CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

976円 de カレー!

2007年03月23日 | 行った!お店カレー
卒業・入学のシーズン。

といえば思い出すのは、何だろう?

思い出はいろいろあるけれど、4月になるとを思い出すのは大学入学時のサークル勧誘期のこと。
入学式から授業が始まるまで(始まってからも…)あの手この手で新入生を勧誘する。
まるでお祭りのようなひとときであり、学生時代、一番楽しみな時期だった。

一口にサークルといっても、大小、学問系、青春系、出会い系、ビジネス系といろいろあるが、
一般に「○○部」とつくものはしっかりしていて活動も活発、
「○○同好会」とつくものは趣味のあう人たちが集まって遊ぶというイメージがある。

ほかにも、「○○同盟」とか「○○研究会」などがあり、
特に「○○研究会」は「○研」と略され、なんだか心ひかれるひびきである。
(ちなみにトダチーニョは「○研」ではなくロマンチックな名前のサークルでした

「カレー研究会」は当時私の大学にあったかどうか分からないが(いかにもありそうだが)、
そんな名前のカレーチェーン店がある。
渋谷に2店舗、池袋、新大阪などにある「カレー研究所」。

メニューは「ネパール風キーマカレー」「タイ風グリーンカレー」といった具合で、
「国+オリジナルカレー」で10種類くらい。
珍しいので「インドネシア風ビーフカレー」というのを食べてみたところ、
なかなか甘辛くておいしかった。
タイにもインドにも、基本的にビーフカレーがないので、
スパイスの効いたエスニック風のビーフカレーは意外と珍しいのだ。

ただ「研究所」と名乗るからには、もっともっとスパイスを極めて、国とかに頼らず、
ほかにはない、オリジナルのカレーメニューがあればいいなと思う。
自家栽培したスパイスで「クミン3:カルダモン2:コリアンダー:5のカレー」とか
オーダーメイドで作ってくれるとかいうのはどうだろう。

そういえば、ハウス食品がカレー用の新品種米「華麗米(カレイマイ)」を
「農業・食品産業技術総合研究機構」と共同で開発したという記事を新聞でみつけた。
(→例に漏れず「農研」機構と略される!)

この「華麗米」、どんなものかというと、柔らかくて粘りのあるジャポニカ米と
粒が長くて硬めのインディカ米を掛け合わせたもの。
コシヒカリと比べて柔らかさはほぼ同じだが、表層の粘りが弱く、カレーによくなじむらしい。
これはぜひ、試したい。今年の秋に収穫されるそうだ。

(写真/渋谷「カレー研究所」/インドネシア風ビーフカレー/976円)