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「大奥第一章スペシャル」展望

2005-03-16 22:40:34 | ◆◆ 大奥 ◆◆
「大奥第一章スペシャル」展望

先日,私の『大奥~第一章』エントリー(アメブロのほうですが)にTBをいただきまして
金曜エンタ『大奥第一章 スペシャル』が放送されるとのこと。
(2005/4/8(金)夜9時~11時30分迄)

今日の時点ではフジテレビHPを探しても全然見つからないので
どんな話になるかわかりませんが,どうなるんでしょうね。

『大奥第二章』の配役予想のエントリーを立ち上げて,
結論に至らぬまま2ヶ月も間が空いてしまってますが,
とりあえず,Yahooのトピックスで検索してもまだひっかからない
(スポーツ紙などでも出ていないってことだな)今のうちに
スペシャルのほうを,ストーリー展望してしまおうかと。

おそらく,『第一章外伝』ってことで,
最終回からちょっと遡って,主要キャラが全員揃った状態で,
何かのエピソードをおっ始めるんじゃないかと予想します。
3代将軍・家光の時代は結構いろいろな事が起きましたからね…

・1623以降 日光東照宮を造営した際,周辺40里四方を聖地として
 この領内のキリシタンを捕らえさせた「寛永の治」

・1627 沢庵和尚が幕府に抗弁書を提出した「紫衣(しえ)事件」
 →出羽国(今の山形)上山(かみのやま)に流罪。

・1633 常軌を逸した振る舞いが兄である将軍家光の不興を買ったとして
 駿府藩主・徳川忠長が自刃

柳川事件…対馬藩の秘事である国書改ざんを
 重臣の柳川調興が徳川幕府に訴えたお家騒動。1635 家光自らが裁定。


…どれも,大奥と絡めるには無理がありますね。_| ̄|○

第一章は,なんといってもキリシタン狩りの生き残りである
元笛吹・半井(なからい)隼人=金子昇が
人気の一翼を担っていましたから,

・1637 島原の乱でしょうかねぇ。
 誰かイケメン俳優を益田四郎(天草四郎時貞)にして
 90分スペシャルのうち5~6分くらいドカーンと
 CGたっぷりの戦闘シーンで盛り上げて,
 無理やりおゆき(遠山景織子)・隼人の姉弟と絡めて本筋にもっていき,
 前後15分くらいつないで,あとは総集編でまとめると。w

はたまた,家光の将軍在任時とは微妙にずれますが,
・1651 楠木正成の子孫などと称した軍学者・由井正雪が丸橋中弥などと
 幕府転覆を企て,全員鎮圧された「慶安事件」

・1657 明暦の大火 江戸城本丸や江戸の大部分が焼けた大火事

なども,
無理やり『第一章』の時代の事件としてスペシャルでやって
しまうことは可能かと。
(明暦の大火でなくても,家光の時代に1,2回大奥燃えてたはず
 ですし。けど,大奥の火事はたしか幕末編でやってたよな…)

けど,お万&お楽・お夏・お玉が3人揃った時点だと,
お江与様の出番がないんだよな…
スペシャルでやる以上,オールスターキャストでやりたいところですから
結局,総集編かな…?

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◆これまでのエントリー
かってに大奥~第二章~配役案(4)トホホ人物伝
◇大奥 第一章レビュー&「第二章」配役案のエントリー一覧

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↓なんだこりゃ(笑) けっこう必見だったりして。
『将軍家光の乱心 激突』

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かってに大奥~第二章~配役案(4)トホホ人物伝

2005-01-29 00:47:15 | ◆◆ 大奥 ◆◆
今日,『所おすぎのトホホ人物伝』をびわこテレビで見ました。
以前,この番組で『大奥第一章』の時代を解説していたそうですが
(本当は,春日局by松下由樹とお万の方by瀬戸朝香の2人は
 めちゃくちゃ年が離れていたとか),
今回はそのつづき『大奥第二章』の舞台となるであろう
5代将軍をめぐる争いから綱吉の治世となる元禄の時代に
ついての話題でした。
新聞のテレビ欄には「大奥第二章…跡目争い
お玉vsお夏&水戸黄門」なんて書いてありましたね。

というわけで,この番組に登場した人物(■印)を中心に,
『大奥第二章』 ドラマ実現のあかつきには
どの人物が登場するか,★印の数で評価してみたいと思います。
(★4つが最高)


【3代将軍・家光の正室・側室】
(カッコ内は「第一章」のキャスト)
□正室・孝子(木村多江)→子ができず。
□お万の方(瀬戸朝香)→春日局の跡を継ぎ大奥総取締に。★★
■古着屋の娘・お楽(=宝樹院。京野ことみ)
  →長男・竹千代=■家綱を産む。
■京の町娘・お夏(=順性院。野波麻帆) 
  →次男・長松=■綱重を産む。
■大根売りの娘・お玉(=桂昌院。星野真理) 
  →四男・徳松=■綱吉を産む。

※お楽,家綱,お夏,綱重,そしてお玉と綱吉の6人は
 完全に中心人物なので★★★★です。
 ただし,お楽は家綱の将軍就任の翌年に亡くなりますので,
 出番は最初の第1回だけになる公算が大と考えます。


家光は早々に家綱を跡継ぎに指名したが,家綱は病弱で
長生きしないと見られていたため,“その次”を狙い,
お夏=「長松のほうが兄」
お玉=「こちらは中臈。当時御末の身分だったお夏が
   御湯殿でつくった子よりこちらが上!」
と張り合う。

1651 家光,死去(48)。 家綱が4代将軍に。
    お夏,お玉ともに出家。
1652 お楽,病死。 家綱は後ろ盾でもあった母を失う。

・桂昌院&徳松サイド,順性院&長松サイドとも跡継ぎの座を狙い
 ゴマスリ合戦。ともに家綱から1字をもらい,
 長松→綱重,徳松→綱吉に。

・家綱はあくまでも公平。
 綱重は甲府25万石,綱吉にも館林25万石を配す。

・家綱が存外に長生きし,在位25歳。
 綱重のほうは子を設ける(虎松)が

1678 綱重,病死。
1679 綱吉に跡継ぎ・徳松誕生
1680 家綱,死去(40)

■老中・堀田正俊(春日局の養子。綱吉派)★★★★
■水戸黄門・徳川光圀(綱重の子・虎松を支持)★★★
 思いっきりアンチ綱吉。生類憐れみの令の時代に
 綱吉に犬の毛皮を送りつけたりもした。
□大老・酒井忠清(京から親王を迎えようと画策)★★★
□若年寄・稲葉正休(1684,正俊を刺殺)★★★★

・「世継ぎは堀田正俊の思うようにしてよい」という
 遺言により,綱吉が5代将軍に(34)。

※堀田は綱吉の将軍位継承になくてはならない存在で
 就任以降も大老に昇進しますので,ドラマには当然登場するでしょう。
 (ただし,「大奥」でそれほどオッサンが画面に露出する出番は
  多くはないと思いますが。若いイケメンに設定してしまう荒技を
  使えば話は別ですけどね。
  ちなみに,『イヌと呼ばれた男』では西村雅彦が演じました)

 また,水戸光圀公がお玉の敵役としてかなり面白い存在になりそうですね。
 知名度も高いし,確執・因縁をクローズアップすると面白そうです。

 酒井忠清は,ほんの数秒くらいかもしれませんが,
 登場する確率は高いと思います。
 稲葉も,堀田が出てくる以上,ほぼ確実に
 出てくるでしょう。


1683 順性院(お夏),死去
同年 綱吉の跡継ぎ・徳松急死
    (「おのれお夏,祟ったか!!」)

1685 第1回生類憐れみの令(通算60回)
■高僧・隆光に「綱吉公は戌年生まれなので犬を大事にすれば
 跡継ぎに恵まれる」とアドバイスされ,お玉が綱吉に進言。
 ★★★
※リューコー,リューコー,リュコリュコリュコリュコ,
 あ・と・つ・ぎ・(アドバイザーの)リューコー♪
 画面に映るのは1~2分くらいかもしれませんが,
 生類憐れみの令は綱吉の治世の大きなキーワードですから
 かなりの高確率で『第二章』に登場するのではないでしょうか。


1709 綱吉,結局,跡継ぎないまま死去。
    綱重の子(お夏の孫)・■虎松(家宣)★★★★が6代将軍に。

・綱吉の施政をことごとく否定,お玉と綱吉を
 バカな母子として後世に伝えることに。

 
※家宣…子ども時代は当然登場するでしょうが,
 『第二章』がどの年代まで取り上げるかですよね。
 綱吉が死んで,その跡をついで彼をことごとく否定する
 6代将軍の就任まで扱うのかどうか。




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『トホホ人物伝』では,同時代のこんな人たちも紹介していました。

忠臣蔵の発端となった松の廊下の刃傷事件,
綱吉が朝廷に働きかけ,桂昌院に従一位の位を授かり
その勅使を迎える大役を浅野内匠頭が任ぜられたことが
発端。
※草なぎ君ドラマ『イヌと呼ばれた男』では,
 四十七士討ち入りはストーリーの大きな柱だった
 (どのようなことがあっても殺生を認めなかった綱吉と
  屋敷を襲う復讐テロが忠義ともてはやされたことの対比)
 のですが,女の世界を描く大奥では忠臣蔵を扱っている
 余裕はないでしょう。

 
初代市川団十郎(隈取りの創始者・一番のスター)
・芳澤あやめ(初の千両役者=年収)
※大奥の歴史の中では芝居に入り浸って門限に遅れ
 大奥を追放になった絵島事件なんてのもあったわけですが
 ちょっと,「第二章」で大奥の住人との接点を見つけるのは
 難しいか…。
 ただ,元禄という時代を感じさせるエピソードを当然
 考えてくると思います。 「第一章」では,家光の時代に
 起きた島原の乱に代表されるキリシタン弾圧に関連して
 キリシタン狩りの生き残り姉弟が登場しました。
 「第二章」では,誰か文化関係の人が出るのではないかと…


吉原の花魁のトップクラス・太夫も
歌舞伎役者と並ぶスターだった。
※“元笛吹き”ならぬ“元花魁”なんてドラマオリジナルの
 登場人物が出てきても面白いかもしれませんが,
 大奥とかけ離れすぎた所だけに,まずないでしょうね。


八百屋お七
・佐平…彼女が思いを寄せた旗本の三男坊
・吉三郎…お七と佐平の文のやりとりを仲介した
※大奥の人と関連をもたせるのはちと無理そう。

【家綱の正室・側室】
□正室・顕子
お振の方(京から。19歳で病死)
お満流の方(旗本の娘。顕子の死後18歳で大奥入り)★★★
※40歳で子がない家綱が病に倒れ,
 後継問題が勃発した時期にお満流は懐妊・流産。
 家綱の実子が産まれると困る勢力による陰謀説も。


【綱重周辺の人物】
□養母・天樹院(=家光の姉千姫)
□松坂局(養育係)
□お保良(松坂局の侍女。綱重が手をつけ綱豊を産む)★★★
※お夏の存在とかぶってややこしいので養母やら養育係やらは
 登場しないでしょうね。
 お保良にしても,セリフがつくほどの出番があるか…?


【綱吉周辺の人物】
『第二章』では,正室派(◇)と桂昌院が推すお伝派(○)の対立が
1つの大きな柱になるとにらんでいます。

◇正室・信子(左大臣鷹司教平の娘)★★★★
◇常磐井=右衛門佐(うえもんのすけ…中納言水無瀬信貞の娘)★★★
◇北村季吟(古典学者・俳人)

お伝の方(貧しい御家人の娘。綱吉の3歳年上)★★★★
大典侍(おおすけ…大納言清閑寺熙房の娘)★★★
○中山喜兵衛(能楽者)
○脇本作右衛門(狂言師)

□牧野成貞(側用人。綱吉は政治を彼らに丸投げ)
柳沢吉保(同上。綱吉が最も信頼した腹心)★★★★
□染子(吉保の側室。綱吉が手をつけたという噂も)★★
□柳沢吉里(染子の息子)★★
※吉保は,ほぼ確実に出るでしょう。
 『イヌと呼ばれた男』では田辺誠一が演じてますし,
 若い俳優を起用できる役ですから。

 染子と吉里が出てくることになると,とんでもないことに
 なってしまう(綱吉がはしかで急死し,正室が
 たった1ヶ月違いで亡くなったため,
 吉里が綱吉の隠し子で,彼を跡継ぎにするのでは
 と怒った正室が綱吉と差し違えた・幕府はそれを
 ごまかしているのだという噂が流れた)
 ので,ドラマの結末になる綱吉の死をこんなふうに
 してしまうのはさすがに避けるだろうなと。


今後のエントリーでは,これらの人物について,
かってに配役を考えてみたいと思います。

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◆これまでのエントリー
かってに大奥~第二章~配役案(3)骨格で考える
かってに大奥~第二章~配役案(2)第一章キャスト復習
かってに大奥~第二章~配役案(1)登場人物チェック
◇大奥 第一章レビュー一覧

→『大奥~第一章』のあらすじや
 05年10月開始『大奥~華の乱』についてもくわしい

 当ブログ『大奥』関連記事一覧はこちら。

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かってに大奥~第二章~配役案(3)骨格で考える

2005-01-23 11:07:12 | ◆◆ 大奥 ◆◆
昨年の第4クール,好評に終わった『大奥~第一章』,
最後に『第二章』への伏線をにおわせまくったこともあり,
「第二章が楽しみ!」という声も大きいですね。

これまでこのブログでは,『第二章』の
ストーリー展開や配役について予想すべく,
(1) 舞台となるであろう桂昌院(お玉)&五代将軍綱吉の時代に登場した人物
(2)「幕末編」「第一章」キャストとの関連からの考察
という点をチェックしてみました。
そこでこれらの点を踏まえてぼちぼちと予想を楽しんでみたいと思います。


【骨格で考える】

「第二章」は「第一章」のつづきで,メインはお玉(桂昌院)とその息子である五代将軍・徳川綱吉の人生というのはほぼ確定しているといえます。
で,主人公となるお玉の役は,「第一章」では星野真里さんが演じたわけですが,彼女が続投する形でいくのでしょうか?

お玉が何歳の時点で物語がスタートするかにもよるのですが,僕は,別の女優さんのお玉で「第二章」は展開すると思います。
時代劇初体験とはいえ連ドラ主演歴豊富な松下由樹さんでさえ最初は,幕末編・滝山の浅野ゆう子さんや,お江与役の高島礼子さんの存在感にかなうのかとはらはらさせたくらいですから(※最初はそういう立場の弱い役だったんですけどね),今年24歳の星野さんでは,「将軍の母」桂昌院役を務めるのは難しいでしょう。

では,誰がお玉役を引き継ぐのか?
顔の骨格的から考えると,
川島なお美さんあたりだと違和感がないと思うのですが,それだと…ねぇ。
「第一章」のおふく(春日局)が困窮の末,愛する子ども達とも別れて身一つで大奥入りしたように,ボロボロの状態から始めるならいざしらず,「玉の輿」がとっくに済んでいる状態でスタートする以上,川島さんではちとお茶の間の共感を得られないかと…主人公を別の人物にして,桂昌院を贅沢三昧で綱吉の悪政の元凶となった敵役に据えるならいいかもしれませんが。
(※失礼申し訳ありません。個人的には,私も名古屋出身だけに『お笑いマンガ道場』の頃から好きです)

じゃあ,お玉は誰にしようか?
僕のおすすめは天海祐希さん。
4~6月の05年第2クールでの
『離婚弁護士2』主演が決まっている天海さん,
夏クール,3か月空けて,10月の第4クールから
『大奥~第二章~』でフジ連ドラ再登板という筋書き。
いかがでしょう?

『離婚弁護士』の間宮貴子は有能な敏腕弁護士だけれど
三枚目的なところもあるかなりバタバタした役でした。
桂昌院がどんなキャラクターに設定されるかも
重要なファクターではありますが,
『ラストプレゼント~娘と生きる最後の夏』
シリアス100%の役もやっており,こちらの線が
本業といえるでしょう(もともと男役だしw)。

「第一章」の“3代将軍の母(乳母)”春日局と同様,
「第二章」の“5代将軍の母”桂昌院も,母としての
性格が強い主人公となるでしょう。
町民の出身であるお玉はそのコンプレックスを克服するため
勉強熱心で,息子の綱吉への教育にも大変熱心でした。
草なぎ剛君主演の『イヌと呼ばれた男』でも
学究肌の将軍という性格,それが「生類憐れみの令」を
発する下地になったことが表現されていましたね。

予想というからには,主演候補は一本で決まって,
それが当たるというのがベストなのかもしれませんが,
やはりあれこれ考えるのが面白いので,
もう1人候補を挙げさせていただきますと,
黒木瞳さんなんかはどうでしょう?
※『幕末編』→火曜時代劇,
 『第一章』→木曜時代劇,
 『第二章』→水曜どうでしょう?

映画『東京タワー』が話題となっている黒木さん,
その透明感のある容姿・生活感がないスタイルから
母としての性格を前面に出した役というと
あまり記憶にないのですが(東京タワーも設定は子持ち
ですけど,役は“女”でしょ),ここらで一発,
将軍の母役を演じていただくというのはどうでしょう?

これで決まれば,
『87%』の黒木陽平(by本木雅弘),
『救命病棟24時』の黒木春正(by香川照之)
に並んで,平成17年度日本三大黒木の完成
ということになるわけですね(勝手に決定)。
『87%』のエントリーで振った小ネタですが,
 じゃすみんさん,レスいただきましてありがとうございました^o^)


で,骨格といえば,歴代の徳川将軍は,皆,
極端な細面だったことが知られています。
江戸時代というと,庶民は背が低くて
ごつごつした彫りの浅い顔をしていたのに対し,
将軍家や大名の家柄の人々は現代ふうに
あごの細い顔だったというのです。
それは,やわらかく調理されたものばかり
食べていた貴族的な食生活や,
公家・摂関家から妻を迎えていたためといわれています。

ちょっとまて。
大名家はいざ知らず,ドラマ大奥でやってたように,
公家から迎えた将軍家正室は,
誰ひとり跡継ぎを産んでいないじゃあ~りませんか!
※唯一跡継ぎを産んだ正室・2代将軍秀忠のお江与は
 織田信長の妹お市と浅井長政との間の娘。

なのですが,歴史学者の調査によると,
武家や庶民の出であった将軍の側室たちの遺骨を
調査すると,彼女たちも細面で鼻が高く,
目の大きい現代型の美人顔だったとのこと。
資料→山本博文著『サラリーマン武士道』

江戸時代,家柄のいい武家は,
困窮ゆえに持参金や実家の援助優先で
嫁を選んだといい,むしろ裕福な商人が
金に糸目をつけずに人柄や容貌のうるわしい娘を
嫁にもらったそうですが,武家のトップで
かつ究極の富豪でもある将軍さまは,
現代顔の美人を好んで選んでいたようです。

つまり,『第一章』で「顔ではお楽に
かなわないかもしれませんが,体では
負けません!」とアピールして大奥入りしたお夏ですが,
実際には,顔でもお夏役の野波麻帆さんのほうが
お楽役の京野ことみさんよりも将軍好みだったかもしれませんw。

と考えると,リカちゃん雛人形バージョン
のようだった「幕末編」和宮役の安達祐実さん,
目は大きいけれど,実は公家顔ではなかったのかな…^^)。

それを考えると,
実は私,“京野枠”として田畑智子さん(京都出身)
なんてどうだろうと思っていたのですが,
違うのかな…。


こんな感じで,さらにつづきます。
史実のどの期間・どんな出来事をドラマ化するのか,
桂昌院以外の役柄は誰がいいか?などを検討していきたいと思います。
→>>次回かってに大奥~第二章~配役案(4)トホホ人物伝

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天海祐希さん公式ホームページ
 リニューアルとのことで今のところ最近の情報しか載っていません。

黒木瞳さん本人作成サイト

川島なお美さんオフィシャルサイト「Club Naomist」

星野真里さん公式ホームページ
 …更新が2003年6月(「Schedule」は4月)で止まってるんですけど…

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かってに大奥~第二章~配役案(2)第一章キャスト復習

2005-01-08 07:52:37 | ◆◆ 大奥 ◆◆
好評のうちに終わった大奥第一章,
当ブログでも,アクセス記録を見ると検索ワードの上位は
「大奥」「大奥 第二章」「大奥 第一章」が占めてます。
(今だにw)
やはり,第一章の最後でかなりあからさまに
『第二章』の始まりを暗示させる(予告?)
ふしもあったことから,第二章への期待も大きいのでしょう。

では,来年秋あたりに『大奥~第二章~』が実現するとして,
どんなストーリー・配役になるのか?
前回「かってに大奥~第二章~配役案(1)登場人物チェック」では
お玉(桂昌院)と徳川綱吉の時代にどんな人物が登場したのかを
チェックしてみましたが,今回は,『大奥 第一章』
とのつながりという点からチェックポイントを
あげてみたいと思います。

【残留?交代?おなじみのメンバー】

●木村多江さん…『幕末編』 初島,
         『第一章』 正室(鷹司)孝子
 →貴重な“顔”ですので留任確実でしょう。
  (同時期に連ドラの主役オファーが来ない限り)
  はたして何の役に?

●お毒味3人組
(葛岡の鷲尾真知子さん,
 吉野の山口香緒里さん,
 浦尾の久保田磨希さん)
 →ドラマ全体がギャグになってしまった場合
  どうかというキャラクターですが,
  物語自体はシリアスな流れになるでしょうから
  彼女らの登場する息抜きタイムは確保されるでしょう。

●梶芽衣子さん(朝比奈)
 →なんか,また全く同じ役で出てそう。w

●小松みゆきさん(藤浪/村雨)
 →またゲスト的にオイシイ場面で出てくるのでは?

●高島礼子さん(お江与)
 →四代・五代将軍の時代にお江与の幽霊が出たなんて
  話はないのですが,別の役でもいいから出てほしい
  という視聴者は多いのでは?

●男性陣
・北村一輝(13代将軍家定・柳丈/山賊)
・原田龍二(東郷克顕/護衛)
 →連続出演組。『第一章』ではゲスト出演でしたが
  はたして次回は…?

・岡田義徳(今岡慎之介)
・葛山信吾(徳川慶福=14代将軍家茂)

・西島秀俊(3代将軍家光)
・渡辺いっけい(2代将軍秀忠)
・ウド鈴木(家来)→バラエティ番組の企画?

●金子昇(半井隼人)
 →彼は,5代将軍・綱吉で決定でしょう(爆)。
  本当はもっと後で書きたかったんですけど,
  がまんできないんで書いちゃいます。
 

【第一章の主演陣は?】
側室のほとんどは『第二章』のストーリーに深く関わってくるのですが
春日局の死後から話は始まるでしょうから,
その時点から五代綱吉あたりまでの話を扱うとなると,
『第一章』の主演陣が続投してここから歳をとっていくというのは,
下の世代の若い側室と共演するからみもあってなかなか難しいかな…。

●お万の方(瀬戸朝香)→春日局(松下由樹)の跡を継ぎ大奥総取締に。

●お楽の方(京野ことみ)→四代将軍・家綱の母に。

●お夏の方(野波麻帆)→次男=甲府徳川家の祖・綱重を産む。

●お玉の方(星野真理)→五代将軍・綱吉を産む。
  桂昌院と称され,『第二部』の中心人物になることは
  まちがいないのだが…。

次回は,これらの人物について,
かってに配役を考えてみたいと思います。^o^)ノシ


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…テレビ部門はちょっと休憩中wで33位… ^_^;)



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http://www.fujitv.co.jp/b_hp/oh-oku/index.html
http://wwwc.fujitv.co.jp/oh-oku/index2.html


前回のエントリー●最終回直前・史実とドラマの違いチェック

●大奥第一章 第10話「許されざる生命」を語るエントリー

●大奥第一章 第9話「非業の死」を語るエントリー

●大奥第一章 第8話「将軍倒れる」を語るエントリー

●大奥第一章 第7話「新たな側室」を語るエントリー
◆『大奥 第一章』第7話のツッコミどころ

●大奥第一章 第6話「覚悟の夜」を語るエントリー

●大奥第一章 第5話「囚われた尼君」を語るエントリー

●大奥第一章 第4話に関するエントリー
もよろしければご覧下さいませ。

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徳川綱吉-イヌとよばれた男 ※22:30更新

2004-12-29 17:11:05 | ◆◆ 大奥 ◆◆
SMAP草なぎ剛主演の年末時代劇特番
『徳川綱吉-イヌと呼ばれた男』,なかなかよかったと思います。
平均20%近くをキープして好評だった『大奥第一章』の
時代に続く5代将軍・綱吉の話で,
かつて同じ草なぎ剛主演で放送された
『サルと呼ばれた男』ともつながっている。

このタイトルに「なんじゃそりゃ」と思った人も多いと思いますが,
僕は,今どきのこういう売り方,否定はしません。
(たとえば,細木数子は嫌いですが,僕が『ゴーストネゴシエーター』の
 販売責任者だったとしても即決で『ゴーストシャウト』に
 タイトルを変えたことでしょう)

草なぎ君は,『いいひと』『スターの恋』など
「風変わりだけれど,心優しく,
 それを貫き通すぶれない男」
を演じてきましたが(スターの恋では,どちらかというと
世間知らずの大スターを演じた藤原紀香のほうが風変わりでしたが),

今回も,『サル』の「殺さない男」を継承する形の
(ていうか,リメイク?)キャラクター設定。
ほんの数十年前まで戦国の世だった江戸初期,
切り捨て御免の慣習や切腹などの厳しい処罰。
人の命が軽んぜられていた当時の現状に,
「命が一番大事」という,
当時としては一笑に付されるような信念を貫き通したのが
綱吉の真の姿だったというお話。

これに,今の世に置き換えればいわゆる報復テロ,
にもかかわらず当時も今も賞賛され語り継がれている
赤穂浪士の討ち入り(=忠臣蔵)という事件
とうまくからませて物語を構成しました。

全然政治のことも下々のことも知らず,
幕府幹部の傀儡として将軍の座に据えられる。
大奥のきれいどころに鼻の下を伸ばし,
老中・堀田正俊(西村雅彦)がスパイとして送り込んだ
松子(深田恭子)に惚れて政はテキトー,
幕府の老中らに任せっきり。

人々のことを思いやる優しい心はいいのだが
「捨て子は役人が引き取って育てよ」
「酔っ払いは危険がないよう保護せよ」
などとピントの外れた命令を下すばかりで,
それもすべて堀田が執行するふりをして握りつぶす。

ある夜,父のもとに帰りたい松子を思いやり
城の外へ連れ出した綱吉は,そこで武士の試し切りで
殺された町民の死体や,自分の出した命令が全く
役人らに届いておらず捨て子が泣き叫ぶ江戸の町の真の姿。

自分がお飾りの将軍にすぎないと知り,
無力感のあまり,館林へ帰ろうとする綱吉,それを
館林時代から仕えてきた忠臣・柳沢吉保(田辺誠一)が
命を賭して止める。

お人好しな田舎もんの若者から,現実を知った綱吉は,
自分の信条を政治に反映させるべく
吉保を側用人に抜擢,老中に次ぎ,若年寄の上に
あたる地位においた。

そして,あの「生類憐れみの令」を発しはじめるのであるー

遊び呆けながら討ち入りの機会を伺う
大石内蔵助を呼び出して,
「忠義という言葉で飾ってもしょせん人殺しではないか」
「吉良を討てば,吉良の家臣にそなたの家族が狙われるぞ」
とこんこんと説得するという設定はなかなか。

今でも戦争や災害,事件・事故などがテレビの前の
一般大衆にとって娯楽の具になっているわけで,
平和を謳歌している今の日本国民も,
赤穂浪士に討ち入りを期待する当時の江戸庶民や
「パンと見せ物(殺し合い)を」と要求したローマの奴隷市民と
何一つ変わらなかったりするわけで,
命の重さがあまりにも軽かった時代の人々を笑えない,
決して他人のことと考えてはいけないと思うのです。

そんな私たちに,ともすれば説教くさいテーマを,
「愚かな将軍と語り継がれる」“奇人”綱吉に語らせることで
考える機会を与えてくれるいいドラマだったと思います。

こういう静かで暖かいキャラを演じさせると
草なぎ君ははまり役ですね。
※TBSの『さとうきび畑』のドラマの明石家さんま氏も
よかったけど,ちょっと,うちでは
彼は全然好感度No.1タレントじゃないんで,
あのシチュエーションで「僕はこんなことするために
生まれてきたんじゃないんです!」
と言われても,
撃ち殺しはしないまでも,ぶん殴りたくはなっちゃうかな…

言ってることは正しいんですけどね。
守らなければいけない家族がいる身なのに
あんな言い方で上官に歯向かって,その結果
悲劇を迎えてもちょっと同情しきれなかったです。


【ひとくちメモ】
将軍就任まで,20年間館林城主だった綱吉ですが,
実は,館林に滞在したのはわずか5日間だけなんですって。
徳川綱吉 - ミスター動物愛護 徳川綱吉

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かってに大奥~第二章~配役案(1)登場人物チェック

2004-12-28 07:12:42 | ◆◆ 大奥 ◆◆
大奥第一章,好評のうちに終わりましたね。
昨年の『大奥』と比較して物足りないとか,よかったとか論議もにぎやか
(ほとんどは出演の女優さんの好き嫌いによるもののようですが ^v^;)
ですが,やはり,第一章の最後に『第二章』の始まりを暗示させる
ふしもあったことから,「第二章が楽しみ!」という声も大きいですね。

では,来年秋あたりに『大奥~第二章~』が実現するとして,
どんなストーリー・配役になるのか?
史実にかなりアレンジを加えているこれまでの『大奥』を考えても
ストーリーの細かいところやドラマオリジナルの登場人物までは
想像のつきがたいところがありますが,
ここまでの流れや,史実をもとに,予想を楽しんでみたいと思います。

まずは『幕末編』『第一章』の出演者をチェックしておきたいところですが
29日に草なぎ君主演の『犬と呼ばれた男』が放送されますので
『第一章』のつづきにあたる,4代家綱,5代綱吉の時代の
将軍家の重要人物についてチェックしてみたいと思います。

***********************
■3代将軍・家光の正室・側室■
・正室・孝子(木村多江)→子ができず。

・お万の方(瀬戸朝香)→春日局(松下由樹)の跡を継ぎ大奥総取締に。

・お楽の方(=宝樹院。京野ことみ)→長男=四代将軍・家綱を産む。

・お夏の方(野波麻帆)→次男=甲府徳川家の祖・綱重を産む。

・お玉の方(星野真理)→四男=五代将軍・綱吉を産む。
  家光が亡くなったとき25歳で髪を下ろして桂昌院と号する。
 ※三男もお玉が産んでいるが早世。
  ドラマではお万の方が綱吉を産み,お玉の子として
  育てるという設定に。
  綱吉が将軍になったのはなんと桂昌院57歳のとき。
 ※『犬』では戸田恵子

■4代将軍・家綱と周辺の人物
・竹千代=家綱。11歳で将軍になり,40歳で死去。
・正室・麻宮顕子(伏見宮貞清親王の娘)
・お振の方(京から。19歳で病死)
・お満流の方(旗本の娘。顕子の死後18歳で大奥入り)
 ※お満流は2度懐妊しますがいずれも流産。40歳で子がない
  家綱が病に倒れ,後継問題が勃発。養子を迎えようという
  この時期に家綱の実子が産まれると困るということで
  流産させられたという陰謀説が根強いといいます。

・大老・酒井忠清(家綱の後継に,京から親王を迎えようと画策)
・老中・堀田正俊(家綱の後継に綱吉を推す。忠清に代わって大老に)
 ※『犬』では西村雅彦
・若年寄・稲葉正休(綱吉将軍就任の4年後,正俊を刺殺)
 ※『犬』では勝村政信

■甲府宰相・綱重周辺の人物
・綱重…家綱より3歳年下。
・養母・天樹院(=家光の姉千姫)
・松坂局(養育係)
・お保良(松坂局の侍女。綱重が手をつけ綱豊を産む)
・綱豊(綱重の長男。=6代将軍家宣)
 ※家綱が40歳でやばくなったとき綱重は既に亡くなっていたため,
  綱吉と並んで5代将軍の候補に。

■5代将軍・綱吉周辺の人物
□正室信子派 vs ○桂昌院&お伝連合の女の争いが有名です。

・徳松=綱吉。綱重より2歳年下。
  ※ということは,将軍の座についたのは35歳のとき。

□正室・信子(左大臣鷹司教平の娘)
○お伝の方(貧しい御家人の娘。綱吉の3歳年上)
 ※『犬』では酒井若菜

□常磐井=右衛門佐(うえもんのすけ…中納言水無瀬信貞の娘)
○大典侍(おおすけ…大納言清閑寺熙房の娘)

□北村季吟(古典学者・俳人)
○中山喜兵衛(能楽者)
○脇本作右衛門(狂言師)

・牧野成貞(側用人。綱吉は政治を彼らに丸投げ)
・柳沢吉保( 同上 )…『犬』では田辺誠一
・染子(吉保の側室。綱吉が手をつけたという噂も)
・柳沢吉里(染子の息子。綱吉の子供という噂も) 

※年齢の計算が合いませんね。お玉が髪を下ろした齢か
 綱吉が将軍になったときの桂昌院の齢のどちらかが
 まちがってる…?

今後のエントリーでは,これらの人物について,
かってに配役を考えてみたいと思います。

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前回のエントリー●大奥第一章最終回! 第11話「命果つるとも」を語るエントリー

●最終回直前・史実とドラマの違いチェック

●大奥第一章 第10話「許されざる生命」を語るエントリー

●大奥第一章 第9話「非業の死」を語るエントリー

●大奥第一章 第8話「将軍倒れる」を語るエントリー

●大奥第一章 第7話「新たな側室」を語るエントリー
◆『大奥 第一章』第7話のツッコミどころ

●大奥第一章 第6話「覚悟の夜」を語るエントリー

●大奥第一章 第5話「囚われた尼君」を語るエントリー

●大奥第一章 第4話に関するエントリー
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大奥第一章最終回! 第11話「命果つるとも」

2004-12-17 02:54:31 | ◆◆ 大奥 ◆◆
大奥第一章&華の乱 最新記事は→こちら

春日局とお万の確執は,
お万の妊娠を巡って頂点に達しようとしていた。
春日局は堕胎を強く勧めるが,凛とした態度で拒絶するお万。
膠着状態に陥った2人の間に,お玉が割って入り,
家光の意志でなければ従えないと春日局を追い返す。

春日局が去った後,お万はお玉を労いつつも
お万は公家出身の自分が子を産めば世継ぎ争いによって
公家と幕府の関係に無用のトラブルが生まれるという
春日局の考えも分かると言う。

春日局は,お万と半井隼人のことを蒸し返し,
不義の子ではないかと匂わせてまで,
家光にお万の出産を決して許さぬようにと進言。
しかし家光は,男と決まったわけでもないし,どちらにしても
世継ぎにはしないからと,お万の出産を認める方向で譲らない。
春日局は,自分の半生の苦労を反故にするつもりかと家光に詰め寄るが,
家光は,これが尼であったお万を無理やり側室にした
自分の罪滅ぼしだと譲らない。

程無くして,お夏が男児を出産。後の甲府宰相綱重だ。
これにより,春日局の焦燥はいよいよ深いものとなる。
しかし,お楽,お夏,おりさの3人もお万の妊娠・出産に
賛意を示し,共闘を誓う上に正室・孝子もお万サイドについていた。

お万の堕胎に執念を燃やす春日局は,
お万のお膳に自ら堕胎薬を入れる。(もう,マジで鬼。)
御膳所を出た春日局は強い心臓の痛みを感じて立ち尽くす。
なんとか発作を抑えて顔を上げると,廊下の突き当たりに亡きお江与の姿が!
言葉は発せず,どこか哀れむような表情のお江与の幻影に,
春日局は自分の行いを悔いることはない・
罪は,家光の代わりに自分が背負うと訴えると,
お江与の幻影は消えていった…。

さらに廊下を進むと,
お夏と,強引につき合わされた家光が仲良く子をあやす姿に出くわす。
春日局に気がついたお夏は,歩み寄って春日局に子を抱かせる。
すると,家光に乳を含ませた昔の記憶がオーバーラップし,
鬼の目ならぬ春日の目にも涙。

その頃,村雨が緊張した様子でお万に食事を運ぶ。
堕胎薬入りの食事にお万が口をつける直前,
春日が駆けつけ,
健人を処刑の寸前で逃がしたときさながらに
お膳を吹っ飛ばして救う。

食事に毒を入れたことを告白し,
将軍の子を殺めようとした自分を処罰して欲しいと訴える春日。
お万は無益な世継ぎ争いが起こらぬための行い,
邪な私心によるものではないと許そうとするが,
その時,気力の糸が切れたのか,胸を押さえて倒れる春日。

病に倒れ,床に伏せった春日。
一日,また一日とたつ毎にやつれていくが,
お万が薬を薦めても飲もうとしない。
家光が直々に薬を服すように諭しても
頑として聞き入れない。

「上様が痘瘡で倒れたとき,
 私は大御台様(お江与)に申し上げました-
 『私は病に伏しても薬を服さぬ・
  余命は天に任せる』とー」


「たわけたことを申すな!
 母上の幻など,そなたのこしらえたものじゃ…
 儂にとっての母は,育ての母であるそなただけじゃ!」
「その一言で,ふくの一生は報われました…」
家光の「どこへも行くな!ふく…」の声が,
幼き日の竹千代(家光)の声と重なる。

「そなたに逝かれたら,今度こそわしは
 ひとりぼっちじゃ…」
「上様にはお万の方様がいらっしゃいます。
 お万の方様,上様をよろしゅうお頼み申します…」

消え入りそうな声の春日。

一人眠りにつく春日の枕元で
「おふく殿,おふく殿-」と声をかける者が。
お江与であった。その姿は,春日が手を伸ばすと,幻と消えた…。

翌朝,春日は,部屋に正室孝子や側室一同を
呼び集め,気力を振るい正座して対面,
遺言のように,一人一人に優しい言葉をかける。
そしてお万を大奥総取締の後継に指名。
「申しておきます…いばらの道です。
母の道・女の道と,この二つの道を行く…常人にはできぬこと。
しかし,あなた様ならわたしよりずっと良い取締になられるでしょう」


そこへ家光が駆けつけ,
家光の弟・忠長の謀反に荷担していた罪にて罰せられていた
春日の三男・稲葉正俊の謹慎を解いたと伝えるが,
「ああ,常磐丸のことですか…正俊はとうに勘当しました。
 そのようなお気遣いは無用にございます」

「ふく,今になってまで意地を張るのか」
「私から意地を取ったら何が残ります!
 勤めの途中でございます。それが済むまで
 上様はそこに控えていてくださいませ」


「ともかく,徳川の世の安泰は,お方々にかかっています。
 大奥のこと………上様のこと!
 何卒,何卒,お願い申し上げまする…」

深々と頭を下げるとともに,力尽きる春日。
「ふく!逝くな,ふく!」春日を抱き号泣する家光。

実の母のもとへ駆けつけた稲葉正俊が到着したのは
春日の死後3日経ってからであった。

ほどなく,もとの姿を取り戻した大奥-
お子達が生まれ,育ち,人々が日々の暮らしを営んでいく大奥という庭は,
春日局という主を失っても,まるで何事もなかったかのように
しっかりと生き永らえていた。
これが,春日局が創り上げた,徳川の世を支える宝だったのである。

西に入る 月を誘(いざな)い 法(のり)をえて
 今日ぞ 火宅を逃れけるかな


家光「ふくの辞世の句じゃ。」
お万「あの方は,この世を火宅とお呼びになった。
 死ぬまで捨て切れぬ,煩悩がおありになったのです。
 その煩悩とは,ご権勢への執着ではありますまい…
 ただ人を愛し,人に愛されたい・愛する人の子を産み育てたい
 という切なる願いにございましょう-」


お万は,自分の子が生まれてはならないという
春日の意思をくみ,他の者が産んだことにすると爆弾発言!

その子は後の五代将軍・綱吉となり,
その“母”であるお玉は大奥で絶大な権力を握る
ことになるのですが,それはもっと後のお話にございます-

******************

いや~,すごかった。

全国で
「泣きながら,一気に見ました」
という人が何千,何万人といたことでしょう。

最初の頃は,時代劇初挑戦ということもあって
高島“お江与”礼子との存在感の差が歴然としすぎた
松下“おふく”由樹,大丈夫かと先が思いやられ,
逆にそういう意味で目が離せないドラマでもありましたが,
終盤は松下“春日局”由樹,すごいオーラびんびんの
演技で,圧倒されました。

起用サイドの期待に見事応え,
劇中のおふく/春日局の躍進と見事にシンクロして
わずか3ヶ月の間に一皮も二皮もむけていった松下さん。
なんか,歴史の証人になった気分です。

ストーリーも,充実した全十一話の総決算というか,
すごく綺麗に大団円にまとまりましたね。
「第二章」を望む声が多いと思いますけれど,
これだけ盛り上がったのですから,
1年後には確実に実現するでしょう。間違いない!
(ていうか,フジテレビ,この段階で布石打ちまくりだと思うw)
→05年10月開始『大奥~華の乱』についてもくわしい
 当ブログ『大奥』関連記事一覧はこちら。

※前回の『大奥』が,昨年の6~9月,
 『最終章』が,年明けでしたっけ?

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江戸城「大奥」の謎―教科書に出てこない歴史の裏側
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とにかく読みやすくて内容が盛りだくさん!
ドラマの背景になる史実についてもこれを読めば把握できますし,「大奥に模擬店?!」「美女50人を募集して首を切った吉宗」「男である医師が大奥で診察する方法」など,次から次へと目からウロコの興味深い話題が満載!すごく充実した内容が非常にわかりやすく解説されています。
全体の構成も「1.大奥誕生の謎」「2.女たちの暮らしの謎」「3.側室と玉の輿の謎」「4.大奥事件の謎」「5.女の花園の謎」と,非常に巧みに整理されていて,スバラシイの一言。

前回のエントリー●最終回直前・史実とドラマの違いチェック

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いよいよ12/16,『大奥~第一章~』最終回スペシャル!

2004-12-15 21:48:22 | ◆◆ 大奥 ◆◆
というわけで,とりあえず今回は,
ドラマと史実の違うところをとりあげて,
最終回でどうつじつまをつけるのかに注目してみようという話です。

・秀忠唯一の浮気でお静が出産・後の保科正之
 →○。会津藩の藩祖。

・春日,お蘭(お楽)を「玉の輿」と言ってスカウト
 →「玉の輿」の語源はお玉だという指摘多数。

・お楽は,出産した我が子を自らの手で育てる
 →四代将軍家綱もやっぱり乳母が育ててますよね。
  えっと…,何て人だっけ?

・お夏
 →甲府徳川家綱重を産みました。
  その息子が6代将軍家宣。

・お玉は子どもが産めない体
 →×。なんといっても五代将軍綱吉を産み,
  桂昌院と称されてます。

・お万の方が妊娠
 →史実では産んでいませんが…
  「お万の子を,お玉の子として育てる」
  って説が流れていますが…

・お玉は郭育ち
 →京の呉服商出身という説も。
  西陣の織元に稼がせようと山のように注文して
  財政が苦しくなり幕府が出した節約令を
  ぶち壊したという逸話があります。

・この他,お玉には京都の八百屋の生まれという説も。

・実際と年齢違いすぎ
 家光とお万は20くらい違ってたんでしたっけ。
 尼さんから側室へって,ドラマでもすごかったけど
 ほとんど拉致ですねぇ。
 で,春日局は家光よりさらに30弱(26?)上でしたっけ。
 お夏の出産(綱重)とお玉(綱吉)の出産は
 春日の死後だとか。
 
 まぁ,こればっかりは,ねぇ…大目に見ましょうや。


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大奥第一章 第10話「許されざる生命」

2004-12-10 01:08:58 | ◆◆ 大奥 ◆◆
側室懐妊一番乗りはお楽,ということで
お夏は逆立ちやら顔パックやらですったもんだ,
隠れキリシタンの生き残り・イケメン半井隼人は
春日に殺されかかるぎりぎりで許されるが
結局再び家光に直訴しようとして斬殺されるわ。
家光はその隼人をかばおうとしたはずみで斬られるわ,
と激動の前回・第9話でしたが,今回の「許されざる生命」とは……?

**********
前回,日光詣での家光に直訴しようとした隼人は、
お万のために守らねばという家光の意思及ばず家臣に斬殺される。
その時、お万の足元に,いかにも不吉にも椿の花がポトリ。
花びらが散りゆく他の花と違い,椿の花は首が落ちるかのように
まるごとポトリと…

また、同じころ、お楽(京野ことみ)は、激しい腹痛に襲われ
流産の危機!
城内に緊張が走り,お楽はしばらく床に就くことに。

大奥で催された七夕の会,
短冊を笹につけようと側室や女中らが集まっていると、
旅の途中、家光が何者かに襲われたと流れる噂が。
よもやと、お万は直ちに家光に問いただした。
家光は複雑な思いで「謀反人ゆえ、わしが成敗した」
とうそをついてしまう。
翌朝から、お万は朝の総触れに参加しなくなった。

側室のおりさも妊娠!
お夏は自分より早く子供ができたおりさが気に入らない。
七夕の短冊をより高いところへ結ぼうとするおりさに
足の壊れた踏み台を渡し、おりさはものの見事に転落。
すると、おりさの足元に水が広がる。
流産かと一同騒ぎになったが、なんと腹に入れた水枕が破れたのだ。
おりさは偽装妊娠だった!

春日激怒。お夏&おりさ謹慎!
だがその席にお万が現れ、弱い者同士戦っても、
悲しみをいたずらに増やすだけだと二人を説得する。

(ええとこ持っていきおって!)春日局は礼を言う振りをして
お万に総触れに出席するように促す。
ところが、お万は総触れどころか、将軍の閨を断る「褥すべり」を申し出る。
(なめとんのかゴルア)鼻白む春日局に、

「許されなければ死ぬまで。私は死者のために祈る」
と言い残し去るお万。
 しかし、春日局は引き下がらない。
ある夜、閨に来るようにと呼びに来た春日局は、
部屋の前に座り、お万が出てくるまで動かない。

お万のことを思うお玉は、
自ら身代わりとなり、家光の寝所へ向かった。
お玉は「無理が過ぎる。お万の気持ちを考えよ」と家光に噛みつく。
家光は、それをさえぎり、
「キリシタン狩りはやめた。儂は生まれてこのかた
 好きでした事など一つもない…」と胸中を吐露。
「お万だけは我を通した。お万はわしにはまぶし過ぎた…」
「なら,なぜその気持ちをお万様に見せぬのです!」

そして,家光が隼人をかばったことも知るお玉。

お玉は部屋に戻ると、家光の話を一部始終お万に報告。
お万は、家光の心情と自分の誤解を思い、
たまらず家光の部屋に向かおうとした。
廊下に出ると騒がしい。お楽が産気付いたのだ。

分娩の床で死にそうなお楽,
「もう,生きていてもいいことなどない…」
と,恋人の宗兵衛から渡されたお守りを見せ,
死んだら一緒に埋めてくれとお万に託す。
「このお方もお楽様の身を心から思いやってくださった
 のではないですか。生きなければなりませぬ!」
ふと我に返るお楽,
「いきんで!」「いきんで!」

奥に響く赤子の声,
駆けつけた春日らに産婆,「男の子にございます」
「お世継ぎか!」

いそいそテキパキと乳母の手配をする春日,
それではいくらなんでもあんまりだと
お万,実の母の手で育てさせてやるべきだと異議。
「親子の情とお世継ぎとは別でございます」ピシャリと言う春日だが
「儂からも頼む」家光登場。
「我が子を抱けぬ母ほど不憫なものはない。
 その心はお前もよく分かっているはず…」

部屋に下がり,一人になった春日,
その険しい顔-

***

お夏様ご懐妊!
ということで,盛大に繰り広げられる祝いの宴。
藤娘の舞やらなんやらかんやら…

満願成就・喜色満面のお夏の顔。
そして,おりさ・お楽・お万・お玉・孝子・そして春日。
それぞれの表情-

宴の後-
孝子「お万殿。また,中の丸にもお出でください。
 和歌を詠んだり,舞を愛でたりせねば
 一日が長くてたまりませぬ」
「私も,近く中の丸へ移ります。
 お褥滑りをした女は,もはやこの世での役割を終えた身も同じ。
 あのご懐妊祝いのような場にはふさわしくありません
 …うっ」
「どうなされました?!お万の方様!」
「わかりませぬ。少し胸焼けが…」

ふと,視線を感じたお玉が振り向くと…

ダダダダンダンダン
春日の目が光る。

***

「まずは…ご懐妊おめでとうございます。
 で,お子を授かったお気分は?
 お褥滑りをされた今になってのご懐妊,
 必ずしも喜ばしいことではございますまい」

「授かった命は,大切にしとうございます」

黒塗りの盆に,懐から出した赤い包みを乗せ
お万の前へ差し出す春日。

「これを一服飲めば,お子が流れます」

次週,春日VSお万,最終決戦!
**********

2クールやってくれるんじゃないかと
勝手に思っていた私ですが,やはり来週,全11話でもう最終回!
一体どんな結末が待っているのか?!

春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊
お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里
孝子 … 木村多江
お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
おりさ … 末永 遥

朝比奈 … 梶 芽衣子
葛岡  … 鷲尾真知子
吉野  … 山口香緒里
飛鳥井 … かとうあつき

半井隼人 … 金子 昇


◆大奥ワンポイント◆
【 黒壁のお城?! 】

ドラマの中ではCGでしょうか,
燦然とそびえ立つ江戸城天守閣ですが。
実際もあんな感じだったのか?

江戸城天守閣が存在していた頃の資料というのは
あまり残っていないようなのですが,
史実によると,家康・秀忠・家光の時代に
それぞれ築城が行われ,家光の代に建てられた
寛永時代の天守閣は,
どうも,壁には銅板が張られた上に黒い塗料が
塗られた黒壁の天守だったようです。

前シリーズの『大奥』では,
天保十五年の大火でしたっけ,
大火事が大きな出来事のひとつとしてありましたが,
家光の時代にも本丸御殿の火災があったんですよね
(すぐ再建されるのですが)。
来週終わってしまう『大奥第一章』では,
火災のエピソードは出てこないかな?


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アメブロのほうでいただいたコメント-
コメント
■ TBありがとうございました
とうとう来週最終回ですね。
お福が死んでジ・エンドですかね。
あと、こちらからTBできません。
なんで?
タンタン (2004-12-10 10:06:13)

■ こんにちは。
TBありがとうございました。
あたしも2クール希望してたんですけどー、無理なんですかねぇ。タンタンさんと同じく、私からもTBできません。登録しないといけないのかなー。
朱華 (2004-12-10 17:09:32)

■ TBありがとうございます!
こんにちは。
いよいよ、最終決戦ですね。
どうなるんでしょう~!!
私もTBさせていただきますね。
(2004-12-10 17:36:21)

■ トラックバック
させていただきました。
大奥は私も毎回みているものですから・・・いろんな方と大奥の話でもりあがってほしいな。と思いまして・・・
事後報告でもうしわけないです。
みのむし (2004-12-10 17:54:14)

■ 無題
 TBありがとうございました♪
最終回がとうとうやってきました。
来週・・・待ち遠しいです。
近所のおばちゃん (2004-12-10 23:33:45)

■ 東映メロディ
東映メロディに、大奥の主題歌とOP曲が着メロ化されてますよん。(imodeだけかも)
おとこのおばさん (2004-12-10 23:33:57)

■ 無題
TBありがとうございました・・・・
お万(瀬戸朝香)、あまりにきれいに描きすぎって思いません?
みのみの (2004-12-11 03:26:06)

■ TB有難うございました。
いよいよ最終回ですね。
最後の対決の結末がとても楽しみです。
nakakatoo (2004-12-11 10:06:05)

■ 緊急回避ですね
gooのほうに行こうとしたら閲覧禁止になっていたので焦りました。
りゆうがわからない処置って、どうしようもなくてこまりますよね(汗)
donguri@くぬ (2004-12-11 12:55:27)

■ こんばんは☆
TBありがとうございます!
歴史になぞらえてどこまで大奥を表現していくのか!?
#次回最終回ですけど(^^;
楽しみです。
Rica (2004-12-11 21:31:34)

■ もうすぐ最終回なんだけど・・・・
お万みたいに、好き勝手し放題、いいたい放題だったら、ストレスはたまらんだろう。だいたいお万というのは実際は、家光の寵愛をいいことに、勝手に幕府の財政を破綻させた張本人であるし、女中たちにも容赦ない仕打ちをしていた側室なのに、あそこまで美化していいものか、腹が立ってしょうがない。政治のこととか何も分かってないくせに政治事にまで口をはさんでるし。『幕府のため、世の安寧のために」必死で頑張ってきた春日局がにくまれやくみたいになってしまうのは、あまりにもかわいそうだ。
おふくと竹千代 (2004-12-14 17:37:47)
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大奥第一章 第9話「非業の死」

2004-12-03 00:01:53 | ◆◆ 大奥 ◆◆
さて,今週も『大奥 第一章』の時間がやってまいりました。
正室孝子がお万の逢い引きをお膳立てするわ,
その相手は将軍暗殺者(未遂)の隼人だわ,
将軍はショックで天然痘にかかるわ,
お床入りで将軍を突き飛ばしたお楽が一発懐妊で妊娠第一号ゲットするわ
と激動の前回・第8話でしたが,今回の「非業の死」とは……?

**********

痘瘡にかかり、病床の家光,看病する春日に向かい
「お万…お万は…」

奥女中「お万の方様はおられません。増上寺へ御参拝されており…」
ダダダダンダンダン
春日の目が光る。
「うそであろう。
 本当の行き先を突き止めるのじゃ」

逢い引き中のお万と隼人。
切支丹狩りをやめさせるから,危ない動きはやめるよう説得するお万。
隼人は隼人で,
「姉を救えなかった私は,お万の方様を救ってさしあげたかった…」
お万の目に涙。

そんなお万を泣かせる男がもう一人。
病床の家光。
「わしはもう,長くないかもしれない…
 その前に言っておきたい…お万…すまなかった…
 仏に仕える身であったそなたを傍に置いてきたこと,
 他に側室を設け,そなたを蔑ろにしたこともじゃ…
 すべては政のため,世継ぎをつくるため致し方なくしてきたこと…」


春日,思わず「お万の方様は上様を裏切ったお方。これ以上のお情けは…」
「春日,よく聞け…お万に,
 指一本でも触れたら,わしはあの世から,恨みぬく」

そして家光,発作!
御典医も,手はつくした・「あとは上様の御天命にございます」と為す術ない状態。
呆然とたたずむ春日…ふと気付くと,そこには亡きお江与の姿が!

「お願いでございます!私を身代わりに…この身が病に伏せようと
 医者にかからず薬も服さず,天命と諦めまする…」

微笑むお江与。
「私をあざ笑っておられるのですか?それとも,
 願いをお聞き入れくださったのか…?」

気を失い,目が覚めたときには床に寝かされていた春日。
もう朝。将軍のもとへ急ぎ向かうと,
笑顔の典医に囲まれた家光の姿があった-。

家光,快癒! これまで通り?の大奥の日常が始まる…

お楽を「お腹様」と呼んで,待遇ジャンピングアップ!
側室たちの嫉妬の心をかきたて,次の出産を誘発しようという春日の算段。
当然焦りを隠せないのが,これまで2度3度とやってるのに身籠らないお夏,
典医に受胎アドバイスを強要。
その答えは…

上様といたした後,部屋の隅に行き,ピョンピョンと逆立ちを始めるお夏。
将軍に脚を持たせてまで…
「そんなに子が欲しいのか。なぜそこまでして?」
「…本当のことを申してもいいですか?
 私は貧乏でした。口に食べ物が入らぬのも辛うございましたが,
 一番辛かったのは,人に馬鹿にされることでした…」
「正直で面白いやつじゃ。励むが良い」

美白パックに,男の子が生まれるよう小魚ポリポリ。これも侍医のアドバイス。
そんなお夏に春日,「よいお心駆けです。次の奥泊まりはいつになるかわかりませぬが
-側室は貴女だけではございませぬ故-その心掛けは忘れぬように。」
てな訳で,さっそく新たな側室,おりさが参入。
家老の娘で身分が上と,いきなり新参者に見下され,お夏踏んだり蹴ったり。

一方,お楽に面会を申し込み,追い返されようとも帰らない若者が一人。
お万が便宜をはかり,お楽とこれから生まれる子への帯を届ける
口実でお楽の部屋へ通される。安産のお守りを渡し,心から励ますのだったが
そこへ踏み込む春日局!「お引き取りください。」
法度を破ったペナルティとして,戎屋,出入り禁止!

■切支丹狩り! 狩られた隼人。
紫頭巾姿で歩み寄る春日。
隼人「この文を上様にお渡し下さい!切支丹は上様に決して歯向かうものではないことを
 上様なら必ずお分かりいただけるはず」
「私がそなたの命を奪いに参ったのは,切支丹だからではない!
 そなたは,ただ生きているだけで,
 お万の方様の心を乱し,上様にご心痛を与えておるのじゃ!」


討伐隊の刀が振り下ろされるも,
何を思ったか,春日,とっさにムチで首を払い,命を助ける。
「行け!二度と上様に近づくでない!」
その代わり,上訴の文は松明の火で焼却。

切支丹狩り・それによる攘夷・そして鎖国の完成を祈願するため
日光東照宮へ赴く家光。
そこへ,隼人が書き直した上訴文を掲げて走り寄る!

十重二十重の護衛が殺到,切り捨てられる寸前の隼人。
「まて!殺すな!」
と身を挺した家光に偶然,隼人の刃が。
「あっ!上様!」そして隼人の体を貫く槍,刀…

**********

隼人…。使命感に燃えていたのか,
死に場所を求めるしかなかったのか(直訴は通っても,首謀者死罪のはず)。
非業の死というより,端から見ると無駄死になのだが,悲しいですね…。

家光は家光で,なんか隼人にシンパシー感じちゃって,
他ならぬ,一人のための体じゃない自分が
物のはずみとはいえザックリ斬られちゃってんのに
顔見知りとはいえ闖入者の心配してる場合じゃないでしょ…。

前に斬りつけられたときも,「斬るなら斬れ」って言ってるし
優しいのかニヒリスト(虚無主義者)なのか,それとも自傷趣味なのか?
現代に生きてたら,絶対リスカいっぱいやって(以下自粛)。

先週の放送ではいい人ぶりを見せ多数のブログで評判だった
正室・孝子の出番が今回はなく,
代わりに,先々週裏番組(「弟」)で大活躍していた高島お江与が登場!
お江与ファン狂喜!ですな。

大奥ファンの皆さんのブログを色々見てると,
人気が両極端なのがお万の方ですね。
慈悲深くて思いやりがあって,悲しくて美しいって見方がある一方,
わがままで,将軍をないがしろにしまくっている,セリフ読みも違和感あり
云々。
今週はいかがだったでしょうか?
僕は,春日局の言っていることのほうが大概筋が通っている
(言われる方は嫌でしょうけど)と思うんですが…変ですかね?

また,人によって目の付け所が
いろいろ違っているのが,次回の予告。
春日とお万が全面対決に突入するそうですが,はてさて?

春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊
お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里
孝子 … 木村多江
お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
おりさ … 末永 遥

朝比奈 … 梶 芽衣子
葛岡  … 鷲尾真知子
吉野  … 山口香緒里
飛鳥井 … かとうあつき

半井(なからい)隼人 …金子昇

お江与 … 高島礼子

◆大奥ワンポイント◆
【 まゆなし女・飛鳥井 】

ドラマの中では春日局の懐刀として暗躍するまゆなし女・飛鳥井。
あれは一体,どういう身分の女なのか?

講談社現代新書『江戸奥女中物語』(畑尚子著)の表
(深海雅海『図解・江戸城を読む』を参照してまとめた資料)によりますと,
飛鳥井というのは,上臈(じょうろう)御年寄という職階の者に
よくつけられた名前ということで,
上臈御年寄というのは,奥女中の最高位の職階だそうです。
(側室も奥女中に含まれます)
京都の公家出身者が多く,大奥の最高権力者である「御年寄」と同格の手当が
支給されていたとのこと。

この本は,資料が現存する10代~13代将軍の頃のデータを主に参照して
書かれているので,もしかしたら家光の時代は違う身分の飛鳥井が
いたのかもしれませんね。

※上臈の「臈」は,正確にはにくづきではなく,くさかんむりの漢字です。
 変換できなかったもので…。


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●大奥第一章 第8話「将軍倒れる」を語るエントリー

●大奥第一章 第7話「新たな側室」を語るエントリー
◆『大奥 第一章』第7話のツッコミどころ

●大奥第一章 第6話「覚悟の夜」を語るエントリー

●大奥第一章 第5話「囚われた尼君」を語るエントリー

●大奥第一章 第4話に関するエントリー
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大奥第一章 第8話「将軍倒れる」

2004-11-26 07:24:22 | ◆◆ 大奥 ◆◆
今週の黒革の手帳「女帝の危機」  ~大奥はこの下※

「あなたなんか,ひとりぼっちで野垂れ死ぬわよ」
「望むところよ」

「あんたは無能な支店長だったよ。でも死ぬことはなかったじゃないか…
 でも,これで何の支障もなくあの女を…」

「私も大損させられましてね…でも言えないなぁ。恥ずかしい話なんで」
「俺も恥ずかしい話だよ」
「まさか,同じ女じゃないでしょうね」
「一度もやってない女に…」
「ああいう女です。あいつは」

「白い鳥が空へ羽ばたいていきます。
 しかし,羽ばたくのをやめてしまった…真っ逆さまに落ちていきます」

あまりに評判がいいんで初めてまともに見てみましたが,
来週いきなり暗雲がたちこめそうで,ついていけるか心配ですw。


さて,『大奥 第一章』。
大奥の側室多頭体制が固まりつつあり,本格的に跡継ぎづくりモードに
入って参りました。
**********

大奥入りしたお楽(京野ことみ)とお夏(野波麻帆)。
ド庶民のお夏といえども,それなりの体裁が必要ということで
下々の者は公家又は武家と養子縁組をして輿入れさせるという,
春日が編み出し大奥の慣例となる算段により,公家の養女を経由している。

孝子 「中小路君麻呂のご息女とやらにお聞きします。
 茶の湯のお作法は,千家の茶の湯にあらしゃいますか?」


お夏,当惑。

「…これはまた,けもじなことにござりますなぁ。
 公家のご息女が茶の湯のお作法もご存じあらしゃらしませんとは」


春日「さようにございますなぁ…されど,上様のご側室には,
 素養ばかりあって気位の高いおなごより,体が丈夫で心映えのすぐれたおなごが一番と」

御台所への挨拶の次は,閨のしきたり講習。

奥女中「上様の奥泊まりでございますが,その日お目覚めになられましたらまず湯に浸かりいただき,
 体を隅々まで清めさせていただきました上,御寝所にて上様をお待ちいただきます。
 控えの間には殿医の中老が夜通し起きてお供いたします。」

「隣に人がいるのですか?!」

「正室の孝子様にも,またお万の方さまにも,例外なくお守りいただいています」

まず閨のお供を指名されたのはお楽。次回の奥泊まりは「3日後」。
泣く泣く別れてきた男が忘れられず,心悩むお楽。
「私の番はいつなんですか?!」とむきになるお夏。

物憂げなお楽を心配したお万は,春日に,お楽を親族に会わせるよう願い出る。
にべもない春日にお万は,家光へ直接話すというが,
春日は,大奥の法度のうち,側室が守るべき最重要3ヶ条をつきつけて拒否。

・いかに上様のご寵愛を蒙むるともそれに慣れまじきこと。
・お閨でのおねだりごとは申すまじき事。
・お側女どうし,些かも嫉妬の念を抱きまじきこと。


ここで生意気お玉のツッコミ。
「だれのためのしきたりですか? 上様のため,上様のためって,
 自分のための決まりではないですか?!
 誰にも上様を独り占めさせないために」

「私は公務がございますので,これにて…」春日フェイドアウト。

そして,お楽初夜。
お万が側室となって以来,公家の増長ぶりが目に余るようになってきた折,
公家の勢力拡大を避けるためにも,お万に跡継ぎが産まれぬよう,
他の側室と励んでしっかり子を作るよう言い含める春日局。
家光も異存はない。

家光は「武家の出の娘の方が公家の娘よりましじゃ」と
お楽を抱き,横になろうとするが
思わず家光を突き飛ばしてしまうお楽!

「今宵は一人で寝る」と退室したとの報告を受けた春日。
「次の手じゃ」
ダダダダンダンダン!

湯に浸かる家光の前に,「お背中流します」と現れるお夏…。
お泊まり先変更。

お万を遠ざけざるを得ない春日のプレッシャーにさいなまれ,
やけ気味になった家光によって抱かれたお楽であるが,
家光との閨一番乗り以来,鼻高々のお夏。2度目のご指名も自分が先とあって
廊下で並ぶときもお楽の前に出るし,すれ違うときもお楽がよけ…上下関係完成か。
「しんきくさい。もとは同じ長屋の出でしょ,武家の出を鼻にかけて…
 そんな顔をしているから,上様のお渡りもなくなるのです」


お夏の嫌みを浴び,お楽,苦しみの表情を浮かべ崩れ落ちる。
一発必中1打点!
お楽が懐妊一番乗りであった。ニンマリを隠せない春日。

改めて懐妊でお楽を身内に会わせるよう春日に申し出るお万。
「お跡継ぎがお健やかに産まれてくるためです」
面会実現。

千石扶持を賜った兄,養生の甲斐あって足腰立つようになった祖母。
抱き合って涙するお楽であった。
幼い頃に尼寺に送られ,江戸城で父娘の六条卿と顔を合わせても気付かれない,
親子の縁薄いお万の,ほかの側室へのせめてものはからいであった。

お万は内密に突き長し(避妊薬)を飲まされていた。
家光にも遠ざけられ気の沈むお万であったが,孝子の計らいで外出。
寺参りは法度に触れない数少ない外出の機会であった。そこで,お万は隼人と再会した。
隼人は,京で孝子の実家,鷹司家の食客だった人。
家光暗殺未遂で江戸城を追放された(えらく寛大だな)後,この寺で下働きをすることになったのだという。

お玉とともに遠くでそっと見守る孝子。しかしその場にもう一人,飛鳥井が。
当然,春日に報告。
いかにも怪しい雰囲気の密会でありました。
しかも隼人は,家光の肘掛けがザックリ切られた夜の直後,急に暇を出されている男。

「あの男の素性を探るのじゃ」

春日局は家光に「お万が元笛吹きの半井隼人と忍び会うていたらしいのです」と注進,
ガーーーン
衝撃!痛恨の家光。

そしてお万にも直接攻撃。
お楽の懐妊お披露目の場。春日・側室ら勢揃いの中,孝子やお万たちから
祝いの品が山と手渡される。
お万から西陣織の反物が手渡されようとするとき,
「お待ち下さい。その品は私が引き取り,お祓いをさせていただきます。
 けがれが恐ろしいゆえ…
 ご寵愛が薄れた今,道ならぬ恋に溺れているのではございませんか?
 まさか,情を通じていたのではございますまいな?!
 上様のお命を狙った裏切り者と!


 裏切り者という意味がお分かりでないですか?
 異教の者ということです」

満座の面前で一撃を食らわせる春日。
若き日,自らがお江与に食らわされたように,
家光の側室にこれ以上ない攻撃を浴びせつける春日…縁は巡る。

ところが,そこへ家光倒れるの一報が。
弓の稽古,お万と隼人の密会シーンが目の前をちらつきながらも
的をぶち抜いていた家光であったが,にわかに視界がくらみ
崩れるように倒れたのであった。

医師の見立ては,痘瘡。
当時,ときに死に至る病であった。
春日は世継ぎ問題など大奥の諸事を一切忘れ去り,一人の母となって
家光の快復を祈り,不乱に看病に尽くすのであった。

一方で,雷がとどろく夜,一人,ロザリオを握りしめるお万。
その心は何を思うのか…

**********

「元笛吹き」ってどうよ?
隼人は隼人で,城をクビになった自分は「ただの笛吹き」って。
紳助タレント,吾郎メンバー よりはましな呼称とは思いますが。

次回の予告は,またグチャグチャですね…。
頭巾を被った女王様?

春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊
お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里
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◆『大奥 第一章』第7話のツッコミどころ

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『大奥 第一章』第7話のツッコミどころ

2004-11-23 10:31:45 | ◆◆ 大奥 ◆◆
『大奥 第一章』第7話は,半井(なからい)おゆき・隼人姉弟の悲劇の
物語でしたが,結構ツッコミどころも多かったですね…。

**********
ダダダダダダンダンダン!

隼人!後ろ後ろ!
いくらやせ細って身の軽くなったおゆきとはいえ,
体重を一本の刀にかけたら,気付くだろさすがに
(刀を両手で握り,それが背中に触れていたとしても)。

ていうか,刀を抜かれた時点で気付け。

………

姉の遺体を道端に遺棄するな!
そこまでして笛を吹きに家光の元へ駆けつけるか?
時間が決まっていたのか?
それとも家光の呼ぶ声が聞こえたのか?
ホラ貝か何か,遠くからでも聞こえる通信手段か?

で,背中の血は?!

家光(西島秀俊)!この前まで男狂いだったくせに,隼人がキリシタンの生き残りと知っていて,警護すらつけずに側室と音楽鑑賞かよ。
背後から隼人に襲われて,反応が一歩遅かったら,月形半平太よろしく
「天下御免の向こう傷」ですな。

ていうか,死ぬじゃん。

で,「斬るなら斬れ!それでそなたの気が済むのなら。
罪もなき人々の恨みや悲しみがそれでなぐさめられるのなら…」

刀を落とし,がっくりと崩れ落ちる隼人。
今回のハイライト,名場面なのですが…

隼人,やっちゃえばよかったのでは?

家光は家光で,暗殺未遂を無罪放免かよ?!
ダモクレスの剣を楽しんでいるクライシス・ジャンキーなのだろうか。光ちゃんは。

一度入ったら出られない大奥だというのに,
女の出入りも男の出入りも結構ユルユル。


さて一方,今回登場,見せ場のあったお夏(野波麻帆)でございますが,
あぜんというか,ぶっとんでます。

大奥入りを志願するお夏。
「あたしはどうでしょう。私には,うるさい親兄弟はいません。
 春日さまが来いと仰るなら,今日にでも荷物をまとめてお城に上がれます」

いくらなんでも,素性のはっきりしない娘はまずいだろ。

やおら立ち上がり,身につけているものを脱ぎだすお夏。
「おらんに顔では負けても,体では負けていません!」
巻いていたさらしをおもむろにほどくってところが,
豊満なbustを隠していた,実はすごいんですってことなんでしょうが
跡継ぎを産む腹を探している春日にとっては,
胸より安産型の腰-hip-が重要なのではないだろうか…?
  そもそも当時の風潮からいっても,帯をぐるぐる巻き付ける和服って腰をどっしり見せて
  美を演出する衣類なのだし。

いや,一番大事なのは家光がその気になるかどうかなのだが,
そもそも,男になるまで“男狂い”=女性恐怖症 だったのに
春日は女の好みを把握しているのか?
そしてそのタイプは巨乳なのだろうか?胸フェチなのか?
まぁ,ある意味でマザコンともいえるでしょうから,
母親の愛に飢えた男が母性の象徴であるオパイに惹かれるのも
考えられなくはない。

ていうか,いろんなタイプを揃えておけば
どれかは当たるだろって考え方もありますが。

ドン ドン ドン ドン ドン ドン!

****************

とまあ,他の多くの方々が書かれているように
ツッコミどころ満載のスーパー時代劇・大奥第一章ですが,
面白ければ,何でもありなんです。


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大奥第一章 第7話「新たな側室」

2004-11-19 00:21:55 | ◆◆ 大奥 ◆◆
『大奥 第一章』,今週は半井(なからい)おゆき・隼人姉弟の物語にクライマックスがやってきます。

**********

お万(瀬戸朝香)の登場で心乱れる春日局(松下由樹)は、
新たな側室を探し始めた。
目に止まったのは,貧しいが気立てのよい町娘・おらん(京野ことみ),

おらんが長屋に帰ると,後を付けるかのように
黒塗りの駕籠が。  ダダダダダダンダンダン!

飛鳥井とともに乗り込んだ春日,おらんを側室にスカウト。
「最初は私の部屋子として来てもらいますが,
 運良く上様の目に止まりご側室となれば身分は一生安泰。
 ただし,家族と別れ,奥に骨を埋める覚悟が必要です」
おらんは,兄の仕官や元は古河藩の役人だった家系再興と引き替えに即断。
春日はらんは「乱」につながると名前を「楽」に改めさせ,
大奥に迎え入れるのであった。

その頃,優美で華やかなお万は大奥の女たちの中で大ブーム。
彼女の着る着物をワーキャー争って真似ようとする始末。

質素堅実を旨とする春日局は
「お万の方様おひとりならいいのですが,
 下々の奥女中までが皆衣装などに心を遣いすぎますと風紀の乱れに。
 悪き手本となりませぬよう…」

とクギを刺す一方で,奥女中らには
「公家の真似事とは情けない!
 着物の新調は1人,年に1着のみとします!
 法度に触れたものは,厳重に処罰!よろしいな」

これに対し真っ向から対抗するお万,
奥女中に自分の召し物を振る舞う「慈悲深い思し召し」ぶり。
春日,
「側室の一人にすぎないあなたが勝手にふるまわれますと,
 後から来る者に示しがつきませんから…」

と,新側室を武器に牽制の捨てゼリフ。

一方,夜の闇にまぎれて忍び込んだ隼人(金子昇)は
城の牢につながる隠し扉を発見,ついに姉おゆき(遠山景織子)の元にたどり着く。
しかし隼人を見るや恐れおののくおゆき。
「神よ,お許しください…」と十字を切るその目に,弟はどう映っているのか…


……ちと時間がないのでひとまずここまで。
明日,できるだけ早く更新します。

▼更新しました。11/19 7:35

話はさかのぼって,いよいよお楽大奥入りという日,
長屋へ迎えにやってきた春日の前へ現れた娘・お夏。
「あたしはどうでしょう。
 私には,うるさい親兄弟はいません。
 春日さまが来いと仰るなら,今日にでも荷物をまとめてお城に上がれます」

「何を申すかと思えば…」春日失笑。
「上様がお好きなのは色が白くて楚々としたおなごじゃ。
 とてもとても…」

やおら立ち上がり,身につけているものを脱ぎだすお夏。
「おらんに顔では負けても,体では負けていません!」

正室・孝子「今宵は春日の帰りが遅いでの」
春日さまはどこへお出でなのでしょうか?
「鳥を捕まえておいでじゃ。カゴの中の鳥をの,
 もう1羽増やすおつもりじゃ。
 気になさるな,お万どの」

2羽増えた。

■夜陰にまぎれ,座敷牢へ潜入した隼人,
おゆきを背負い脱出。
「ここまで来れば大丈夫です。さあこれを」
お万から渡されたロザリオをおゆきに。
しかし,おゆきは苦悩の表情で後ずさる。
迫害に負け,踏み絵を踏んでしまった記憶が彼女をさいなむのであった。

「踏み絵などただの形,神のお心が見えていればそれでいいのです
 …さあ,隼人の背に乗って,行きましょう」

と,隼人が背を向けたその隙に…
隼人の背に体を預けた瞬間,かすかに苦痛の表情を浮かべるおゆき。
これから姉弟2人でつましく生きていく夢を語りながら
おゆきを背負い歩く隼人。

しかし,その背に負われた姉は,
隼人の腰から抜き取った脇差で自らの命を絶っていたのだった…

■家光(西島秀俊)はお万に安らぎを、と隼人を呼ぶ。
「御台所と同じく,側室も形ばかりのこと。
 そなたが気に病むことはない
 わしはそなたを正室と思っておる。

 今宵はあの笛を,そなたと聴きたいと思っての」


姉・おゆきが自害したばかりの隼人。
隼人の吹く笛の音が悲しく響く。聞き入る家光。
「そなたの笛を聞くと心が洗われる。
 しかし,なぜそのようにそなたの笛の音は悲しく響くのであろう」


下がってよいと言われ,家光の背後に立った隼人に
怒りの情念がこみ上げる。
「姉の敵!」

「そなたが平戸のキリシタンの村の出であることは存じておった。
 わしに近づいたのももそのためか。
 なれどその気になればいくらでも機会はあった筈。
 なぜ今までためろうておった」

「姉の行方を突き止めるのが先であった。
 私はキリシタンです。姉の敵・村の皆の敵とはいえ
 人を殺すのはためらわれた…
 その姉が…先刻自害し…」

「わしは多くのキリシタンを手にかけた。
 その恨みを受けて死ぬつもりはない!
 しかし,その恨みを避けて生きようとも思わぬ。

 わしがキリシタンをうち払ったのはそれを信じることが罪だからではない!
 ヤウロッパの大国から送られる宣教師という名の先兵達が,
 布教を口実にこの国を乗っ取ろうとしておるからじゃ!

 わかるか,すべては政(まつりごと)じゃ。
 政は,罪も無き人の命を奪う。
 そちの吹く笛は,罪も無き人々の恨みや悲しみがこもっておるのであろう。
 それを聴くのが,わしのせめてもの供養じゃった…」


ドン ドン ドン ドン ドン ドン!

****************

今週は悲話がメインの話でしたが,
お楽が大奥に加わるのみならず,
お玉に負けず強気のキャラクターお夏が登場。
隼人も引き続きストーリーの中で重要な位置を占める模様。
諍いの火種は増える一方!
来週も乞うご期待!

春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊

お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里

孝子 … 木村多江

半井(なからい)隼人 …金子昇
おゆき … 遠山景織子

お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
朝比奈 … 梶 芽衣子

★この第7話についてツッコミを入れてみました。

●大奥第一章 第6話「覚悟の夜」を語るエントリー

●大奥第一章 第5話「囚われた尼君」を語るエントリー

●大奥第一章 第4話に関するエントリー

●大奥第一章 第3話を語るエントリー
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大奥第一章 第6話「覚悟の夜」

2004-11-12 01:41:51 | ◆◆ 大奥 ◆◆
**********
お万(瀬戸朝香)の御寝所に初めて家光(西島秀俊)が訪れる。
しかし、お万の清らかな視線にたじろぎ、家光は何もなく去っていく。

お万は自分を追って女中となったお玉(星野真里)と再会し、
お玉を部屋付きとする。

お万は、家光が催した音曲の宴で、あの笛の主・半井隼人(金子昇)に
出会い、そして惹かれる。しかし、半井は姉をさらった家光に恨みを持つ
キリシタンであった。中の丸に追いやられた孝子(木村多江)を訪ねた
お万は、そこで半井を見つけ声を掛ける…。

**********以上,公式HP掲載のあらすじ

ダダダダダダンダン!

…なんなんでしょうか,11月だというのにこの生あたたかさは。
異様な空気が日本列島を包み込む中,
今週も『大奥 第一章』の時間がやってまいりました。

日本中が震撼!
今や,泣く子も唸される存在となった
徳川三代将軍家光の乳母・おふく改め春日局が
女たちの人生を踏みにじりまくる狸穴(まみあな)パラダイス。

さて今回は,先週に尼君の身からほとんど拉致の状態で
大奥入りした慶光院改めお万の方の視点で話は進みます。
お万の方,このような立場になった上は
済まさずにはいられない事が2つ。

■ひとつは,大奥のはずれ,イタチやタヌキが出入りすると
揶揄される中の丸にお引き籠もりになった正室・孝子に
このようなことになったのは自分の本意ではないと
伝え,心の憂さを晴らして差し上げること。

孝子 「詫びなど無用です。
 もともと関東の荒武者の所へ輿入れしとうて来たのではない。
 それを…関東は金の力にものを言わせて。口惜しや…

 どうせこの身は,この山里に朽ち果てる定め。
 それより,私はそなたが哀れです。
 雅の何たるかも知らず,人としての徳もないあの男の
 しとねに侍り,一生を使えて過ごさねばならぬとは。
 おいたわし。」

■そして,もう1つは,座敷牢の中で見つけたロザリオが
誰のものなのか確かめること。

春日に連れられて城の奥の奥,扉なき壁の向こうへ
どんでん返しを通って(忍者屋敷か?!)進んでいくと,
牢の中にたたずむは,先年キリシタン狩りで皆殺しになる中,
その美貌から上様に献上すべく生け捕りにされた娘。

身は細り髪は乱れ,心を病み,
目は開いているものの心は闇をさまようばかりの様子。

何度も夜に牢を抜け逃げ出そうとするも
高窓から転落して脚を砕き,食べ物にも口をつけず,
やせ細りただ身が衰えていくのにまかせるのみ。
「キリシタンの教えでは,自害は罪とされているが,
これもひとつの自害なのかもしれませんなあ」


■この悲惨な様を目の当たりにして,お万は
「寺にいる頃,自分は祈るだけで世の中を救うことが
できると思うておりました。しかし,それだけでは足りないのです。
あの女子のような不幸な人たちを救うて差し上げるため,
将軍の子を産む女が一人必要ならば,私がそれを務めましょう」

と,家光に沿う覚悟を固め,笛の男(キリシタン娘の弟・隼人)
にその意を伝える。

※中の丸は「終わっている」者が追いやられる場である分,
 男の出入りも比較的監視が緩い。


■そして,いよいよ床入りの時。

覚悟するも身を固くするお万に対し,
「いやがる女を組みしだくのは趣味ではない」
と言って立ち去ろうとする家光。
その手をとり引き留めるお万,
真っ直ぐな目で家光を見つめる。

そのまなざしに心を動かされる家光の帯を,
ひざまづいたままほどき始めるお万。
家光は腰を下ろしてお万を抱きしめ,
そのまま床へと崩れ落ちる-

笛のBGMが闇夜に鳴り響く中,
更けていく夜…


●夜が明けて,になった家光
家臣たちがひれ伏す前を威風堂々と朝のお勤めへ。
それに付き従うお万の方,そして春日の局。

だが,「上様とお万の方様の間を取り持つ
 望みを果たしたはずの春日の局様の顔が,
 こうも悲しそうなのはなぜなのでしょうか。

 それはまるで,恋に破れた女の顔でした-」

ようやく上様が男になったということで
お世継ぎ誕生への一歩を踏み出したと
色めきだす家臣たち。
そんな中,一人冷めた顔の春日。

「あまり多くを望むのは…
 女子はお万様だけではございません。

 京の朝廷の力を封じるには,
 お万様にお世継ぎが産まれぬ方が好都合やも知りません。
 
 上様はお万様をお知りになって
 ようやっと女体というものに目を開かれたのです。
 大事なのは,これからです-」



その春日局が次に目をつけたのは,
「古着はいらんかねー」道行く人に元気な声をかける町娘・おらん

「彼女の素性を調べるのじゃ。」

****************

あーーん!!こわいよー,こわいよぉぉぉぉぉ!!!
春日“松下由樹”局,
ここへきてドスのきき方がハンパじゃなくなってきました!
「黙りゃ!」

女子を,生きる希望を,死ぬ気力を失わせ,
ただ家光の寝床に横たわるだけの生ける屍にしていく!
次に毒牙にかかるのは京野ことみか!

公式HPでは次回のサブタイトルは明らかになっておりませんが,
とにかく,来週も乞うご期待!

春日局 … 松下由樹
徳川家光 … 西島秀俊

お万 … 瀬戸朝香
お玉 … 星野真里

孝子 … 木村多江
※きれいですねぇ!『白い巨塔』でもガンで急死する
 営業レディを鼻水たらしながら号泣するなど熱演していましたが
 大奥でも,耐える女を熱演(多江だけに)。

半井(なからい)隼人 …金子昇
おゆき … 遠山景織子

お楽 … 京野ことみ
お夏 … 野波麻帆
朝比奈 … 梶 芽衣子


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大奥第一章 第5話「囚われた尼君」

2004-11-04 23:26:39 | ◆◆ 大奥 ◆◆
タイトルからして,ある趣味の人はそそられる内容です。
「あまぎみ」って…初めて聞きましたよ,そんな言葉。

今回のお話は,
****************
京に上った家光(西島秀俊)は、美しい尼僧・慶光院(瀬戸朝香)に一目ぼれした。
それを聞きつけた春日局(松下由樹)は、跡目相続御礼に江戸を訪れた慶光院を拉致、
「上様の側室に」と城内の座敷牢に幽閉した。
慶光院に仕えていた尼僧見習いのお玉(星野真里)も慶光院を追って大奥の女中になる。
慶光院は自ら命を絶とうとするが、外から聞こえてきた笛の音に慰められ生きる決意をする
が…。
****************

という公式HPのあらすじでほとんど全部なわけですが,
なかなか濃い~話でしたねぇ。

家光をその気にさせようと奥方にジャコウをつけさせれば
「臭い!寝れるか!! タヌキの臭いのする女など抱けるか」
って。

おふく改め春日局,世継ぎを産む腹を確保するためには手段を選びません。
尼寺に,常識を越えた額の金子(きんす)を積んだかと思えば,
拉致の仕方も,あそこまでいけば武力ですよ。
春日自身も忍者かと思うような姿で慶光院に歩み寄ってくるし。コエー。

お次は,髪が伸びるまで監禁。
あれだけ気高かった(瀬戸朝香もすごい存在感。いつの間にこんなレベルの
女優さんに成長したんだろう)尼僧が羽をもがれた小鳥のように
生気を失っていく様は,スティーブン・キングのサイコホラーを思わせるほど
迫るものがあります(読んだことないけど,まぁ映画級というくらいの意味で)。

ということで,慶光院改め瀬戸お万の方と星野お玉が大奥参入。
真里ちゃんも最初の頃の滑舌わるい(というより声が通らない)ナレーションから
だいぶ芯が通ってきました。

「高島お江与と比べて迫力・存在感が足りない」と
我が家で評されていた松下おふく,
改め春日局になって存在感が増したかというとそんなこともなさそうですが,
週プレのテレビ評コラムで
「しぶとさとネチネチ攻撃するしたたかさは松下由樹の真骨頂。
 まさにはまり役だ」
と書かれていたように,状況が移り変わるにつれて
そのときそのときに相対する登場人物との相対関係が
それなりに彼女にはまっているという感じです。
ダダダダダダンダン!

まぁ何とかこのまま最後までいけそうな目が見えてきたのではと。

だとすりゃ,もうそろそろ桑田佳祐のエンディングが
しっくりくるとしてもおかしくないことになりますね。
どうでしょうか?

※somnium_diurnumさん,私が見逃した前回(第4話)に関するエントリーで情報コメント,
 ありがとうございます。他にも何か情報をいただける方がいらっしゃいましたら
 よろしくお願いします。

ちなみに大奥第一章 第3話を語るエントリー
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(あ,幕末編からかw)


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 世継ぎができないことを悩む春日局(松下由樹)は、慶光院(のちのお万=瀬戸朝香)を側室にすべく幽閉する:左から、松下由樹、瀬戸朝香 週刊プレイボーイ サザンオールスターズ 高島礼子 
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