大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

大空に群なす鳥たちよ

2008年07月29日 | 日記


東名高速を走り、夜中にたどり着いた大工仲間のO関氏の家。
一夜明けて、私一人で彼の作業小屋まで行くことになり、地図を手渡される。
相棒のN君は、今日一日、このO関氏の自宅横の物置に使われている足場鋼管の片付けなど。

で、とにもかくにも出発!

この界隈でこの季節はとにかく道に迷いやすい。
なぜなら、富士山がご機嫌な斜めで、めったに顔をださないから。

まあ、いいや、方角も案内標識もわからんまま、彼の描いてくれた地図を頼りに、一路、富士宮と富士との境界にある作業場を目指す。

なんとかたどり着ける、この動物的とも言えるかもしれない、本能が自慢。

頭の中をひたすら流れるのは、永井龍雲さんの「♪道標ない旅」(古っ!)

♪青春を旅する若者よ~
君が歩けば そこに必ず~…



(静岡県芝川町にて)


琵琶湖に沈む夕日を見るのさ!

2008年07月21日 | 見聞録
琵琶湖に沈む夕日を見るのさ!

というコンセプト。

八日市のKらま楽器さんに、修理であずけておいた「フラットマンドリン」を受け取りにいったついでに足を伸ばす。
近江八幡の湖岸からは残念ながら雲の中のお日様。

んじゃ、長浜あたりまで行ってみるかと化石燃料焚いて北上。
「長浜ラーメン」は九州のラーメンだけど、きっと滋賀の長浜にも「長浜ラーメン」があるに違いない!という説得力のあるようなないような理由も加わって。

湖岸道路には残念ながらラーメン屋さんを発見できず、それでも窓全開の軽バン号は走る走る。

♪行方定めぬ 浪枕
今日は今津か 長浜か…

ってか。




間もなく余呉だな…というあたりで、なんということか夕日に遭遇。

岐阜ナンバーの写真家(自称素人)さんとしばしお話。
「もうすぐ、竹生島やら、この周りの島に、鳥が帰ってくよ」と。



昨日よりも雲が厚いので、夕焼けは今一だと残念そうな岐阜ナンバー氏に対抗するわけではないが、自分も火の玉にレンズを向けてみた。

日がくれたとたん、急に涼しくなった。


久々にほんまの休日らしい休日だった…。






と思ったたら…。
よく考えると、昼間、八日市の大工、K村氏の茅葺民家の改修工事を見学してたんだった…。



来年も…

2008年07月20日 | 文化
で、連休中日の午後はこうして過ぎていき、暗くなってからは第2部が待っていた。
近所の家具職人のY田氏の工房で、納涼会!
自分が着いたころにはもう皆さん出来上がっていた!

昨年写真師のM原氏と大騒ぎしたので、今年はきっと呼んでもらえないだろうな~、なんて心配もしたのだが、そこは心優しいY田さん!
といふより、もし声をかけなかったら、もっと恐ろしいことが起こるのではと察したに違いないな。

昨秋、壁下地の竹(ハチク)を伐らせてもらった山主のN森さんの、退職を祝う会も兼ねているとのことで、今年もまた竹きりお願いしますね!と。

で、やっぱり今年もM原氏と最後まで騒いで、工房の床にごろ寝。
来年もまた呼んでね、Y田さん~!
ありがとう!



保育園の事務員風な1日

2008年07月20日 | 不思議
「明日は遊具小屋を造ろうかな・・・」。
なにげにそう言われれば、放って置けないに決まってる。

亀山市の山で間伐材をもらってきて、丸太で素人が造っている。
素人といっても、木造の遊具やらに始まって、なんでも自分らで作ってしまうこの保育園のO田園長率いる集団。
別段、自分が居なくたってなんとかなるに違いない。
とはいうものの園長が前夜にビールなんぞ差し入れを持って現れたりなんかするもんだから、最初の「明日は…」自体が、O田マジックとも言える「誘いの言葉」でもあることは、よくわかっていたけれど、「んじゃ、明日行きますよ」なあんて気安く返事してしまった(苦笑)。

世間は連休の中日、20日、日曜日。
本当は、新築の現場で、段取りだけでもしようかと思ってたのだが、まあいいや、現場は夕方行けばいいな、と…。

友人のT上氏の工務店が施工した、園内にある「子育て支援棟」。
石場建てで荒壁がついて、かまどもある。
(上写真=小さな子が昼寝しているところが、なんとも言えないいい感じだったので思わずパチリ)

ここの工事に関わらせてもらった縁で、なにかと仲良くさせてもらっているKっこ保育園。



この日は、小学生のサッカーチームのイベントで、園庭を使うとのことで、お昼前からにぎやかになった。
ほほう、バーベキューですかい!
園長がちょいと用事で出かけた間、ひとりどうしようもなく、ぼーっとしてみたりも。
で、園長も帰ってきてお昼前…。

なんとサッカーさんから、ビールと焼肉の差し入れが…!

思わず、プシュ!

あ、しまった。この時間に呑んだってことは、日が暮れるころまで運転はできないや…。




といふわけで、夕方までボーっとすごして、涼しくなってから丸太の刻みを少し手伝って、要領を教えて、なんとなく、保育園の事務員風な1日となってしまったのであった。

たまにはこんな日もいいな。
といふわけで、現場には行けませんでした、S野さんごめんなさい。(事務連絡)




名古屋はアツいぜ!

2008年07月19日 | 文化


暑い熱い土曜日の午後。

友人のA堀氏の講演に行ってきた。





近山スクールhttp://204.202.9.21/~gree8679/green-arch.or.jp/school/
の主催する、一般参加OKの今回の講演。

ここのところ、なにかと森林問題のお話を、いろんな研究者の方から聞いてて、ちょいとこんがらがってきてたところなので、今回、A堀さんからこういう公式な場所で整理した話を聴けて、すこし頭がすっきりした。
もっとも、いろんな問題提起もあって、考えることが増えたのも事実だけど(苦笑)。

さて、講演自体は有意義だったのだけれど問題は往復の時間。
現場の鈴鹿市北部から講演会場の名古屋工業大学まで、一人なら文句なしに電車で行くところなのだが、相棒のN君と2人ということで、運賃とガソリン代と天秤にかけてみて、背に腹はかえられず、軽バンで往復したのだけれど、名古屋市内の暑いこと熱いこと。
信号器の連絡は悪いし、みんなエアコンつけて走ってるのでアイドリングストップはおろか、むしろブンブンふかして…。
田舎もんの私らには耐えがたきひと時だったのだ。

窓、全開で走ってるのは自分ら含め数えるほどだ。
これって異常な現象だと思う自分らって、変人か???

もっとも、自動車に乗ってる…って時点で、こんなこと言える資格ないかも知れんけどね。