ピアノの音色はタッチで変わるか―楽器の中の物理学日経サイエンス社このアイテムの詳細を見る |
カラヤンが指揮するベルリンフィルの音色は独特ですよね。ウィーンフィルの音色は誰が聴いてもすぐにわかりますね。海野さんのバイオリンの甘い音。ま~るい、ま~るいドイツ式クラリネットの音色。ホロヴィッツのピアノの音色は長い指を立てて弾くから・・・。こういう話題が通じないほど、現代は感性が大切にされない、殺伐とした世の中になったように思います。
音色について、もっと多くの書籍があると思っていましたが、書店に並ぶ単行本ではこの本くらいです。ピアノだけでなく、弦楽器や管楽器の音色の本を探しています。
こういう文化が大切にされない国では、どう生きようと、どう死のうと、国の財政と経済原理だけで決めれば良い、となってしまうのでしょうか? 日本の伝統文化も西洋文化以上に、極めて繊細な部分へのこだわりの上に完成度を高めてきたと思いますが、いかがでしょうか?