建交労長崎県本部

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おおとり運送裁判の概要⑥杜撰な解雇によって破壊された生活を取り戻す判決を

2016年10月28日 14時07分01秒 | ハンドルを守れ

解雇によって受けた従業員らの打撃は、きわめて大きいものでした。なかなか仕事が見つからず、南鳥島で仕事をしている人もいます。年齢からして無理のある、牛のえさやりの仕事をしている人もいます。認知症の家族を抱えながら長距離のトラックの仕事をしている人もいます。仕事が見つからない期間も長く、見つかっても低賃金でした。雇用は安定せず、将来の雇い止めの不安も大きいのです。

ほとんどの人が貯金を取り崩したり、生命保険を解約したりしました。子どもの結婚資金や学費などのために貯めていた貯金でした。

中学生や高校生の子どもは、進学ができるかどうか心配し、悩みました。夫婦仲が破綻した人もいます。椎山氏の「あと1年様子をみるから頑張れ」という言葉を信じ、売上を上げれば会社が続くと考えて、子どもを出産した従業員は、出産の途端に解雇となってしまいました。

このあまりにも従業員らに重大な結果をもたらした解雇が、繰り返しになりますが、あまりにもずさんな、いいかげんな椎山氏の判断で、従業員らに秘密裏に、だまし討ちのように決められたのです。

市民の皆さんにおかれましては、おおとり運送の解雇の理由のなさ、ずさんさと、それによってもたらされた従業員らの損害の大きさを、正確に理解していただきたいと思います。10月31日の判決で、このあまりにひどい不均衡を元に戻す判決を期待しています。最後までのご支援をよろしくお願いします。



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