いよいよ野良猫ホイップを去勢手術するための捕獲日。
先日、東京都動物愛護推進員のSさんがホイップの餌場を下見に来てくださり、すでに動物病院に手術の予約も入れてくださってて、私はほぼ立会い程度のお手伝いしか出来ないんですが、軽く打ち合わせをして、その当日を迎えました。
前日からドキドキでした。
まずは朝の餌やり時。
シャーたちのご飯を済ませてから、ホイップたちの餌場でSさんと待ち合わせなんですが、こんな日に限ってホイップが来ない!Σ(OωO|||)
前も気温の高い日にだけ来なかったことがあったんですが、この日もお天気良くて気温上昇中。
ちょっと予想はしてたけど、まさかこの日がそうなるとは!
とりあえず、しばらく待ってSさんと立ち話。
クロが捕獲器の餌の匂いに釣られてやってきて、捕獲器にもたれかかる。
あんた、以前ソレに入った事あるはずなのにトラウマないの?(*´艸`*)
すると、突然目の前に現れた白髪のおGさん。
捕獲器とクロを見て何か言いたげ。
Sさんが捕獲器の説明をすると、いまいち無反応で理解出来てない様子。
そのうち…
Gさん「毎日この辺で猫に餌やるから困っちゃうんだよ」
わたし(ヤベ、私のことだ)
Gさん「水もいっつもここに置かれて」
Sさん「ですからね、これから野良猫に手術して猫が増えないようにするんですよ、猫も命ですからね、ご飯は食べないと」
Gさん「え〜?何言ってんだかわかんないよ」
Sさん「猫がね、増えないように手術が必要でこれから捕まえるんです」
Gさん「え〜?耳がね、遠くて何にも聞こえないんだよ〜」
Sさん「(ゆっくり大声で)ですからね〜」
Gさん「え〜?何だかよくわかんないんだよ、聞こえないんだよ」
本当に聞こえてないようです。
Gさん「前はね、この辺野良猫いっぱいいたんだよ。だいぶ減ったけどね」
Sさん「ですから、それは避妊手術をして減らしたんですよ」
Gさん「え〜?聞こえないんだよ。ここ(使ってない駐車場付近)は前はこんなんじゃなかったのに、いつのまにかこんな(粗大ゴミや植木鉢だらけ)にされちゃって全く…!」
あたし(こうなるまで自分は放置してて文句言うのはどうなの?)
Gさん「そこ(最近開いた学習塾的カフェ)にも子供やママさんたちが何だかいっぱい集まっちゃってるんだよ」
あたし(いや、ここ子育て支援で頑張ってるとこやん?いろいろイベント開いて地域の活性化に貢献してるんだけど?今はちゃんと自粛してるし)
Gさん「流しそうめんなんかやったりさ〜、その時使った竹もそこに置きっぱなしだし、細かく切ってゴミに出しとけば持ってってもらえたのにさ〜」
あたし(ソレ、今年も使うつもりで置いてるんじゃないの?そもそも全然邪魔になってないじゃん)
Gさん「(バイクを駐輪場に止めに来た若者を見て)わけのわかんない奴がああやって勝手に止めてさ〜」
あたし(いや、普通にここの住人でしょ)
Gさん「(駐輪場に置きっ放しの4輪買い物カートを見て)ママさんたちがここに置いてっちゃってさ〜ホント困るんだよ」
あたし(いやいや、これどう見ても若いママさんが使うようなカートじゃないよ?ここのお年寄りが使ってて、買い物にも出られなくなって置きっ放しになってるだけじゃない?)
Gさん「ここに集まるママさんたちがゴミも散らかしていってさ〜全く」
あたし(いやいや、むしろママさんたち、この周辺のゴミ綺麗に片して、花とか植えてるべ?ゴミ散らかしてるの、この辺で飲み食いしてる中年男性連中だってばよ!)
自分に都合の悪いことに耳を貸さないのではなく、本気で聞こえてないようで、一方的に不満をぶつけてくるばかり。
それも、耳からの情報がない分、目に入ったものだけを断片的にしか捉えず、勝手な思い込みで見当違いな被害妄想ばかり。
全く話になりません (๑꒪⍘꒪๑)
それでもSさんは、ここで猫にご飯をあげてる私のために、ちゃんと理解してもらわなきゃと話をしようと粘ります。
あたし「筆談の方がいいですかね〜」
Sさん「そうね」
でも2人ともペンを持ち合わせていない。
Sさん「おGさん、何かペンとか持ってませんか?(ジェスチャーも交えて)」
Gさん「え〜?何言ってんだか聞こえないんだよ」
Sさん「ペンありませんか?」
Gさん「俺、書いたりするのも疲れちゃうんだよ」
Sさん「書くのはこちらですので」
Gさん「え〜?なに〜?」
Sさんは、話が出来ないなら文章で書いてポスティングしようと、部屋番号を聞き出そうとします。
Sさん「住んでるのは何階ですか?」
Gさん「(何度も同じやりとりして)4階」
Sさん「4階の何号室ですか?401?402?403?(指で伝えようとする)」
Gさん「え〜?何、わかんないんだよ」
あげくには、いきなり3階と言い出す始末。
私とSさんで、郵便ポストの場所を確認しに行ってる間に、おGさんはどこかへ行ってしまいました。
いや〜まるでコントみたいでしたわ!
これから私、あんな風に話の通じないような人を相手に戦わなきゃいけないのかしら…(ll0艸0)
出鼻挫かれた感じ。
いつも私が毎日水を替えているお水がたまに空っぽになって、場所を微妙に移動されてたり、逆さまに置かれたり、器を捨てられてたりするの、きっとこのおGさんの仕業だ。
以前、母親が猫にご飯あげてる時に、猫を追い払って、勝手にカリカリを片付け始めて「食べ終わったら、ちゃんと片付けるつもりなんですよ」と言っても無視して片していっちゃったって言ってたおGさんもきっとこの人だ。
帰ってから母には「たぶん無視したんじゃなくて、聞こえてなかったんだと思うよ」とは伝えといたけど。
正直、この人は上記に書いた諸々の不満に関して、直接的な被害は全く被っていないはずです。
もしイベントに集まった子供やママさんたちがうるさかったとしても、あの様子じゃ全く声なんか聞こえてないし、おGさんはあんなにヨボヨボなら駐輪場だって使ってないだろうし。
結局のところ「野良猫は煩わしい」とかいう昔ながらの固定観念や、新しい住人や出来事を受け入れられない頑固さのみで判断してる。
そっちの方がよほど迷惑や〜(lll´д`lll)
なんで、よりにもよってこんな日に現れるん?
ホイップ〜早く来てくれ〜。・゚・(o≧ω≦o)・゚・。
…と、冒頭から長くなりましたが、そんなこんなで続いちゃいます。