CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

老いてはカレーに従う!

2009年05月18日 | 行った!お店カレー
マーク・ロスコの「瞑想する絵画」を観に行ってきた。
千葉県佐倉市にある川村記念美術館は、
出版・印刷業界にいたら知らない人はいないインクメーカーDIC
運営している美術館。
都心からはなれているだけあって、静かで緑もおおく、きもちのいい美術館。

マーク・ロスコはそこで初めてみた(と思う。今まで知らなかったので)。
ニューヨークのレストランに頼まれて描いていた壁画を、
完成間近に現地に行ってみたらイメージと違うと言って契約破棄してしまう。
その行き場を無くした絵を、ロスコは子どものように大事に大事にして
納得の行く「引き取り人」に何度ものやりとりの末、託す。
「自分の絵以外の絵は一切同じ部屋に飾らない」という条件つきで。
それがロンドンの「テート・モダン」と川村記念美術館だという。

テート・モダンとロスコ翁のやりとりの手紙を読んでいたら、
「売る」という概念を一瞬わすれてしまいそうになった。

広い庭をながめながら抹茶をいただき、ぐるりと池をめぐって帰った。

ここに来るために佐倉に一泊したので、夕食をどこかで…と思ってぶらぶらしていたら、

「カレー屋発見!」

「タージュ」という、どこかで聞いたような気がしないでもない名前。
ともあれ、ほかにはコロッケ屋さんくらいしかないので入る。
比較的新しくてきれい。テーブルや内装もきれいめなインド風。
ホールをしているインド人男性がとても礼儀正しくて、
ストライプのシャツを着てスマートだった。

かと思えば、いかにもインドのおばちゃんが民族衣装でホールをやっていたり。
中央にあるキッチンには若いインド人シェフが2人くらいいて、
なんだか家族っぽい店だなあと思った。

メニューは普通のインド料理がひととおり。


(左奥)「カチュンバルサラダ」550円
辛くて酸っぱくて、野菜たっぷりで私の好きな感じ。
(右奥)「チキンハイデラバーディ」950円
かなり辛くて、でも味はあまりしない。強いていえばシナモンの味
(手前)「ミックスベジタブルカレー」850円
こっちはマイルド。普通に美味しい。


巨大なナンとライス

連休の半ばだったけど、地元の家族連れなどで半分以上埋まっていた。
なかなか繁盛していていい感じだった。

そう言われてみると、タージュのハイデラバーディカレーと
ロスコの絵の色はちょっと似ているかも。

オマケ
緑のカーテンをつくろうとベランダに植えたゴーヤ観察日記。
【9日目】




(写真/佐倉「タージュ」外観)