建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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建交労九州支部第15回定期大会を開催

2013年10月26日 16時47分26秒 | 活動報告
 建交労九州支部(緒方徹治執行委員長)は10月22~23日、熊本市内のホテルで第15回定期大会を開催しました。
 大会には、日本共産党国会議員団九州事務所長の田村貴昭さん、熊本県労連の楳本光男議長が来賓として出席し連帯あいさつをおこないました。また、建交労中央本部の藤好重泰執行委員長、建交労全国労災部会及川浩事務局長がそれぞれ情勢報告を兼ねた激励をおこないました。中里研哉書記長が13年度の議案提案をおこないました。
 二日目は、討論をおこない、組合員拡大、じん肺や振動病、騒音性難聴などの認定闘争、社会復帰事業団活動、療養モラル問題、病気を抱える高齢者組織の活動問題など活発な議論が続きました。
 すべての議案が満場一致で採択され、緒方徹治委員長、井谷博一副委員長、中里研哉書記長、高田正矢書記次長、局博光執行委員、藤原由紀子執行委員、船越正一執行委員、川路潔執行委員の新しい役員(すべて再選)が選出されました。


第15回定期大会


新しく選出された役員

光洋商事分会の闘争支援にご協力をお願いします

2013年10月21日 08時31分46秒 | 活動報告
新三重漁港の近くに、石油輸送に携わる光洋商事株式会社(代表取締役:橋口光夫)があります。光洋商事の経営を守り、発展させようと建交労の分会を結成した組合員が全員解雇され、長崎で新たな闘争が始まりました。


光洋商事では、長年、橋口光夫社長のやりたい放題の経営が続けられていました。会社のお金でベンツやクラウンなどの高級車を購入し、社長の家族の車も会社のお金で購入していました。一方的な賃下げや解雇は当たり前、源泉徴収還付金も従業員に戻さず会社が横領していました。挙句の果てには、年金保険料も正規の保険料を従業員から徴収しておきながら、実際はその半分しか納付していませんでした。


二転三転する廃業理由
裏では組合排除の新会社結成



このような状態を改善し、職場を守り、労働条件を改善したいと、今年の二月に運転手四名が建交労に加入し、建交労長崎合同支部光洋商事分会を結成しました。

分会結成直後、橋口社長は四月末での廃業を通告。三月末から九月末まで、十四回の団交を開催し、光洋商事を継続し雇用を守るよう交渉してきました。交渉の中で、四月末の廃業期限も九月末まで延長させることができましたが、最終的に九月末の廃業と解雇は撤回せず、組合員の四名は全員解雇されました。
団交の中で、廃業の理由は二転三転し、社長の回答も誠実さを欠いたものが繰り返されました。また、不誠実な団交を繰り返す裏で、組合員を排除するための新たな運送会社(サカキ運輸)をつくる準備を着々と進めていたのでした。
そして、九月末で組合員は全員解雇し、非組合員は全員サカキ運輸に雇用され、これまで光洋商事が行っていた業務をそのまま引き継いでいます。橋口社長は、光洋商事の経営を守り発展させようとしてきた組合員を、「悪魔」と吐き捨てて、その雇用と生活を破壊しました。


全国で広がるブラック企業問題に楔を打ち込む重要なたたかい

光洋商事分会の組合員は、自らの雇用と家族の生活を守るために、裁判闘争に立ち上がりました。最後まで頑張る決意です。
今、日本中で「ブラック企業」が社会問題化しています。私たちのたたかいは、長崎でも蔓延するブラック企業問題に楔を打ち込む重要なたたかいです。解決に向けてご支援をよろしくお願いします。

ハンドルを守れ!42号

2013年10月20日 13時10分57秒 | ハンドルを守れ
半年に及ぶ職場占有が終結 全国からの支援に心から感謝 たたかいは本訴へ!

 親会社・鷹島建設とオーナーの椎山賢治氏による、組合潰しを目的とした違法な廃業・解雇・賃金未払いとたたかう、建交労長崎合同支部おおとり運送分会の活動は、廃業が通告されてから6ヶ月、職場占有を開始してから5ヶ月が経過しました。この間、おおとり運送分会のたたかいを物心両面で支援してくださっている、県内をはじめとする全国のみなさまに、組合員一同心から感謝申し上げます。

 6月25日に地位保全と賃金支払いを求める仮処分の申し立てを行い、これまで4回の審尋が開かれました。また、おおとり運送の土地を購入した商業施設社からは、「土地明け渡し断行」の仮処分が申し立てられ、2回の審尋が開かれました。早期解決に向けて、全国から短期間のうちに個人署名7500筆、団体署名600筆が集められ、分会の仲間は大きく励まされました。
 しかし、鷹島建設は組合員に対する未払賃金や退職金については支払うと言いながら、その前提条件として無意味な入口論にこだわり、具体的には何も話を進めようとはしていません。建交労は、未払い賃金や退職金、解決金支払いの目処を鷹島建設が立てることを条件に、パソコンや車両の引き渡しを行う旨を回答していますが、鷹島建設は一切応じようとはしません。
 そればかりか、9月2日に開催された仮処分の審尋では、鷹島建設の代理人弁護士が途中で帰ってしまうという前代未聞の対応をとりました。

 以上の経過を考えると、今後仮処分を継続したとしてもまともな審理は期待できないこと、和解となっても組合員の要求に応える話し合いとはならないことが予想され、おおとり運送分会と弁護士とで対応をどうするか協議を重ねてきました。
 建交労長崎県本部、長崎合同支部、おおとり運送分会は、仮処分申し立て以降の経過を総括し、今後の方針を以下のように決定しました。①10月15日までに土地を明け渡し新たな活動拠点に移る、②地位保全と賃金支払いを求める仮処分は取り下げ、本訴に移行する、以上の2点です。また、未払い賃金と退職金については、先取特権によるおおとり運送の資産差し押さえの申し立てを行い、一部差し押さえの決定を勝ちとることができました。

 5月1日以降、約半年間に及ぶ職場占有は終了しました。今後は長期的な闘争に備え、おおとり運送分会の体制を組みつつ、これまで継続した街頭宣伝行動やチラシ配布、新たな署名などの法廷外の取り組みを強化し、早期勝利解決に向けて全力でたたかいます。みなさまには、今後ともご支援いただきますようお願い申し上げます。

全国トンネルじん肺根絶闘争本部が清水建設前行動

2013年10月17日 13時16分36秒 | トンネルじん肺
 全国トンネルじん肺根絶闘争本部(佐藤陵一本部長)は10月17日午前9時から、中央区京橋にあるスーパーゼネコン清水建設㈱本社前で、じん肺裁判の和解に応じないことに対する座り込み行動をおこないました。
 清水建設前行動には、全国から100名を超えるトンネルじん肺患者と家族が参加しました。佐藤本部長は「トンネル現場からじん肺を根絶するには、ゼネコンの姿勢を変えることが必要」「国とゼネコンは責任を持って粉じん対策をおこなえ」「じん肺基金を作れ」とあいさつしました。引き続き、北は北海道から九州鹿児島の代表まで、清水建設の不当な姿勢を批判するスピーチをおこないました。
 長崎からは、松田哲朗東京地裁第4陣代表がスピーチをおこないました。国土交通労組と生公連の代表も支援に駆けつけました。

  

第24回なくせじん肺全国キャラバン東京終結行動

2013年10月16日 09時28分16秒 | 活動報告
 第24回(2013年)なくせじん肺全国キャラバン東京終結行動が15~16日、厚生労働省前と環境省前行動からはじまりました。長崎実行委員会からは22名が参加しました。台風26号が近づき雨模様という、あいにくの天気でしたが、全国から300人近い人が厚労省と環境省前に集結しました。
 厚労省の前では、全国でたたかっているじん肺原告団の代表などが、じん肺根絶を早急におこなうよう代わる代わる訴えました。長崎から参加した、松田哲朗トンネルじん肺根絶第4次東京地裁原告団代表も、じん肺基金を早急につくるよう求めました。
 午後2時からは、衆議院第1議員会館で「集結院内集会」が開催され、廣瀬俊雄仙台錦町診療所・産業医学センター所長が、東日本大震災での石綿粉じんの飛散の実態と今後の対策について講演をおこないました。
 国会の合間を縫って、各政党代表の国会議員があいさつをおこないました。とくに、長年の懸案事項になっている「トンネルじん肺基金制度」の立法化に向けて、各党代表は「今国会で何としても成立させたい」と報告しました。
 3年前に議席を失った共産党の仁比聡平参議院議員は、法案成立のために奮闘していたこともあり「帰って来ました」とあいさつし大きな拍手に包まれました。
 16日の国会周辺デモは台風のため中止になり、午前中は日鉄鉱業要請行動など室内での行動のみがおこなわれます。また、午後からは、トンネルじん肺基金成立に向けての国会議員訪問なども予定通りおこなわれます。


長崎の代表団(長崎空港にて)

厚労省集結行動

院内集会であいさつする仁比聡平参議院議員