大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

こんな私でも…

2006年11月30日 | 屁理屈と愚痴
終わった…。









ちょいと疲れたな…。






って、私の人生のことじゃあないよ。
もっとも、人生にも少し疲れてるけどね…。

昨夜は上弦の半月が山に沈むのを見ながらの仕事。
天文に詳しい人ならどういうことかわかるだろうか?
つまり昨夜(正確には今朝未明)は午前様ってこと。
年末も近づき、立て込んでくると、「午前」「午後」というセクションに、「夜」が入り、さらに「深夜」ってのが加わる。
肉体労働に深夜は確かに応えるので、これはあくまで非常手段。
日常これでは体がもたない。

というわけで、やっと一つ、現場が片付いて、今日撤収。
暗くなってから、道具を全部トラックに詰め込み、また次の現場へ…。
次の現場は鈴鹿インターの近く。
本当は、今月はじめころから行くつもりだったのだが、予定がどんどんずれ込んで、ようやく明日から。
夜、その現場へ、とりあえず出向いた。
少しだけでも道具を運んでおき、また、仕事する前に一度現場の様子も見ておきたかったので…。
目印がほとんどない進入路を、二回行き過ぎて、たどり着くと、元請大工のO出氏が待っていてくれた。
しばらくお世話になります…と挨拶。
12月は、ここの応援がメインとなる。

こんな私でも、待っててくれる人がいるってことにやや感涙。
人生まだまだ捨てたもんじゃあないな…と。

心機一転…ってことろ。

もう少し頑張ってみるか。





あなたと私は悪夢の国

2006年11月28日 | 記憶
ようやく終わりが見えてきた地元の改修工事の現場。
実は7年ほど前に、ココの「はなれ」の屋根を修理させてもらったことがあり、そのときは、とある人が元請で、私は下請けだった。
結局、その人と施主さんのウマが合わず、それが縁で、こうやって仕事をいただいたわけでありがたい話ではある。

さて、そのときは確か12月だったと思う。
屋根の隙間という隙間に、ものすごい数のテントウムシが居たのだけは、はっきり覚えていたのだが…。

実は、今回の瓦工事に、少し不手際があり、一番はしの「そで」と呼ばれるところを一列はずした。
すると…、居た居た!
テントウムシ!
やはりこの季節だったんだな。
寒いもので、動きが鈍い。

午後、温かくなってくると、家の周りにもたくさん現れた。

施主さんの自動車はスバルのサンバー。
これぞまさに「てんとう虫のサンバー」。

なにやら今日は段取りの狂う、ガタガタの一日だった。
(いつもそんなもんかもね)




輪廻

2006年11月27日 | 屁理屈と愚痴
一週間前、日曜日。
「Kの家ネット」の総会で、伊勢、内宮に参拝。
解散後、「おはらい町」の「すし久」さんで、“名物”「てこね寿司」を有志で食べたのだが…。


「新聞つくり」の研修二日目は、朝、内宮に参拝。
その後「神宮会館」に戻って、各班の発表と講師の先生による公評。

で、それが終わって、「ではお昼はすぐそこの『すし久』ですから…」と。

嗚呼、8日前と全くオナジダ…。

しかも…、



眠いのを我慢して、地元まで午後の23号線を運転したのまでオナジダ。

なんか、一週間後も伊勢に来てたりしてね(苦笑)。


河崎は今日も雨だった

2006年11月26日 | 見聞録
そういえば…
クールファイブのあの方が亡くなったとか。
ご冥福を祈ります。


さて、先週の日曜日は「S人がつくるKの家ネット」(←伏字だと訳わからんね!)の総会で、伊勢に来たのだが、今日、今、この記事を内宮近くの「神宮会館」で書いている。
「建設労働組合」という、不思議な組織の役員をしているため、「通信員学校」という、取材の講習にかり出されたわけだ。

先週の総会の前日の話、、地方から集まる仲間を案内し、「伊勢の海の玄関」河崎地区を歩いた。
古くは問屋街で、「NPO伊勢河崎まちつくり衆」の皆さんが運営する河崎商人館を拠点に、川面に蔵が映る姿が印象的な、町おこし先進地区。
実は、その総会の下調べにさらに前の週にT橋氏と河崎をはじめ伊勢の町は歩き回っていたのだが…。

で、今日私が取材にあたったのが、「河崎」。
というより、今日中に2~3人にチームで取材記事を新聞(機関紙)にまとめる話になっているので、相方の人に、「じゃ、私、河崎にしときます」と、出かけた次第。
だいたいは把握しているので、てっとり早いと思ったのだ。
あと、「おはらい町」やら、「お木曳き車」の取材箇所もあったのだが、それは相方にゆずったわけ。

ま、3週連続で河崎に来ているわけで、自分でもあきれる。




カメラをぶら下げてノートと鉛筆をもって歩くと、道行く人も結構快く「取材」に応じてくれ、個人的に興味のあることをいろいろ調べられるのでうれしい。
しかも、今日は秋の「商人市」の日で、お祭り騒ぎでごったかえしている。



商人館の中では「箏(こと)」の演奏、川辺七種神社では、ブルースギターのライブと、音楽好きの私は結構ワクワクした。

河崎の滞在時間は1時間半。これだけの時間で取材したことを午後から記事にまとめ、夜までに新聞にする。しかも手書きだ。




超~アナログ作業の紙面のレイアウトから、記事の行数にあわせた校正作業、見出し製作…。
○十年前の、小学校、中学校の学級新聞を思いだした。

「朝刊太郎」などという便利なソフトは使用できない。
デジタルカメラで撮影した写真は、プリンターで印刷され、やはり手作業でトリミングし用紙に貼り付ける。





結局夜の8時ころ、私たち二人のチームは、見事「新聞」を作り上げた。
どんな職業でも同じだが、やはり、手作業ができて初めて機械化、IT化へ進むべきかな?とも実感した。
アナログ作業万歳!と叫びたくなる数時間であった。

で、その後、こうやってPCに向かい、ホテルの部屋でブログを書いている私っていったい。
デジタル万歳!

そとは雨。
伊勢は先週も雨。
まるで自分の心の中みたいだな。



てんねん僕…

2006年11月25日 | 不思議
「ホームセンターで安いの、見つけたから…」と施主さんが買ってきた床材。

物置なんだから、杉の一等材の床板でも貼っておいたら?と提案したのだが、この年代の施主さんは「新建材信仰」の傾向が高く、下手に説得したら、あとでろくなことがない。
というわけで「天然木フロアー」と書かれた床板を、応援のK内氏とシブシブ貼る。
屋根の葺きかえをした現場の最終工程は、床の改修。

ここでまた不思議な言葉がでてきた。
「天然木」っていったいなんだ??
「養殖ハマチ」に対して「天然ハマチ」だから、これに使用された材木は、植林ではなく、原生林で伐採されたってことだろうか。
よく「『天然木』を使いました」などという工務店があるが、真相は謎だ。

しかし、下張りに使った杉の赤身の床板(12mm)のほうが、値段が高いのでは?というほどの安物の「新建材」の床板の貼りにくいこと。
「安いのだから仕方がないな。これでモノが良かったら誰も高いのは買わんもんな」と慰めあいながらの作業。
また、新建材の床板を久々に貼ったのだが、切り粉は目に入るし、喉は痛くなるし、やはり少々モノは落ちても、無垢(本物の木)を使いたかった。後々のためにも…。
まあ、物置だからどうでもええか…(ため息とあきらめ)。