水墨画・墨彩画家 岡田潤のあッこりゃまた日記 

水墨画・墨彩画家。児童文学作家。花のスケッチが趣味。絵を描く事で物語が生まれる! 日々、楽しいことばかり!

小学生(六年生)水墨画教室 好きなものを描いてみよう(その四)

2013-08-16 | 子ども水墨画体験教室

夏をテーマに描く前に、一つ、おたのしみの時間がありました!子どもたちのお試し作品も元気いっぱいで、見ていても楽しい。これを紹介し忘れていました。

(その一)で勉強した、線、面、点、かすれ、にじみ。それをいろいろ試して、和紙になれたら!

いよいよ、実際に絵を描いてみよう。まずは、私が何か描いてみます。

みてて!線で輪郭をとって、髪の毛はかすれを使って…。何かわかる?

                         「 あ~、図工の先生だ 」         

担任の先生。髪の毛を濃く面でくるくる描いたり。

かすれで、薄くストレートな髪(茶髪)もできるし、墨の濃淡と、面 線 かすれ、にじみも使って、いろいろ描けるよ。やってみて~。

「うわ~(^O^)」「おもしろい~」「やってみよう~」一斉に和紙にむかう子どもたち。

 

アニメのキャラクターを描く子が多かったかな。 好きな物を描いてみたら、次はいよいよ本番!夏をテーマにした作品つくりにはいります。

〚今回の和紙は、五年生の時に自分で漉いた和紙です〛

構図のとりかた、描き方の見本を、ほんのちょっとだけ、ヒントをみせます。チラリとだけ見本を見せます。後は、子どもたち自身の感性のみで、縦長の和紙に向かいます。

構図見本 ↓

 線画で描いてもいいし、面で描いても。

真ん中にドカンときてもいいし、バックをいれてもいい。余白を活かしても。

   

夏のイメージを広げて思い出を描いてもいいし…。画面いっぱいにいろいろ描いてもいいし。 

構図見本チラ見が終わったら、いよいよ作品作り。目の前にある実際の野菜を描こうか、それとも、イメージを広げてみようか。 じっくり細かく描きたい子は、もうとりかかってね。

「おれ、雪舟の模写やりてえ~から、ガンバッテ早く描く!」なんて宣言する子も現れて、たのもし~ 子どもたち! こうして、(その三 作品)が仕上がりました。

★ブログの順番が前後してしまって、ごめんなさい~。

 今、子どもたちは夏休みまっただなか。今年は暑い~(;・∀・)ですよね。 今回、水墨画始めて体験で描いた夏のイメージ、夏の始まりに描いた自分の夏! そこにまた一つ新しい思い出が増えて、またちがう絵が子どもたちの心に描かれているのかな? 

子どもたちは天才、どんどん進化、成長していく。6年生の初夏に描いた夏の絵はどれもこれもイキイキとして個性が光って素敵です。

水墨画って本当~に性格が絵に投影されたりする。その時の気持ちがそのまま、和紙に映る。又、水墨画はアッという間に描ける。もちろん、ゆっくりじっくりも描ける。時間内に作品として仕上がる。 始めてということもあるのですが、ものをしっかり見る、集中力で、一気にかけあげる。水墨画って、やっぱり、子どもに向いている。

子どもの水墨画教室を、開催させていただけて、小学校、図工の先生に感謝です。

もちろん、子どもたちにも、大大大感謝の3日間でした。

展示の時に又見ていただけると思います。〚掛け軸〛

岡田

 

 


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