トラとホイップの捕獲の翌日、先に捕獲したトラをボランティアのSさんと迎えに行きました。
Sさん1人で大丈夫なんだけど、預けたのが野良猫のための診療料金を設定している病院だそうなので、ちょっといろいろ聞きたいこともあり、コロナも心配だし迷惑かなとは思いつつ、ちゃんと許可を取ってもらい、退院時にSさんに同行させていただいたんです。
1年ぶりに自転車に乗ることになりました。
小次郎の病院通いのために買った自転車、買い物にも使ってた母が転んで足を痛めてからは全く乗ってなかったので、慌てて汚れを落として、タイヤの空気を入れたんだけど、乗ってみたらペダルを漕ぐたびにガタンって引っ掛かるような音がするし、だんだんジャージャーって嫌な音までしてくるし、壊れるんじゃないかとヒヤヒヤ運転でした (((╹д╹;)))
その時、Sさんの自転車の荷台には、依頼を受けて別の場所で捕獲した猫ちゃんが!
捕獲にとても苦労したようで、マタタビ使って何とか入ってもらえたとか。
後日聞いたら、まだ体は小さいのに妊娠後期だったそうです (*´д`*)
先生に聞きたかったことも丁寧に答えていただき、トラを引き取りました。
トラはやっぱりすでに去勢済みのオスでした。
なので、麻酔とノミ取りの料金のみ。
捕獲器から解放されると、トラは勢いよく飛び出し「全く何だったんだよ、おばはん達はよ〜」という顔で振り返りながら、いつものテリトリーに戻っていきました。
いきなり怖い思いさせてゴメンね…!(≧人≦)
その翌日にホイップは戻ってきました。
急な依頼に対応してくださったMさんが車でホイップをうちの近所まで運んでくださり、Sさんにも立ち会ってもらい、タマタマを取ってもらったホイップをリリース(元の場所に戻す)いたしました。
ただ病院での意外な話を聞かされて。
ホイップ、すごくオシッコするそうで、この時も捕獲器の中で大量にオシッコしてたんですが、もしかしたら高齢で腎臓を患ってるかも…と Σ(゚Д゚ノ)ノ
てっきり若僧だと思っていたのに。
じゃあ、これまでもずいぶんメスを孕ませてきてたのかしら…
でも、あとで調べてみたら、若年でも腎臓病になることもあるらしいし、この日以降もご飯はガッつくくらい食べるし、水も喉を潤す程度でやたら飲む感じでもないし、ちょっと様子見です。
今年に入って、突然現れたホイップ。
極度なビビりで、慣れてもらうまでに流血しながらも四苦八苦、ようやく顔を覚えてもらえ…
発情期に、その気のないシロを追い回して、すっかり避けられるようになっちゃって、お互い可哀想な思いもさせて…
コロナ騒動さえなければ、もっと早く去勢手術出来たはずなのに。
でも、微妙な距離感の中で、さくらネコ先輩のシロやクロが皆に可愛がってもらってる様子を見る事で、少しずつ警戒心も解れ、シロやクロに紛れてチュールなんて舐めさせてもらってる姿を見て、ちょっとホッとしてた。
ここまで自分の中では長かったから。
無事にさくらネコデビューを果たしたホイップ、これからうまく地域に馴染んでいってくれるといいんだけど。
今回、お世話になったボランティアのお2人には、かかった医療費(1匹は手術しなかったし、手術無料チケットなどを使ってくださったから、メッチャ安く済んだんだけど)に少しばかりの心づけを足して、菓子折りと一緒に謝礼としてお渡ししたんだけど、すっごく恐縮されてしまい「私たちは猫のためにやってるだけだからいいのよ、お礼なんて」と。
「いつもお世話してる野良猫の餌代にでも」と言って何とか受け取ってもらったんだけど、普段こういう活動はほぼ自費で、お金を貰うことなんて稀だって。
ボランティアなんだから当然って言う人もいるかもしれないけど、なかなか世間に認知されず、誤解されて、暴言吐かれて、肩身の狭い思いをしながらもいろんな地域の猫のために奮闘してる方たちがもっともっと報われなきゃいけないんじゃないかって思うよ。
それは決してお金の問題ではないけれど、猫のためにも人のためにも必要な活動をしてるってことをもっと拡めていかないと!
「何かあれば、またお世話になっちゃうと思います」って言ったら「お安いご用で!」と。
なんて頼もしい!
なんて逞しい!
私も私に出来ることをコツコツとでも進めないと。
しかし、コロナが…とにかくコロナが厄介!(lll´д`lll)