四日市は港町。
だから、ってわけじゃないのだけれど、なにやら海の匂いが…。
先週から応援に来ている
「Y的建築H吉」の現場。
左官のS築舎のスタッフが、外で海藻を煮込み始めたのだ。
「うまそうじゃん」とついついツマミ喰いしてしまった。
ワカメと昆布の中間のような、それでもっとトロっとしている。
ツノマタよりは匂いもやや少ないように思うこの海藻は「銀杏草」。
乾燥の状態でみても、まさにワカメか昆布のよう。
左官の親方のM木氏もドイツ出張から帰ってきて、今日から仕上げの漆喰塗りが始まった。
さっきの海藻は、漆喰に入れる素材。
左官工さんが5人で現場は賑やか。
私のほうは、H本氏も手伝いに来てくれて、尻に火をつけられた思いで、必死で天井貼りを追い込むのだが。
(前にも書いたけれど、「H本」は「エッチボン」と読むのではなく「エイチモト」と読んでね)
しかし夕方、H本氏も、先日の奉仕作業の現場「H保育園(仮称)」のかたづけの手伝いに出かけてしまった。
で、
「左官のなかに~大工がひとり~」
と仲間はずれにされるわけではないが、毎度のようにこの窓辺で、たそがれてみたりするのである。