健康塾通信

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増えているアルツハイマー病

2010年02月04日 12時13分51秒 | Weblog
さむ~い立春の朝を迎えました。

いつものように近隣のお寺から木魚が鳴り響き、
朝の六時を知らせてくれます。

今日も元気に目が覚めることが出来たことに、
感謝の一日がはじまりました。



ところで前回、「海馬かいば」は記憶に関係があるとお伝えしました。

まずは、もう少し詳しく海馬について整理してお伝えしたいと思います。

海馬とは
①脳組織「大脳辺縁系」の一部分で、場所は側頭葉にあります。

②海馬は海の馬 SEE HORSE(タツノオトシゴ)の形に似ていることからそう呼ばれています。

③脳の司令塔とも呼ばれていて新しい記憶がいったんストックされる場所で、そこから整理された情報は
大脳皮質に保存されます。
→新しい記憶は海馬へ、古い記憶は大脳皮質へ

④さらに「情動」・・喜び、悲しみ、怒り、恐怖、不安といった激しい感情の動き
にも深く関与します。(PTSD)

⑤アルツハイマー病における最初の病変部位として知られていますが、他に
心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病の患者さんにはいずれも海馬の萎縮が確認されます。

⑥とても繊細なので、虚血や酸素不足で脳がダメージを受けると最初に死んでしまうのが海馬です。



さて、海馬という大切な脳の一部のことがわかったところで
今日のテーマ「アルツハイマー病」ですが

「進行性の認知症を主な症状として、大脳の広い範囲に萎縮が見られる原因不明の病気である」
といわれています。

その特徴は

病気の始めの頃には近い過去の記憶が主に障害されやすく、
病気が進むにつれ最近のことばかりではなく過去の記憶も次第に損われてしまいます。

さらに身近な人のことも、あるいは自分が誰かも分からなくなるということになるのです。


ある研究による「アルツハイマー病」の危険因子ですが

①意識を失うほどの頭部外傷 を負ったことがある。

②長く続けている趣味が無いこと。

③中年以降、散歩など運動をしない事が多い。

④新聞や本を読むことがほとんどない。

⑤総入れ歯か歯が半分以上ない。

⑥女性は男性より1.5~2倍かかりやすい
という特徴があります。


このような危険因子から考えられるように
最近ではある程度予防できたり、その進行を遅らせたりできる可能性があるようです。

さあ、次回はこれら危険因子をさらに追及してみたいと思います。


今回も最後までお読みくださいましてありがとうございました。

では今日も脳を活性化する感動体験にたくさん出会いましょう!







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