ポルシェ911が車検で留守ということもあって、購入以来BISさんにずっと預けっぱなし (すでに半年以上前、昨年の10月8日に名変も終了してました) になっていたメルセデス・ベンツのE220ステーションワゴン、受け取ってきました。
初年度登録は95年9月。元々は石川ヤナセから出たクルマだったんですね。
走行距離はすでに10万4500kmオーバーです。でも点検整備記録簿も何もないんで、もっと走っている可能性が高いと思います。
サードシート、ちゃんと付いてました。雨漏りでカビ生えちゃって、捨てられちゃったようなクルマもありますね。
でもやっぱり雨漏りはしていたようです。右側のピラーの内側がこんな状態。ワカメみたい。
エンジンは何故か始動性がイマイチです。掛かってしまえばアイドリングも普通だし、特に異常は感じません。コイルかな?スロットル・アクチュエータかな?
運転席側シートのサイド・サポートはこんな状態。でもメルセデスの場合、普通10万km程度でこんなことにはならないので、やはり本当はもっと走ってそうだなぁ……
後席右側のパワー・ウィンドウ・スイッチは陥没!
でも作動するんで当面はよしとしておくことにします。
インテリアが “素” のままっていうのは私的にはポイント高いです。純正のオーディオが残っていたのはラッキーでした。音は右側からしか出ないものの、変な社外のオーディオを付けられちゃったり、ダッシュの上にベッタリとカーナビのスタンドを貼り付けられちゃったりするよりは100万倍マシだと思っています。
本当はETCも付けたくなかったのですが、足として使うには仕方がないでしょう。
アンテナはここまでしか下がりません。
これはみっともないから直そうかな?
このクルマ、前述のように点検整備記録簿も何も残ってませんし、お世辞にも素性の良いクルマとはいえないでしょう。にもかかわらず、私がこのクルマを買ったのは、価格が激安だったからに過ぎません。
そんなわけで、私としては “出がらし号” とでも名付けて、必要最低限、路上で行き倒れにならない程度のメンテナンスをして、刈払機だの肥料だのを載せて果樹園の手入れに行ったり、汚れ物やタイヤなんか運ぶときにでも使って、そのまま乗り潰しちゃおうかな?と思っていました。しかし……
……やっぱり124、良いクルマだなぁ。こんな出がらしのようなクルマなのに、実際に乗ってしまうと、あちこちに昔日の名車の片鱗みたいなものがちらちら見えちゃって、 “乗り潰す” なんていう台詞は恐れ多くて吐けなくなりますよ。ウ~ム、困った。 “きちんと直したい” 病が疼いてくるよ。やっぱり、5万円のイプサムかなんかにしておいた方が良かったかな。