健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

体を支える物質コラーゲン

2009年01月23日 20時33分13秒 | Weblog
大寒を過ぎ、本格的な寒さの到来です。

先日ご近所から紅梅をいただきました。
そして今日一つ小さなつぼみが開きました。

梅というと「ふくいくたる梅の香り」とか、菅原道真の和歌にも

「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
等とその香りのよさが歌に読まれ、故人も寒中に開花する梅の花に春の訪れを
待ったことでしょう。

我が家もこの小さなひと枝から、あざやかな紅色とほのかな春の香りで五感を癒され元気を頂きました。


さて新しい年を迎え、諸々のお正月行事も終りそれぞれの日々を決意新たにお過ごしの方もいらっしゃることと思います。

今回からシリーズで私たちの体の中で作られている大事な物質で加齢と共に体内での生成が衰えつつある物質を特集していきたいと思います。

今年も更なる健康をと取り組み始めた皆様も、体作りの基本としてお役立て下さい。
まずは皆様も少なからず耳にされているコラ・・、コエ・・、コン・・?
の中から、コラーゲンについて調べてみました。

コラーゲンといえば、私の知り合いに薬学博士の高橋周七先生がいらっしゃいます。
10年ほど前、ちまたで杜仲茶がブームになったことがありましたが覚えていらっしゃいますか?
高橋先生がその火付け役ですが杜仲茶と高麗ニンジンを一緒に摂ることでコラーゲン合成の相乗効果と若返り効果が大きいことを提唱されました。

それではコラーゲンの基礎知識から

①私たちの体はたんぱく質から作られていますがコラーゲンは人体の全タンパク質の3割を占めています。

②体の中で多く存在するところは皮膚、骨、関節、歯や歯茎、血管、目の角膜
などです。


③人体は60兆個の細胞からできていますがその細胞どうしをつなぐ役目をしています。レンガを壁にたとえるとレンガとレンガの間を埋めるセメント役がコラーゲンだということです。

④コラーゲンは膠原繊維の一種で三本の縄をなうようにらせん状の紐になっています。

⑤お肌のハリやみずみずしさそして、皮膚の強度や弾力性はコラーゲンから生まれます。

⑥腱は主成分がコラーゲンですが、筋肉が発した力を骨に伝えるのが腱の役目なのでコラーゲンは力や強さを与えています。

⑦骨や軟骨の中のコラーゲンは弾力性があることで衝撃から発生する骨折などを守る働きが有ります。


まだまだ大事なことがありますが、次回は新陳代謝や老化防止になくてはならない
コラーゲンとその摂り方をお伝えいたします。