おはようございます。
昨日の猛暑は、日傘も受け入れないくらい
下からの照り返しで、昼間の人通りもかなり少なく感じました。
まだまだしばらくはこの暑さが続くようです。
夏休み真っ只中、老いも若きもくれぐれも
暑気あたりにご用心くださいませ。
さて今日はお婆ちゃんの知恵袋第2弾!
想像するだけでも面白くなる「痔を治すためのお灸法」です。
『満月の夜に、すり鉢をかぶり、もぐさをすり鉢のてっぺんにのせ、
火をつけてお尻を大地にくっつけて座ります。』
お尻はもちろん肌直接大地です。
アースするんですね。。。
おそらく人が見ていないところで、満月の明かりを頼りに
頭の上ではもぐさがモクモクと燃えていたことでしょう。。。
確かに、頭のてっぺんには「百会ひゃくえ」という
痔の特効穴があります。
さらに、肛門のすぐ前方に「会陰えいん」のツボが有り
これも痔疾患に使われるツボです。
百会も会陰も体の正中線上にあります。
会陰から始まって身体の前面を通りオトガイ部(あご)の真ん中、
「承漿しょうしょう」のツボで終わる「任脉にんみゃく」という経絡。
そして、もうひとつの流れは「督脉とくみゃく」という経絡で、
ほぼ尾骨尖端あたりにある「長強ちょうきょう」というツボから
身体の背中を登っていき、頭のてっぺんの百会を通る経絡の流れがあります。
大地のエネルギーを会陰と長強から吸い上げ、身体の前面と背を通って
頭頂まで気を巡らすということでしょうか。。。
しかし、思わず笑いそうな光景ですが、理にかなった治療法だと思います。