3月28日大阪地裁第8民事部は、大阪・泉南アスベスト国賠2陣訴訟(原告55人、被害者33人)において、国に総額1億8043万円余の支払いを命じる原告勝訴の判決を言い渡しました。昨年8月25日の1陣訴訟(原告34名、被害者26名)で、大阪高裁が出した原告逆転敗訴の不当な判決を覆す判決です。
大阪高裁の不当判決を同じ管内の地裁が否定!
原告団、弁護団、支援の会などは「声明」を発表しました。「声明」は、判決の意義について「労働者の健康よりも経済的発展を優先すべきという理由で労働者の健康を蔑にすることは許されないと明言し、深刻な石綿被害を認識していた国の規制権限不行使の責任を認めたところに最大の意義がある」「(今回の)地裁判決が、同じ管内の『産業発展のためには国民の生命健康が犠牲になってもやむを得ない』として責任を免責した昨年の大阪高裁判決を否定したものであり、大阪高裁判決の不当性がいっそう明らかになった」となどとしています。
泉南アスベスト被害者全員の早期救済を!
泉南地域は、70年以上前から国の調査によって、石綿による深刻な健康被害発生が確認されていました。まさにわが国のアスベスト被害の原点です。「声明」は、国はこの判決を真摯に受け止め、控訴せず「1陣訴訟を含めた泉南アスベスト被害者全員の早期救済に応じることを強く要求するもの」と結んでいます。
大阪高裁の不当判決を同じ管内の地裁が否定!
原告団、弁護団、支援の会などは「声明」を発表しました。「声明」は、判決の意義について「労働者の健康よりも経済的発展を優先すべきという理由で労働者の健康を蔑にすることは許されないと明言し、深刻な石綿被害を認識していた国の規制権限不行使の責任を認めたところに最大の意義がある」「(今回の)地裁判決が、同じ管内の『産業発展のためには国民の生命健康が犠牲になってもやむを得ない』として責任を免責した昨年の大阪高裁判決を否定したものであり、大阪高裁判決の不当性がいっそう明らかになった」となどとしています。
泉南アスベスト被害者全員の早期救済を!
泉南地域は、70年以上前から国の調査によって、石綿による深刻な健康被害発生が確認されていました。まさにわが国のアスベスト被害の原点です。「声明」は、国はこの判決を真摯に受け止め、控訴せず「1陣訴訟を含めた泉南アスベスト被害者全員の早期救済に応じることを強く要求するもの」と結んでいます。