ハンドルを守れ!
2013年7月30日 第38号 発行:おおとり・光洋支援共闘会議
がんばれ!「おおとり運送・光洋商事」の仲間たち
長崎で総決起集会を開催、108人が参加
7月29日夜、長崎地区「おおとり・光洋」支援総決起集会が県勤労福祉会館で開催され、108人が参加しました。Youtubeで集会の様子をご覧になれます。
http://youtu.be/HmQ7CjNAWXo 2013.7.29おおとり・光洋支援総決起集会
オープニングの長崎のうたごえ協議会27人による「人として」「闘うわれら」の演奏の間、おおとり運送分会の仲間たちがチラシ配付や街頭募金など初めての組合活動に奮闘する姿がスライドで映し出されました。
主催者あいさつでおおとり・光洋支援共闘共同代表の塩塚二朗県労連議長は、「みなさんの物心両面のご支援に感謝します。おおとり運送分会は現在も24時間職場を占有してたたかっている。仲間たちの説得力のある生きたことばと熱心な行動力に感銘を受ける。人権を無視した不当行為を許すことはできない。早期解決へご支援をお願いします」と述べました。
嗚咽しながらたたかいを報告した飯田支部長
飯田彰吾建交労合同支部長は、「昨年11月から団結を崩さず頑張ってきている」と話し始め(泣)、「2人の相談から今日の100人の支援集会にたたかいが広がった。おおとり運送の歴史と働く誇りをかけてがんばってきた。理由もなく潰すことは絶対に許されない。マスコミが取り上げないなか、松浦市でチラシを全戸配布し世論をつくってきた。椎山会長の背中をつかむところまで来ていると思う。こちらは地位保全と賃金支払いの仮処分命令申立をしたが、土地購入者からの撤去命令の仮処分もおこされている」と報告しました。
光洋商事分会についても「明日10回目の団交をする。これまで利益が創業者一族に集まるように企まれている。団交で雇用を引き延ばしてきた。組合員の雇用をしっかり確保したい」と決意を述べました。
力強い励ましをありがとう!
★仁比聡平参議院議員(メッセージ)
先の参議院選挙で議席を奪還した日本共産党参議院議員 仁比そうへいです。
私は5月に、長崎入りした際、労働者のみなさんから直接お話をお聞きし、強い憤りでいっぱいになりました。おおとり運送の経営者は理由も告げずに「廃業」といって一方的に解雇通告し、労働者とその家族のみなさんを路頭に迷わす、言語道断のこんなデタラメなやり方が許されていいはずがありません。
解雇権の乱用であるばかりでなく、労働組合の結成、労働組合活動をもってこうしたことがおこなわれるなら、不当労働行為そのものであるのは、いうまでもありません。
「元の職場で元のように仕事がしたい」-私は、この労働者のみなさんの思いにしっかりと心をよせて、不当労働行為をただし、労働者の雇用と生活を守るために力をつくす決意です。
みなさん、力をあわせて必ず勝利しましょう。
★堀江ひとみ県会議員オーナーの松浦市議会議員は許せない。住民の声を集めてくらしを守るのが議員のつとめ。県にも雇用を守るよう申し入れた。公職にある議員でありながらこんな理不尽をすることを絶対に許してはならない。
★Iさん(自治労連・自治体一般)
大村市の医院で働いていたが昨年9月解雇通告を受け、裁判で闘っている。最初は自分一人の闘いと思っていたが、支援の人たちに励まされ、社会全体を見て理不尽なことが多いのを知った。闘っているが心細かった。同志が身近にいると知って、みなさんに会いたかった。一緒にがんばっていきたい。
ラグビーをやっていた。「One For All,All For One」(一人はみんなのために、みんなは一人のために)というラグビーの言葉が労働組合の合言葉と知った。絶対引き下がらずに正しいことは貫いていきましょう。
★Iさん(高教組)
29年間吹奏楽に携わっている。昨日まで5日間長崎県吹奏楽コンクールが開かれた。例年ならおおとり運送のトラックがずらりと並ぶ。今年は非常に悔しかった。佐世保の先生からこんな話を聞いた。「今年はおおとりさんがいないので、出場できないと思った。おおとりさんはテキパキと楽器を運んでくれた。安心して頼めた」、おおとりさんは吹奏楽を愛する仲間にとって大切な人たちだったんです。
お世話になったみなさんへの激励として、高教組の馬場敦子さんの詩(下記参照)を朗読し、佐世保出身のタカヒロがいるエグザイルの「道」をクラリネットで演奏します。
★Mさん(建交労)
6月に門番支援に1回行った。トンネルじん肺の第4陣原告です。以前、自分も16年運送会社に勤めていた。運送会社のきびしさを知っているので応援したい。
この団結の力でこれからもがんばる!
☆おおとり運送分会・Nさん
あたたかい支援、みなさんの顔が力強く見える。今日のことは残りのメンバーに話し、「ひとりで闘っているんじゃないよ」と伝えて、新たな気持ちで団結して頑張りたい。
☆光洋商事分会・Mさん大変きびしい状況だが、がんばりたい。たくさんの支援ありがとうございました。
応援歌 ―おおとり運送争議団によせて―
馬場 敦子
ホールの裏は5月の風
あと二校で出番がくる
まだ指先が冷たい気がする
ゆっくり指をまわして
金色に光るキーのタッチをたしかめながら
ぼくは考える
昨日夕方学校で 楽器を積み込んだ
大事な楽器が狂わないよう
おおとりのおじさんが
丁寧におさめ 毛布でくるんでくれた
おじさんの会社はもうない
身勝手なオーナーが黙って土地を売り
運送会社をつぶしてしまったのだ
おじさんは闘っている
理不尽なクビはいやだと
七十九年も楽器を運んで
精霊船だって運んできて
その仕事に誇りをもっているのだ
今朝ホールの前で
がんばれよと言ってくれた
指先がだんだん熱くなってきた
ぼくは楽器に息をふきこむ
言葉にならない思いをこめて
今日の演奏はぼくたちの応援歌だ
おおとりのおじさん
来年もぼくの楽器をお願いします
2013年7月30日 第38号 発行:おおとり・光洋支援共闘会議
がんばれ!「おおとり運送・光洋商事」の仲間たち
長崎で総決起集会を開催、108人が参加
7月29日夜、長崎地区「おおとり・光洋」支援総決起集会が県勤労福祉会館で開催され、108人が参加しました。Youtubeで集会の様子をご覧になれます。
http://youtu.be/HmQ7CjNAWXo 2013.7.29おおとり・光洋支援総決起集会
オープニングの長崎のうたごえ協議会27人による「人として」「闘うわれら」の演奏の間、おおとり運送分会の仲間たちがチラシ配付や街頭募金など初めての組合活動に奮闘する姿がスライドで映し出されました。
主催者あいさつでおおとり・光洋支援共闘共同代表の塩塚二朗県労連議長は、「みなさんの物心両面のご支援に感謝します。おおとり運送分会は現在も24時間職場を占有してたたかっている。仲間たちの説得力のある生きたことばと熱心な行動力に感銘を受ける。人権を無視した不当行為を許すことはできない。早期解決へご支援をお願いします」と述べました。
嗚咽しながらたたかいを報告した飯田支部長
飯田彰吾建交労合同支部長は、「昨年11月から団結を崩さず頑張ってきている」と話し始め(泣)、「2人の相談から今日の100人の支援集会にたたかいが広がった。おおとり運送の歴史と働く誇りをかけてがんばってきた。理由もなく潰すことは絶対に許されない。マスコミが取り上げないなか、松浦市でチラシを全戸配布し世論をつくってきた。椎山会長の背中をつかむところまで来ていると思う。こちらは地位保全と賃金支払いの仮処分命令申立をしたが、土地購入者からの撤去命令の仮処分もおこされている」と報告しました。
光洋商事分会についても「明日10回目の団交をする。これまで利益が創業者一族に集まるように企まれている。団交で雇用を引き延ばしてきた。組合員の雇用をしっかり確保したい」と決意を述べました。
力強い励ましをありがとう!
★仁比聡平参議院議員(メッセージ)
先の参議院選挙で議席を奪還した日本共産党参議院議員 仁比そうへいです。
私は5月に、長崎入りした際、労働者のみなさんから直接お話をお聞きし、強い憤りでいっぱいになりました。おおとり運送の経営者は理由も告げずに「廃業」といって一方的に解雇通告し、労働者とその家族のみなさんを路頭に迷わす、言語道断のこんなデタラメなやり方が許されていいはずがありません。
解雇権の乱用であるばかりでなく、労働組合の結成、労働組合活動をもってこうしたことがおこなわれるなら、不当労働行為そのものであるのは、いうまでもありません。
「元の職場で元のように仕事がしたい」-私は、この労働者のみなさんの思いにしっかりと心をよせて、不当労働行為をただし、労働者の雇用と生活を守るために力をつくす決意です。
みなさん、力をあわせて必ず勝利しましょう。
★堀江ひとみ県会議員オーナーの松浦市議会議員は許せない。住民の声を集めてくらしを守るのが議員のつとめ。県にも雇用を守るよう申し入れた。公職にある議員でありながらこんな理不尽をすることを絶対に許してはならない。
★Iさん(自治労連・自治体一般)
大村市の医院で働いていたが昨年9月解雇通告を受け、裁判で闘っている。最初は自分一人の闘いと思っていたが、支援の人たちに励まされ、社会全体を見て理不尽なことが多いのを知った。闘っているが心細かった。同志が身近にいると知って、みなさんに会いたかった。一緒にがんばっていきたい。
ラグビーをやっていた。「One For All,All For One」(一人はみんなのために、みんなは一人のために)というラグビーの言葉が労働組合の合言葉と知った。絶対引き下がらずに正しいことは貫いていきましょう。
★Iさん(高教組)
29年間吹奏楽に携わっている。昨日まで5日間長崎県吹奏楽コンクールが開かれた。例年ならおおとり運送のトラックがずらりと並ぶ。今年は非常に悔しかった。佐世保の先生からこんな話を聞いた。「今年はおおとりさんがいないので、出場できないと思った。おおとりさんはテキパキと楽器を運んでくれた。安心して頼めた」、おおとりさんは吹奏楽を愛する仲間にとって大切な人たちだったんです。
お世話になったみなさんへの激励として、高教組の馬場敦子さんの詩(下記参照)を朗読し、佐世保出身のタカヒロがいるエグザイルの「道」をクラリネットで演奏します。
★Mさん(建交労)
6月に門番支援に1回行った。トンネルじん肺の第4陣原告です。以前、自分も16年運送会社に勤めていた。運送会社のきびしさを知っているので応援したい。
この団結の力でこれからもがんばる!
☆おおとり運送分会・Nさん
あたたかい支援、みなさんの顔が力強く見える。今日のことは残りのメンバーに話し、「ひとりで闘っているんじゃないよ」と伝えて、新たな気持ちで団結して頑張りたい。
☆光洋商事分会・Mさん大変きびしい状況だが、がんばりたい。たくさんの支援ありがとうございました。
応援歌 ―おおとり運送争議団によせて―
馬場 敦子
ホールの裏は5月の風
あと二校で出番がくる
まだ指先が冷たい気がする
ゆっくり指をまわして
金色に光るキーのタッチをたしかめながら
ぼくは考える
昨日夕方学校で 楽器を積み込んだ
大事な楽器が狂わないよう
おおとりのおじさんが
丁寧におさめ 毛布でくるんでくれた
おじさんの会社はもうない
身勝手なオーナーが黙って土地を売り
運送会社をつぶしてしまったのだ
おじさんは闘っている
理不尽なクビはいやだと
七十九年も楽器を運んで
精霊船だって運んできて
その仕事に誇りをもっているのだ
今朝ホールの前で
がんばれよと言ってくれた
指先がだんだん熱くなってきた
ぼくは楽器に息をふきこむ
言葉にならない思いをこめて
今日の演奏はぼくたちの応援歌だ
おおとりのおじさん
来年もぼくの楽器をお願いします