建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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トラック職場改善闘争~建交労のトラック政策㊹

2017年08月31日 07時14分50秒 | トラック政策

職場では、多くの労働者・組合員が不満・悩み・苦しみ・要求をもっています。職場の総点検運動によって明らかにした具体的実態に基づく職場要求を議論し、その改善を求めてたたかうことです。職場改善闘争が職場におけるトラック大運動の出発点と言っても過言ではありません。


共同闘争を軸にした要求闘争あり方~建交労のトラック政策㊸

2017年08月30日 07時00分14秒 | トラック政策

業種別運動は日常的な政治闘争でもあります。したがって国民本位の経済や政治への転換を求める世論と結合し、一致する要求と行動での統一を原則に多様な共同・共闘・連携を軸に展開することです。こうした運動を前進させる基本は、職場要求を基礎に統一要求・統一闘争によって業種別運動との結合をはかり、広範な共同をつくることです。


統一要求・統一闘争・トラック業種別運動の推進(要求闘争のあり方)~建交労のトラック政策㊷

2017年08月29日 06時58分18秒 | トラック政策

中小企業における労働組合運動では企業内で解決できる要求・課題がきわめて限定されており、企業の枠を超えた産業別統一闘争への総結集を基本に、産業・地域の枠を超えた全国統一闘争への発展を展望する戦略がより重要性を増します。

トラック大運動は、労働者・国民生活と中小経営・地域経済の危機突破をめざし憲法が保障する雇用と仕事の確保、賃金引き上げ、国民生活の安全・安心を正面にかかげ、内需拡大による経済危機突破に全力を上げることです。そのために企業の法令遵守と社会的責任を徹底して追及することです。


トンネルじん肺第5陣東京訴訟―次回和解成立へ

2017年08月27日 05時52分43秒 | トンネルじん肺

727日東京地裁5陣訴訟第8回弁論が行われました。裁判長が交替していましたが、前裁判長の意向をそのまま受け、928日に和解を成立させるための双方反論書提出の期日確認が行われました。その後の報告集会では目標にしていた、提訴から1年半での和解解決ができる状況に、安どしたとの感想を述べる発言が多数ありました。

(写真はトンネルじん肺第5陣熊本訴訟のもの)


原水爆禁止2017年世界大会-長崎決議

2017年08月26日 08時25分48秒 | 活動報告

遅くなりましたが、8月9日の原水爆禁止世界大会-長崎閉会総会で採択された、決議「長崎からのよびかけ」をご紹介します。

核兵器禁止条約は、核兵器廃絶への第一歩。建交労長崎県本部は、日本政府に対し核兵器禁止条約への参加を求めていきます。


 

原水爆禁止2017年世界大会-長崎決議

長崎からのよびかけ

 

核兵器をつくったのは人間です。そして使ったのも人間です。そうであれば、なくすことができるの

も人間です。私は、皆さんによびかけます。すべての核兵器を禁止し廃絶しましょう――

(2017年6月19日、国連会議での長崎の被爆者・和田征子さんの発言より)

 

72年前の8月9日、アメリカによる原爆投下は、この長崎の街を「人間として死ぬことも、人間らしく生きることも」許さないこの世の地獄に変えました。「ふたたび被爆者をつくるな」の声は、ようやく世界を動かして、歴史上はじめて核兵器を法的に禁止する条約をつくり出しました。私たちは、核兵器禁止条約の実現を心から歓迎し、この条約の力を活かし、核兵器の完全廃絶に向け前進する決意です。

原水爆禁止2017年世界大会-国際会議は世界にむけて、核兵器禁止条約の調印が開始される9月20日から「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」である9月26日の間、すべての政府に条約への参加を求め、「草の根」からの多彩な行動をつなぐ「平和の波」行動を提唱しました。この行動への取り組みをただちに開始しましょう。

私たちは、非人道的な核兵器に「悪の烙印」を押し、開発、実験、保有から使用とその威嚇まで、核兵器に関わるあらゆる活動を違法化した条約に、すべての国がすみやかに参加し、核兵器の完全廃絶に取り組むことを要求します。「平和の波」行動を起点に、禁止条約を核兵器完全廃絶へとつなぐ世論と運動の巨大なうねりをつくりだしましょう。

そしてこの日本では、核兵器禁止条約に背を向け、9条改憲と海外で戦争する態勢づくりに突き進む安倍政権を追いつめて、アメリカの「核の傘」から離脱し、条約に参加する政府をつくりましょう。被爆国日本の政府を条約に参加させ、核兵器の完全廃絶に向け世界の先頭に立たせることは、私たち日本の運動の国際的な責務でもあります。

いま各地では、それぞれ独自に運動を進めてきた人たちが、同じ目標に向けて力を合わせ始めています。こうした共同を全国にひろげ、新しい国民的共同の力で「非核平和の日本」と「核兵器のない世界」を実現していきましょう。

 

核兵器禁止条約について学び、知らせましょう。「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(「ヒバクシャ国際署名」)の運動を、首長や議員とも共同し、自治体ぐるみ、地域ぐるみで発展させましょう。アメリカの「核の傘」からの離脱と核兵器禁止条約への参加を日本政府に要求しましょう。非核三原則を厳守させ、その法制化を求めましょう。

核兵器の非人道性と核兵器廃絶の必要性を広範な国民に知らせましょう。被爆の実相をさらに大きくひろめましょう。すべての地域・自治体で「原爆展」や被爆体験を語る集いに取り組みましょう。原爆症認定制度の抜本的改善と被爆者への国家補償を求め、被爆者援護・連帯の活動をいっそう強めましょう。条約でも重視された平和教育の取り組みを強化しましょう。

核兵器禁止条約に背を向け、9条改憲をもくろむ安倍政権を、市民と野党の共同の力で解散総選挙へと追い込みましょう。「オール沖縄」のたたかいと固く連帯し、辺野古への新基地建設反対、オスプレイ撤去など米軍基地縮小・撤去の運動をいっそう強めましょう。日米軍事同盟の強化に反対し、「戦争法」と「共謀罪」を廃止しましょう。

原発再稼働に反対し、原発からの脱却と自然エネルギーへの転換を求めましょう。雇用とくらしの破壊、貧困と格差の拡大に反対し、軍事費を削ってくらし・福祉・教育をまもる運動を強めましょう。

 

 多くの人たちが核兵器禁止条約の実現を心から喜んでいます。政治的立場を越えて「ヒバクシャ国際署名」を呼びかけている人たちもいます。市民と野党の共同の広がりによってはじめて知り合った仲間や、これまで知らなかった人びととの共同も広がりつつあります。いまこそ思い切って、新しい国民的共同へと踏み出しましょう。被爆者とともに、若い世代とともに、未来を切り拓いていきましょう。

 

ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ヒバクシャ 長崎を最後の被爆地に―

 

2017年8月9

原水爆禁止2017年世界大会-長崎