大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

「楽しそう」な仕事…

2005年11月30日 | J-ワークス
ここ3日間の私はJ氏の手伝いのM村邸の段取りだ。
月曜は作業場の片付け。火曜日の昨日は、図面とにらめっこしながらCADで立体を起し検証したが、結局J氏と相談のあげく、今日、水曜日は、軸組模型をつくり始めることとなった。

T橋氏の作業場は標高200m。青山高原の中腹にある。
11月も終わりだというのに、ポカポカ陽気で、持ちこんだCDラジカセから流れる、チェットアトキンスのフィンガーピッキングにのせ、ノンキそうに模型を作る私が、昼休みに一時帰ってきたT橋氏には「優雅で、楽しそう」に見えたらしい。
「手が空いてたら、現場手伝ってくれへんか?」

決して、暇をもてあまして、こんなことをしているわけではない。どうせ孤独な作業ならと、気分だけでも楽しそうにしていただけなのだが…。
まあ、こんな生活を3日続けていて、少し気分も滅入ってきていたので、彼のかけた首縄を抵抗なしに受け入れてしまった。「明日1日だけだよ」。


さて、模型のほうだが、材料の削り出しから、なんとか1階の梁まで出来た。明後日また続きをつくろう。(やっぱり誰がみても楽しそうな仕事だよね)

すっかり日も暮れて、山の冷え込みはキツイ。
冷え切った体を、焚き火で温める私。
音楽は亡きジョンデンバーに変わり、コーヒーをすする。
こんなのんびりした時間は久々だ。
静まりかえった森のなかにジョンの歌声が吸い込まれていく。
妙に気分がいい。リフレッシュするために、たまにこういう時間が必要だ。



くどいようだが、楽しそうにみえるかもしれないが、これで結構悩み多きオジさん(?)なのだ。


(やっぱり楽しそう?)





初の故障?

2005年11月29日 | 見聞録
「このコンピュータに接続されている USBデバイスの1つが正しく機能していないことが、 Windowsによって認識されていません。」

何だコリャ?
結局、それから、XPノートのUSB端子が使えなくなり、いろいろ試してみたがやはりだめ。
デジカメも、MOも、外付けHDも、メモリスティックも全部だめ。
メーカのサポートに電話。状態を伝えると、「機械的な故障とは考えにくい。おそらくウィンドウズのどこかがおかしくなったんだろう」とのこと。
対処としては、「データをバックアップして、OSを復元するように」。

USBが使えなくてデータをバックアップする…っていうとCD-RかDVD-Rか…。
ここのところ整理してなくて、「マイドキュメント」の容量をみたら、12GBを超えている!
「うわ。こりゃだめだ」
幸い他の機能は問題ないので、2~3日かけて、ぼちぼち整理しようか。
どこまでバックアップしてあったかを調べるのに、久々に98デスクトップを起動!
「お、懐かしい壁紙」。




ところで、冒頭の文章って、読めば読むほど変ではないか!
正しく機能してないってことを認識してないWindowsって、やっぱりそのことを認識してるんだよなぁ。ようするにOS自体もアホになって「訳解らん」てことかな。
検索サイトで「USBデバイスの1つが正しく機能していないことが」と入力したら、出てくる出てくる!この手の書き込みが…。
やっぱり訳解らん。

ふけゆく秋の夜、2台のPCとたわむれて…。
ああ眠い。


カメムシと鹿と…

2005年11月28日 | J-ワークス
M村邸着工?

いよいよ今日からJ氏の手伝いで、M村邸のスミツケを開始する…。
と、間借りするT橋氏の作業場に出かけていったのだが、先日積み上げた材の上に、いろいろさらに積み上げられており、まず憂鬱になる。私一人だけで、どうしたらいいのだろう。
仕方がない、フォークリフトで少しずつ片付け始めるが、ガソリンがほとんど空で、さらに憂鬱。借りるものの身、T橋氏に文句は言えまい。

ブルーシートの上の端材をのけると、カメムシだらけでまたうんざり。そのうえT橋氏の親父さんがやってきて、フォークリフトを使うのだと言う。
で、なにをするのかと聞くと、「ここでサバく」のだと言うので、さすがにここ(作業場の入り口)ではやめてくれと頼んだ。ネタは何かと尋ねる。
「角のある奴」だと言いながら嬉しそうに作業場の裏へリフトに乗っていってしまった。
要するに、事故死の鹿が運び込まれて、解体をするのだ。
ここでは、度々鹿や猪の解体ショーを嫌でも眺めながら木材を刻むことがあり、今年もまたそういう季節がやってきた…というときに、運よく?T橋氏の作業場へ通う羽目になったわけだ。
さすがに最初のころは、げっそりしたが、馴れというものは恐ろしいもので、血が滴り落ちている宙吊りの死体の下で、平気で作業出来る自分が不思議でもある。

また今冬も美味い肉にありつけるだろうか。少し期待…。
人間ほど残酷な生き物はいない。
(合掌)

結局、全くといっていいほど仕事がはかどらない一日だった。
初日からこれでは先が思いやられる!



ところで親父さん、フォークリフトをいったいどう使ったのだろう…!?。



S邸の棟上

2005年11月27日 | 見聞録
昨日建てはじめたS邸の棟を、いよいよ上げる。

いわゆる「伝統的」な仕口で組まれ、さらに、太い貫の通った構造は、仮筋交いがなくてもあまり揺れを感じない。最近はこんなのに目が慣れてしまっていたが、応援の他の大工さんが、ホゾが長い、とか太い貫だ、とか言うと、あらためて「珍しいものなんなのかなあ」とも思う。

すっかり日も暮れ、なんとか、屋根の垂木の一部を打ち、本日の作業終了。

(T上さんはじめ皆さんお疲れ様)



どういう訳か、ここで再会した、元N村建築専属のKi氏と、現N村建築所属?のT谷氏。また何か相談ですか。

組みあがった骨組みを見あげてたら。久々に図面書きなんぞがしたくなってきた。ここのところ、他人の設計による物件が続くので。




根の平の秋

2005年11月26日 | 見聞録
根の平の秋
菰野町の山奥へやってきた。ここで不思議な建造物を発見。
いったいこれは何なのだろう。





今日は、仲間の大工、T上氏の現場の手伝いだ。明日は棟上。
行く秋を惜しみつつ…。




夜は例によってM田邸で宴会。
明日の朝も早いので、M田邸に宿泊することになり、「酒だぁ」と思いきや、私、味見だけにして、水を飲む。残念!

少し遅れて、なぜか松阪に手伝いに来ている静岡のKi氏もJさん家の漬物を持って到着。
相変わらずの口調に、みんな爆笑。


(M田邸にて更新…只今盛り上がってるので手短に…)