CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

これも音楽?

2006-04-02 18:04:23 | 音楽
4`33"(4分33秒)
John Cage, John / Harrison, Lou Cage, Carlos Chavez, Edgard Varese, Amadinda Percussion Group
Hungaroton

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1952年に『初演』されたジョン・ケージ(John Cage)の代表?作。4分33秒間、何も音を出さない、という『曲』。(→参考ウィキペディア『4分33秒』

譜面には、

 第1楽章 休み
 第2楽章 休み
 第3楽章 休み

と書かれているらしい。

各楽章の時間も編成も自由。ただし、音を発してはならない。奇抜な発想で面白いし、是非とも『演奏会』で聴いてみたい。しかし、このCDにはどんな『音』が入っているのだろうか?

ただ、プロの演奏家は、練習のときでも、演奏の直前や直後の『無音』の瞬間に集中していて、『上手い』と感じることがある。このときの集中力は、その演奏家が音を大切にしている証拠と勝手に解釈している。『4分33秒』は、そういうことに関連しているような気もする。

もう一つ関連づけるとすると、昨今の『音の公害』である。街の中は、どうでも良い音でいっぱい。本当の静寂はどこにいても得られない。

山ごもりの際、普段聴けない音楽を聴こうと沢山のCDを持って行った時、山の静寂のあまりの心地よさのために、音楽を聴くことを全く忘れてしまったことがある。

静寂があるからこそ、音楽が楽しいのかもしれない。以前にもブログに書いた『死』と『生』の関係に似ている。

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