大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

潮のかほりに誘われて…

2007年02月26日 | 文化
四日市は港町。
だから、ってわけじゃないのだけれど、なにやら海の匂いが…。

先週から応援に来ている「Y的建築H吉」の現場


左官のS築舎のスタッフが、外で海藻を煮込み始めたのだ。

「うまそうじゃん」とついついツマミ喰いしてしまった。
ワカメと昆布の中間のような、それでもっとトロっとしている。

ツノマタよりは匂いもやや少ないように思うこの海藻は「銀杏草」。




乾燥の状態でみても、まさにワカメか昆布のよう。


左官の親方のM木氏もドイツ出張から帰ってきて、今日から仕上げの漆喰塗りが始まった。




さっきの海藻は、漆喰に入れる素材。
左官工さんが5人で現場は賑やか。


私のほうは、H本氏も手伝いに来てくれて、尻に火をつけられた思いで、必死で天井貼りを追い込むのだが。
(前にも書いたけれど、「H本」は「エッチボン」と読むのではなく「エイチモト」と読んでね)



しかし夕方、H本氏も、先日の奉仕作業の現場「H保育園(仮称)」のかたづけの手伝いに出かけてしまった。






で、
「左官のなかに~大工がひとり~」
と仲間はずれにされるわけではないが、毎度のようにこの窓辺で、たそがれてみたりするのである。



「とんこつとカレーの“イルミネーション”」って何や?(しろくま PART4)

2007年02月25日 | しろくま
日曜出勤で天井板を貼っていたら、仕事仲間のM井氏が差し入れを持ってやって来た。
ちょいとした雑仕事を手伝ってもらったりして、結局暗くなるまで付き合わせてしまった。

それはそうとして、例の店が、四日市に支店を出したと聞いていたので、またまたあのラーメンが食べたくなっていた。

亀山に本店(?)のある「白熊」というラーメン屋さん

日曜の宵ということでか、席待ちのお客も3組ほど。
亀山の店ほどではないが、それなりに店員さんの元気がよくテキパキ。
あれよあれよという間におねえさんが、私とM井氏をカウンター席に案内してくれた。
仕事仲間のK内氏は「『雪ん子』が絶対うまい」と言っていたので、それを信じ、「とんこつとカレーの“イルミネーション”」と表記された、なぞの「雪ん子」を注文した。
M井氏は始めてなので白味噌の「白熊」にして、二人とも「飯の『中』」を頼んだら、おねえさんに「『大』を分けてもらったほうが安いから…」と言われ、「じゃあ」とそれも頼んだ。



出てきた「飯『大』」を見て頭を抱えるM井氏。
その後、肝心のラーメンもそれぞれたいらげて、満腹の幸福感。
二人で1420円。
ささやかな贅沢は終わった。
今夜はT上氏宅に泊めてもらうので、食いすぎでやや苦しいのをこらえて、西へ向かい、車を走らせた。



たそがれ in A岡邸

2007年02月23日 | 見聞録
A岡邸の屋根裏部屋を作業場代わりにして、1階の天井材の加工をしている。
「ニブサン」と呼ばれる厚みが2分3厘(約7mm)の杉板。

この屋根裏の空間がなんとも言えない気持ちになる。

夕日のころになると、ベランダから広がる四日市の街が、昨夏過ごした名古屋の景色とかぶってくる。

で、たそがれてみたりするのである。