月はじめの秋号で終わり、あえて廃刊とは言わないとはいうものの…。
昨年から、やっと軌道にのってきたのかと思っていたので、ちょいと残念だが、今後インターネットサイトとして、持続し、情報を発信していくとのことだ。


雑誌には、手軽という魅力。
ネットサービスで500円払うことをしぶっても、ポケット、財布のそこに500円玉があれば、ついつい買ってしまったりするのが雑誌であり、広く言えば、書籍や地図も、いくらネットやカーナビが普及しても、なんらかの形で残っていくとは信じている。
自動車の助手席にさりげなく置いておいたりして、時間が空いたときに読めるよなあ。
なんて思ってたら、最近では携帯端末器で情報が取り出せるので、しかもパケット定額だとかで、料金を気にしないで通信できる。なんとも厄介な時代だ。

新聞で、面白い記事を目にした。
大手コンビニエンスストアが、焼き立てパンの販売を始めるとか…。
そして、別の面には、かのイオンが自社ブランドの試食コーナーに力を入れている…とか。
大手ほど、そういう「顔が見える…」とかいう方向に進み、不思議な時代になったなあ。
みんな本当は、人恋しいんだろうな。

もっとも、雑誌もインターネットも、人が作ったもので、どちらも「人」が関わっているものなんだけど、何が違うのだろうな。


なにか寂しそうな、Kさんに、
「いつか不定期でも出してくださいよ」とエールを送った。

さて、明日から、地元の屋根葺き替え工事の第二期工事が本格化。
忙しくなるぞ。


白い彼岸花

2006年09月26日 | 本音
部屋の窓からふとみると、ポツリ、白い花。

猫じゃらしと一緒に咲いている赤い彼岸花たちから、すこしはなれたところに、白い彼岸花を発見。

空き地の少し小高くなったところに、一本だけ咲く、その花を見て、
「ああ、自分もこんな生き方がいいのかなあ」と妙に感銘を受けた。



よくよく見ると、その花の周りには、やや小ぶりな赤い彼岸花のつぼみが、いくつか寄り添っている。






ますます、「うほほおおお!!!!!こんなの、いいなあああぁ♪」と思いなおした。



とびこめ

2006年09月24日 | 記憶

いろいろ、思い悩んでも始まらない…。



ついに、…

















飛び込んだ!















ダウンレバークラブ・S野ヒロポンさん撮影/宮川にて)

昔、国語の教科書で「とびこめ」ってのがあった。たしかにあった。
なんか、船長の息子だったかが、船のマストの上から、海に飛び込む話。
いったいどんな、いきさつだったかが…、


ううん…思い出せない。

(追記☆「とびこめ」…あとで検索で調べたら出てきました。トルストイの作品で、猿を追いかけてマストに登っていくのだった…)



幼い日に

2006年09月23日 | 記憶
♪石ころ だらけの この道を…
まっすぐ 歩いていくと 親戚のおばさんの家…
(南こうせつ「幼い日に」より)

そういえば最近は未舗装の道路がめっきり少なくなった。
自転車にのって、トラックのお迎え。
先日から「直ったよ~早くとりに来て~」という整備屋さんをずっと待たしていたので、時間のあいた夕方、数キロの道のりを町まで下っていく。

すっかり秋の風景。
田んぼのあぜ道が心地よいので、国道からそれて、こちらを走る。
自然と、冒頭の「幼い日に」が、頭の中を流れてきた。


なんか懐かしいな。
昔は親戚のおばちゃんところへ行くのも、結構冒険だったっけなぁ。
自転車だったり、電車だったり…。そして…、

南こうせつ…
かぐや姫…。

懐かしいなあ。
久々に聴きたいなあ。



「すこし早すぎたかな?」
整備屋さんが4時ころまで留守だと電話で聞いたので、少々時間つぶしに大型家電のKデンキに立ち寄る。

「♪あ~な~たとふたり~…」
店の一番奥のデカいテレビがいっぱい並んだほうから、歌声が聞こえてくるではないか!
BSで「吉田拓郎&かぐや姫 in つま恋 2006」をやってるんだ。

うおおお!奇遇に奇遇。
全くこんなん知らんかった。

そうか、この人らも還暦が話題になる歳になったのか…。
そりゃそうだな。

大相撲中継に切り替わるまでの半時間ほど、偶然に感動しながら、すっかり見入ってしまった。