健康塾通信

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血液の話

2007年05月08日 07時29分03秒 | Weblog

私たちのからだの約60%が水分だということでしたが、今回は体液の中の血液についてお話いたします。

血液は血管の中を流れていますが、この体液の循環に関係するものを
ひとまとめに循環器系と呼んでいます。

私たちの身体はいろいろな器官が集まって、からだの生理作用の目的別に
器官系が分かれています。
たとえば骨格系や呼吸器系・消化器系などなど・・その系統は10系統に分けられています。

その中の循環器系というのは心臓・血管・リンパ管などが体液の循環に
かかわっています。

そしてこの循環も血液が流れる血管系とリンパが流れるリンパ管系の
2種類の循環があります。

まず今回は血管系の中の血液についてですが、血液は単に循環している
だけではなく、からだの状況に応じて必要とする臓器に適量の血液を分配しています。

たとえば食事のときは消化器系に血液を供給することで、
その機能を助け、栄養や水分の吸収を効率よくしてくれます。
ですから、食後すぐ動くことで、血液が筋肉運動の方にかかわってしまうので、食後の運動や入浴などは避け、食休みをすることが必要になります。

学習するときは脳への血液を供給し運動のときは、肺や心臓、大きな筋肉に酸素や血液を送り込むことになりますね。

さらに血液は動脈と静脈があります。

動脈・・・心臓から出て行き、細胞に栄養と酸素を運びます。

静脈・・・心臓にもどる循環で老廃物や二酸化炭素など余分なものの回収
     をします。心臓より下では手足の筋肉の動きで押し上げられています。

もう一度血液循環をまとめますと
心臓を出た動脈血が太い血管から徐々に細い血管に移動して毛細血管と
いう薄い壁で細かく枝分かれした血管から液体成分を染み出します。
ここで細胞が酸素と栄養を受け取り、二酸化炭素や老廃物など不要になったものを再び毛細血管が回収して細い静脈からだんだん太い静脈に入り心臓にもどります。

このように血液を通す役目の動脈と静脈、そして各細胞と物質を交換する役目の毛細血管があるということはおわかりになりましたか?
ですから毛細血管は植物の根っこや枝のように全身に大きく広がって
からだの隅々まで栄養を届けたり、いらないものを受け取ったりしているのです。

この循環器系の正常な働きの為には高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、
喫煙、運動不足、ストレスなど、まさに生活習慣をもう一度見直して健康の管理
を心がけて行きたいと思います。


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