カミさんと二人でサントリー美術館に行きました。お目当てはこちら、 『神の宝の玉手箱』 。カミさんが会員になっていることもあり、近年の展覧会はほとんど全て訪問していたのですが、最近ちょっとスケジュールが合わなかったこともあり、終了間際の訪問になってしまいました。

今回の企画展、サントリー美術館が所蔵する国宝の 《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》 が展示されることは知っていたものの、それ以外にも何と20件以上の国宝が展示されていたのでビックリ!。非常に内容の濃い展示となっていました。


私達はついつい安易に “国宝級” 等という言葉を使ってしまいますが (笑) 、現実の国宝の数は一般に思われているより遙かに少なくて、工芸品に関しては約250件のみ。その中から刀剣類を除くと僅か130件ちょっと・・・・・・つまり、全部記憶できる程度の数しかないんですよ。
しかし、実は個人的に一番驚いた展示は貴重な国宝ではなく、船の沈没で1年半もの間海中にあったという漆器でした。てっきりボロボロになっていたかと思いきや、何とほとんど損傷らしき物がありません。現代の我々にとって、漆器は紫外線に弱いデリケートな物という認識がありますが、当時の人々にとっては非常にタフな表面処理というイメージだったのかもしれませんね。

今回の企画展、サントリー美術館が所蔵する国宝の 《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》 が展示されることは知っていたものの、それ以外にも何と20件以上の国宝が展示されていたのでビックリ!。非常に内容の濃い展示となっていました。


私達はついつい安易に “国宝級” 等という言葉を使ってしまいますが (笑) 、現実の国宝の数は一般に思われているより遙かに少なくて、工芸品に関しては約250件のみ。その中から刀剣類を除くと僅か130件ちょっと・・・・・・つまり、全部記憶できる程度の数しかないんですよ。
しかし、実は個人的に一番驚いた展示は貴重な国宝ではなく、船の沈没で1年半もの間海中にあったという漆器でした。てっきりボロボロになっていたかと思いきや、何とほとんど損傷らしき物がありません。現代の我々にとって、漆器は紫外線に弱いデリケートな物という認識がありますが、当時の人々にとっては非常にタフな表面処理というイメージだったのかもしれませんね。