建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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建交労九州支部長崎分会が第13回定期大会開催!

2012年11月22日 11時31分51秒 | 活動報告
 建交労九州支部長崎分会は11月21日、長崎市の県歯科医師会館で開催され組合員166人が出席しました。来賓として日本共産党南部地区委員長の牧山隆さん(衆議院長崎一区予定候補 写真右下)が出席しあいさつしました。牧山さんは、核兵器必要という発言をした維新の会の石原代表の発言を厳しく批判しました。そして、今度の選挙は「消費税増税反対の声や年金改悪反対の期待を日本共産党に寄せてください」と訴えました。また、九州玄海原発訴訟の魚住昭三弁護士が「1万人の原告団を募集しているが、現在5千人を超えたところです。子どもや孫のためにも原告になっていただきたい」と訴えました。
 討論ではトンネルじん肺第4陣東京原告代表の松田哲朗さんが「清水建設の前で原告34名の遺影を持って座り込みをしてきた。4陣原告は基金制度をつくらせるために闘っている。分会のみなさんのご支援をおねがいします」と訴えました。西日本石炭じん肺請求団第4次原告の坂本昭三さんは「日鉄鉱業を相手に闘っているが、第3次のTさんは最高裁決定を前に先週亡くなった。また、第5次のYさんは重篤な症状で判決を待っている状況。日鉄鉱業は絶対に許せない。最後まで闘う」と決意を述べました。振動病で認定されたTさんは「組合のお陰で認定され、安心して療養できるようになった。自分のように苦しんでいる仲間に声をかけ、組合員を増やしたい」と感動的な発言を行ないました。振動病社会復帰事業団活動を生き生きと発言した白石作蔵さんは「梅の木や落花生、ニンニクなどを事業団でつくっている」「寒い時期は除草作業ができないので、マルチシートを張って工夫している」と発言しました。西日本原告のMさんは「日鉄に謝罪させるためには最高裁の英断が必要だ。組合や弁護団は最高裁への要請を強めて欲しい」と訴えました。
 執行部が提案したすべての議案が全員の賛成で承認され、新しい執行部が信任投票で選出されました。三役は、執行委員長 楠本秋好(再)、副執行委員長 中島幸一(再)山口等(新)、書記長 中里研哉(再)です。


建交労2013年春闘中央討論集会開催!

2012年11月18日 10時15分54秒 | 活動報告
 建交労2013年春闘中央討論集会が11月17~18日、静岡県のサンバレー富士見で開催されました。藤好重泰執行委員長は、野田首相が解散総選挙を行った原因は、「消費税増税や原発、オスプレイ配備などに怒る国民の声に押されたものだ」と述べました。「しかし、解散間際に自民公明と談合し3回も本会議をやり、公務員の退職金削減など悪法は通し、トンネルじん肺基金などはお釈迦にした」「財界が大喜びするようなことばかりやって解散し、結果を真っ先にアメリカに報告した」と厳しく批判しました。
 森谷稔副委員長は「東日本大震災現地対策本部からの報告」と題して、大震災後の生々しい復興状況と建交労の今後の取り組みをどうするのかと問題提起を行いました。
 赤羽数幸書記長が「賃金・雇用改善と憲法が生きる政治めざし、要求闘争と組織建設に全力を上げよう!」と題した建交労春闘方針案を提案しました。方針案は、Ⅰ「2013年春闘をめぐる情勢・闘争の基本」Ⅱ「全組合員参加の春闘と業種別運動の推進」Ⅲ「震災復興・原発ゼロ、二大闘争の推進」Ⅳ「国民的課題と国際連帯」Ⅴ「統一闘争・闘争配置」Ⅵ「春の組合員拡大月間と組織強化」からなっています。
 提案を受け、二日間で31人が発言しました。発言では「総選挙で組合員の要求を実現するにはどの政党が伸びることが重要か」「総選挙は春闘の重要な闘い」と選挙闘争の重要性が相次ぎました。また、組合員拡大についての決意も述べられました。
 


 

格差社会を生まない社会をつくりたい!

2012年11月16日 15時51分43秒 | 活動報告
 民主党野田佳彦首相は14日の自民党安倍総裁との党首討論で、伝家の宝刀を抜き衆院解散を表明しました。3年前、国民の怒りの声が沸き起こり、自民・公明の政権が倒れ民主党政権が誕生しました。鳩山、菅、野田と続いた民主党政権は、結局自民・公明の政権が行き詰まった時と同じように、アメリカと財界のいいなり政治を替えることができませんでした。
 特に、収入の低い人ほど負担率が大きくなる消費税率10%への引き上げは、民主党と自公の談合政治によって可決されてしまいました。公約違反を公然とやった民主党政権は、歴史的にも厳しい評価がされることは明らかです。
 さらに、解散のどさくさにまぎれて年金の削減法案も、わずか3時間の審議で民自公が強行採決しました。国民年金受給者(満額の場合)は、年2万円の削減です。厚生年金(夫婦月23万円の場合)は、年7万円の削減です。
 大企業は266兆円の内部留保をため込み、大金持ちには減税が続いています。消費税の導入以来、大金持ちの税負担率は減り続けています。大企業の内部留保を社会的に還元させることや、大金持ちの税率を元に戻すことこそ政治に求められているのではないでしょうか。
 建交労長崎県本部は、今度の選挙で、格差社会を生まない社会をめざします!
2,012年11月16日

第23回人間らしく働くための九州セミナーin長崎に600人!

2012年11月12日 15時08分35秒 | 活動報告

 11月10日から11日の二日間にかけて「人間らしく働くための九州セミナーin長崎」が長崎市の長崎大学文教キャンパスで行われ、約600人が参加し職場の健康問題や人権問題について理解を深めました。
 記念講演では首都圏青年ユニオン顧問弁護士の笹山尚人氏が「それ、パワハラです~働きやすく元気の出る職場をめざして」の題で登壇。関東の銀行支店長が係長に対し、言葉による執拗なパワハラを繰り返した末、退職に追い込んだ事例などを紹介。和解までの経過を説明しました。「労組にはハラスメントの被害者を見たり、実態を感じたりすることに常に敏感になって欲しい。加害者を決して放置させずコミュニケーションを大事にして欲しい」との組合に対する要望も出されました。
 その後、「職場のいじめ・パワハラの実態と予防」と題するパネルディスカッションもあり、それぞれの立場で問題提起・意見交換しました。そのなかで、夫を16年前に過労自殺で亡くした寺西笑子さんは「悲劇を繰り返さないため社会の仕組みを変える必要がある」と主張。「過労死防止基本法」の制定をめざしている取り組みを紹介しました。
 夕方7時からは大交流会が長崎新聞文化ホールで開催され、九州各地の代表等320人が集いました。建交労長崎県本部の横山晃さんと長崎民医労の江濱美生さんの司会で進められ、長崎市立小島中学校有志の太鼓と笛による「御神楽」でオープニング。主催あいさつの後、JAL不当解雇撤回闘争をたたかっている藤田由美子さんと九州建設アスベスト訴訟事務局の池田恵介さんが支援を訴えました。
 出し物では、長崎大学生のジャグリングクラブによる妙技の披露には、大きな拍手がわき起こりました。ひきつづき、三菱長船分会のOBによる「白波3人男」の見事な演技には、大爆笑と大喝采が起こりました。
 二日目は永田耕司活水女子大教授を講師に招いた学習企画「職場のハラスメントとストレスマネージメント研修会」。また、10の分科会ではそれぞれのテーマに沿った学習が行われ、過去2番目に多い101の演題が報告され議論を深めました。
 建交労長崎県本部は、①大工さんのアスベスト肺がん、②石綿じん肺不支給取消裁判と間質性肺炎、③西日本石炭じん肺裁判のたたかい④潜在被災者の掘り起こし活動の四つの演題を報告しました。
 働く人々の健康を守る活動が着実に広がっているのを確信し、人間らしく働き、暮らせる職場・社会の実現を目指して、来年の大分セミナーにその成果を持ち寄ることを最後の全体会で確認し終了しました。