大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

虹のHoshiコンサートin名古屋(出版記念イベント)

2009年06月08日 | 音楽
話は早(速)かった。
前日の美里コンサートの懇親会で、会場ホストの写真師まっちゃんと、まさに阿吽(あうん)だったのだ。

「よし!名古屋行くか!」
「行こか!」

これを乗りかかった船といっていいのか、ただの物好きなのか、なんだかよくわからないけれど、平日(月曜日)であるので、普通に昼間は仕事して、美里の「Hコレ」(←いやあ伏字でイニシャル使うと変!=「HIBICORE」)へ急ぐ。
まっちゃんに上着を借りて、高速飛ばして中区の「S色M玉」(やはり伏字は変!)まで。

ここからやっぱり伏字が変なので実名書きます。
空色曲玉では、今回の「虹のHOSHIコンサート」のマリオこと丸山さんの本の出版イベントで、夜8時から、ミニライブなのだ。

コインパーキングに、まっちゃんの軽バンを留め店に入ると、昨夜遅く(正確には今朝未明まで)一緒に呑んでた、マリオさんとはるちゃんに再会!
名古屋の自分の仲間たちも集まってきてくれて、それはそれはまた私にとってシアワセな時間となったのであった。


写真は、写真師まっちゃん撮影。
私はカメラを持っていかなかったのでデータを頂戴たけど、彼もコンパクトカメラしか持って行かなかったのでちょいと暗い。

あまりに普通に2日間、目の前にマリオ&はるちゃんがいたので、なんだか明日から寂しくなるな、と、2人を見送り、自分らも名古屋の友人を軽バンで各所に降ろしつつ名古屋西インターから高速で芸濃インターまで。
今後のことをまっちゃんと話しながら帰ると、ある瞬間から返事が返ってこなくなる。
あ、オヤスミなのね。
だいぶ呑んでたからなあ。
(今日は自分は運転手なので匂いかいだだけ)

というわけで、明日から仕事がんばろうと心した(苦笑)、虹のHOSHI2日目であった。

虹のHoshiコンサートin美里

2009年06月07日 | 音楽


(ひとりごと)
先月末、津市の郊外の麦畑で見た虹…。
現場へ大急ぎで走っている途中…。
この状況、あ、綺麗だな…だけだったかもしれない。
どういうわけかトラックを路肩に留め、駆け足で畑の中に…。

それが、5月28日だったことに気付いたのは実に今日のこと。



 


「平和」をテーマにしたコンサートのお手伝いは、過去に何回もさせてもらい、そのたびに戦争の悲惨さを知り、もちろんそれはそれでとても素晴らしいひとときで…。
ただ、戦後、いや、「もはや戦後ではない」と言われた時代以降に生まれた私なんかが、「ヒロシマのある国で」や「折鶴」を歌っても、あまりに漠然としていて、大好きな歌でありながらしっかり噛み砕けないというのが本音だったのかな?とふと思った。




自分の中で今回のコンサートは、後頭部をぶん殴られたかのような出来事だったのだ。
「う!してやられた!」って感じだろうか?
(もちろんいい意味で)




第1会場の美里文化センターで、yellow Soulのお2人のライブのなかでの絵本「原爆の火」
http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=1136
の朗読。
そのあとのしばしの会場移動の散歩。

その第2会場となるこの古民家で、絵本に出てきたあの「火」と自分が対面することになる。
「スタッフ」の札を首にぶら下げながら、気持ちは、会場のホスト、M氏のペースにまんまと飲み込まれた観客の1人になっていた。
(もっともこのイベントに「観客」という言葉は適さないけれど)

戦争反対と歌うのはとても簡単で、その言葉は、ストレートに相手の耳に入る。
簡単といっても、それはとても勇気のいることで、その切り出しがなければ、まったくなにも伝わらない。
ただ、なにかが足らないような気がしてならなかったところで、今回のマリオさんとはるちゃんがそれを教えてくれたように思えたのだ。



福岡県星野村で大事に点され続けた原爆の火の分身を3つのカイロに分けて持ち、北海道を目指すお2人…。
そのカイロを掌に、自分はガラにもなく今までにないような神妙な、かつ、なにかさっぱりわからないのだけどシアワセな気分に浸り、そして、シアワセな気分になることが、すなわち、「シアワセ」なんだということを知ったのだった。

今回のお2人の旅の行程もあと半分。
微力ながら三重の片田舎からエールを送り続けようと思う。



ブログを読んでくれている皆様についでに宣伝!
今回私は、三重と、翌日の愛知の2日間をお供させていただきました。
この後の地域でも素晴らしいライブが続きます。
是非連絡をとって会場に足を運んでください!
http://pace628.blog7.fc2.com/

カンカラ三線

2008年04月27日 | 音楽
前の日記の続き)

本宮にお参りしたあと、いきなり訪ねたFちゃんの家。

国道から少し入った小高い敷地。

最近、竹の横笛やら、ディジュリドゥやら、スチールドラムやら、楽器の手作りをよくするのだけれど、ここでまた良いものに出会った。
沖縄の悲しい歴史を語るには、コレを忘れてはならない。

「カンカラサンシン~!」(ドラえもん風に)




カンカラ三線奏者のFちゃんに手ほどきを受けているうちに陽も落ちて、今日の夕食はお昼に訪ねたAさんちで頂く話なので、急いで向かうことに…。



コキチ君、またね~!

(和歌山県田辺市にて)



情報過多の時代…「もうけっこう」

2008年01月24日 | 音楽
ニワトリから学んだもの

自分が高校生のとき、…すなわちインターネットも携帯電話もない時代…。

シンガーソングライターの、きくち寛さんが文化祭に来てくれて、そのとき放送部という特権を生かして、コンサート前の楽屋にインタビューに飛び込んだことがあった。

そのころといえば、ヘビメタやハードロック全盛で、恐ろしいほどに楽器屋にはど派手なエレクトリックギターが並び、雑誌「ギターマガジン」などを開いても、生ギターの姿を見かけることはほとんどなかった。
その背景で、生ギターとパーカッションとウッドベースの3人で、高校の文化祭のアトラクションというのは、個人的には、とても有意義で、楽しいひと時だった。

そんな時代に彼が歌ったなかで、「…こんなに多くの情報にかこまれて~♪(Tokyo Golden River)」というくだりがある。

同級生の一人が、あの歌いいねえ…なんて言ってたのを思い出した。

余談だけど、しばらくあとに、地元のライブハウスに彼が来たときに、別の友人と出かけたこともあった。
たしかミカンを差し入れに、「届いたみかん」(彼の歌のタイトルにある)だとかなんとかいいながら。


あれから20年以上の時は過ぎて、今日、友人の大工の作業場にて。
どういうわけか、そこのオヤジさんが飼っていた烏骨鶏(うこっけい)が一羽、居ついている。(というより、意図的にここに置いているのか?)

そうそう、鶏って「目を塞ぐと、周りからの情報が無くなる…ってことで、寝たように動かなくなる」とか言ってたっけ。
烏骨鶏でもそうなるのかな?

よしよし、とーとーとっとっと~…。

簡単につかまる。
鶏の脳みそとはよく言ったもので。

うん、たしかにおとなしくなった。


しばらくしてもじっとしている。
目を塞いでいる間は実におとなしい。
烏骨鶏でもそうなんだ。

台の上に置いても、目を塞いでいる限り静かなもの。
手を離すと、はっと我に返ったかのように、とととととと、けっこうけっこう、と逃げていった。


あまりに情報にあふれすぎて、とうとう何が本当かさえもわからない今日このごろ。
たまに自分で、鶏のように目を塞いでみるのも、いいかもしれないな。


皮肉にも、きくち寛さんのこの歌も、インターネットで簡単に見つかって、彼の情報も、ホームページにあった。
あのころで「こんなに多くの情報」だったんなら、今はいったいどうなるんだよな…。
久々に彼の歌が聴きたくなった。



今日お葬式をします

2008年01月18日 | 音楽

あまりに衝撃的な歌い出しが脳裏に焼きついたあの曲。

作者の伊豆丸礼子さんの公式ページで途中まで聴ける。
http://sawareiko.com/
(上のバーの「Song for you」から「ご案内」を開く)


この曲をいつまでも忘れられない一つの大きな理由。
家族であったり、親戚であったり、友人であったり、それは、猫、犬でもそう、それがこの世を去ったとき、そのたびに、ひとりでに頭の中で再生され続けてきたから。





また、今日、真っ青な空のしたで、スコップを持ちながら、頭の中で流れるこの歌を一緒に口ずさむことになったのだ。











~今日


お葬式をします















どうぞ涙は


流さないで














慰めのことばも


要りません














ただ


名もない花を一輪…





(ご案内/ウイッシュ より)