ぐ~たらEVERYDAY

平凡な日常を愉快に楽しく!

今月の空【2021.5】

2021-05-31 18:49:05 | 自然・動物・風景


5月は、さまざまな出来事が思いがけずに降りかかり、かなりキャパオーバーな日々が続きました。


オジイのこと。



そして、オジイとのお別れを充分に悲しむ間も無く、次から次へと別の案件が…|li(σ・ω・`;)il|




寝不足続きでしんどかったけど、ふと眺めた空に一瞬のリフレッシュ。



雨上がりの眩い空は気持ちを爽快にさせてくれます。



6月はまた自分のペースに戻って、のんびりまったり過ごせたらいいなぁ…(*´ω`*)



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やり残した事

2021-05-30 18:45:00 | オジイ

オジイが亡くなった後もやることは結構あって。
人間の時のように書類系の処理はなくとも、片付け作業はその存在をどんどん消していくみたいで嫌ですね…。゚(。ノωヽ。)゚。


オジイを看取った病院にお借りしていたバスタオルを返しに行きました。
受付で「お名前は?」と聞かれ「えっと〜私のですか?」「いえ、ペットのです」
あはは…そりゃそーだ!(;◔ᴗ◔;)
「星野オジイです」と伝えたら「あ〜オジイちゃ〜ん♡」とスタッフさんが笑顔で答えてくれて。
菓子折りに院長先生やスタッフさんへの手紙も添えてきてたので、受付で渡して帰るつもりだったのに「今、院長先生お呼びしますね」と。
え、お忙しいでしょうに、なんか申し訳ないな。
院長先生が処置室に案内してくれました。
私が「オジイが最後に自力で食べた様子の動画をメールで送ってほしい」とお願いしていたんだけど、容量が大きすぎるのか携帯にもパソコンにも送れなかったら、わざわざ先生、CDーRに焼いてくれてたんです。


「ちょっと動画がギクシャクしちゃってるかもしれないんですけど…」
いえいえ、先生、そこまでしてくださってありがとうございます!
家で確認したら、ギクシャクもそれほど気にならない程度で、しっかり見られました。
管をつけた痛々しい身体でも、起き上がって自分の足で立ってモリモリ食べてるオジイの姿…(இωஇ)
母と一緒に見て、オジイの雄姿を胸に刻みました。

入院していた病院からも後日、お花が送られてきたんです。
「あれ、オジイが亡くなったことはこっちの病院には伝えなかったのにな」と思っていたら、メッセージカードに「霊園からご連絡いただきました」と。
お世話になってる霊園とこの病院は連携してるようで、霊園の方がオジイを迎えに来た時、どこの病院にかかっていたか聞いてきたんですよね。
さちがこの病院で亡くなった時も、家に連れ帰るのにキャリーに入れられなくて、副院長先生がこの霊園の棺箱を出してきてくれて、それに丁寧にさちを入れてくれたこともあって。
いろいろあったけど、お花は有難く仏前に飾らせていただきました。  


そういえば、オジイのよだれが酷くて、毎日ブラッシングしても翌日には胸元の毛がガビガビになっちゃうので、猫の介護用のよだれかけをネットで購入したんだけど、未だに届いてないぞ!?
もう使うことなくなって虚しいとはいえ、お金だけ取られて商品届かずとか勘弁だぞ!?(๑꒪⍘꒪๑)

買い物に出ると、ついペット用品コーナーで、オジイにいいなって思うものを物色してしまう。
入院中も「これから暑くなるから冷却マット買っとこうかな」とか「エアコン買っといてよかったな」とか、オジイが真夏まで生きてるなんて普通は思えないくらいだったのに、先々のことまで想像しちゃって。
今でもその癖が抜けない…(TωT)

そして最後に。
オジイのことを気にしていた人はきっと大勢いたはずだし、オジイを保護する少し前から、私の自転車付近に置き餌が多かったんですよね。
おそらく、具合悪そうにしてたオジイを心配して、ご飯を置いてく人がいたんだろうなって思って、オジイが急に消えてしまったことに心痛めてるんじゃないかと思い、オジイのことを知らせる貼り紙をラミネート加工して、自転車猫ハウスの裏側に貼っておきました(私の自転車、もうチンドン屋みたい)


人通りのあまりない方の通路だけど、ここを通る人はオジイを知ってるはずだし。
後日、やっぱりオジイのことを心配していたおばあちゃんが「ありがとね」って言ってくれたんだけど…
「あの猫のこと、片付けてくれてありがとね」
か、片付けてくれて…って!Σ(O∇O|||)
ニュアンス的に「世話して看取ってくれてありがとね」って言いたかったんだと思うけど、よりにもよって言葉が…!(;^_^A

どれだけの人が読んでくれたかわからないけど、私が一番伝えたいのは最後の6行。


なんだかんだ言っても、野良猫は自由気ままなんかじゃないです。
その日を生きるのに精一杯。
野生動物じゃないんです。
人間がお世話しなければ生きていけないんです。
だから、もうこれ以上、可哀想な野良猫は増やしたくないんです。


オジイの死で、その思いがより強くなりました。 
オジイ、私に出来ることなんて限られてるけど、頑張るからね!



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アイスかホットか

2021-05-29 18:22:00 | 美味しいモノ

収録のお仕事がお昼に終了。
1人だし、ランチしてから帰ろう。
と、無性に行きつけのドライカレーが食べたくなった。
食べたくなると、ちょっと歩いてでもとことん食べたい味なんです♡

アクリル板が徹底されたテーブル。
これは安心。


ドライカレーはコーヒー付きなので、迷わずアイスコーヒーを。

あ、でも待って!
店内、ちょっと寒いぞ!?
あぁ、そうか…もう冷房が効いてんのか…(lll´д`lll)

カレー美味しい!
…寒い!{{{(≧ω≦)}}}
カレー美味しい!
…寒い!{{{(≧ω≦)}}}

食べ終わったとき「コーヒーはアイスでしたっけ?ホットでしたっけ?」ってわざわざ聞き直してくれたのに、思わず「アイスで!」と答えてしまい「しまった〜!」

ここのコーヒーも美味しいんだけど寒い!
飲み干した頃には全身鳥肌。

そろそろそういう季節かぁ…
夏なのに上着を持ち歩かなきゃならない季節かぁ…
ただでさえ寒がりなのに、なんとかならんかね…|li(σ・ω・`;)il|



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オジイメモリアル

2021-05-27 18:11:00 | オジイ

オジイが虹の橋へ旅立ってから2週間。
ずっとバタバタしてて、オジイへの想いに耽る時間もなかった。

オジイと出会って10ヶ月。
短かったけど、濃密だったね。


初めてオジイが私の餌場に現れたのが去年の夏。
まるで最初からメンバーだったかのような振る舞いに、シャーだと勘違いして普通にご飯あげちゃったよね。
最初から物怖じしてなかった。
この時からもう舌は出っ放し、ヨダレも垂れてて、身体も汚れてた。
病気かな…
毎日、ここに来ればいいのにな。
「明日もおいでね」
でも、ずっと来なくて、忘れた頃にふいに現れる。


常連になったのは秋になる頃だったっけ?
他の猫たちが来なくなってもオジイだけは雨の日も寒い日も待っててくれた。
食べるのが遅いから、他の猫が解散した後もずっと一緒にいたね。
他の猫のお皿を気にして邪魔して。
それだけ食べるのに必死だったのかな。
オジイ、よく私のところに来てくれたね。


私はオジイの過去を全く知らない。
ずっとこの地域にいたの?
捨て猫だなんて噂もあったけど、本当はどうなの?
シャーとそっくりだし、シャーの仲間から一目置かれてるように見えたけど、ボスだったの?
血の繋がったおじいちゃんだったの?


どんな子猫だったの?
若い時はどんなふうに過ごしてたの?
いつから病気になっちゃったんだろうね?
何も知らない。


オジイは地域猫仲間の間では「北大路欣也に似てる」って評判だったんだよ。
カッコいいね♡


やっと保護出来て家に迎えたあの5日間。


オジイのリラックスした姿や、甘えてくる様子を見て、皆喜んでたんだよ。


あまりのクサさと汚れには参ったけれど、そのうち全然へっちゃらになっちゃった。


オジイがいなくなって、そのにおいが消えてしまって、むしろ寂しいよ。
オジイの存在が本当に消えてしまったみたいで。


咄嗟に決めたオジイの誕生日。


病院で2009年5月12日生まれにしてもらったよ。
12歳。


まさか誕生日の翌日が命日になっちゃうなんて思いもしなかったけど。


ボロボロで限界の身体なのに、最後の最後まで自力で食べて、生きようとしたオジイ。
また星野家に戻りたいって思ってくれたかな。


看取り覚悟で保護したけれど、結局入院ばかりでごめんね。


でも、もっと一緒にいられるって思いたかったんだよ。
もっといろんなことしてあげたいって思っちゃったんだよ。
欲が出ちゃってダメだね。


オジイは紛れもなく星野家の5番目の猫。
私を慕って毎日食べに来てくれてありがとね。
私にとって特別な猫として、ずっと忘れられない存在だよ。




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さよならアンジェ

2021-05-26 18:55:00 | イベント・スポット

なんということでしょう!。゚(。ノωヽ。)゚。
私のお気に入りの散歩スポット『京王フローラルガーデン・アンジェ』が「京王多摩川駅周辺地区まちづくり計画」のために5月31日で閉園しちゃうんです。


それを知っただけでもショックなのに、緊急事態宣言発令で4月25日〜5月11日まで臨時休園になったから、休園が明けたら5月末までに絶対行こうって決めてたのに、緊急事態宣言延長を受けて、アンジェも5月31日まで休園継続。
再び営業すること叶わず、このまま閉園しちゃうんですって!il||li(´OωO`)il||li
こんな哀しい終わり方ってありますか!?(இωஇ)
きっと私のように最後にもう一度訪れたかった人は大勢いただろうし、休園中もお客さんを迎えるために園内の植物を手入れしていたであろうスタッフさん方の無念を思うと…(lll´д`lll)
最後にいろんなイベントも用意して、ラストの日は無料開放する予定だったみたい。

前身の『京王百花苑』時代は知らないんだけど、アンジェが出来てからは何度も足を運びました。
バーベキュー会場が出来てからは、池のドームの美しさを楽しめなくなっちゃったのは残念だけど、かつては野良猫も出入りしてたっけ。


入ってすぐの「ウォーターガーデン」の『モネの池』


春は、素朴ながらもカラフルな花々に彩られて、まるでメルヘンの世界でした。
あ、相当昔の写真は、ブログに載せたものを再使用してるので、かなり画像が悪いです、あしからず!


バラの季節は豪華絢爛。



いつでも私は、アンソニーのお庭を歩くキャンディの気分でしたよ(←世代が…笑)



夏はダイナミックな花がお出迎え。


スイスフェアやブルガリアフェアなんてイベントもやってたな〜




秋はハロウィンの飾りで園内は賑やかでした。


冬はクリスマスイルミネーション。




池に浮かぶツリーや手作り感満載のキャンドル。


そして、春先には都内最大級だという「マグノリアガーデン」


都内に日本庭園は多いけど、欧風庭園ってそんなにないよね。
バーベキュー会場の方は10月末まで営業するらしいのに。
京王電鉄さん、もう少し閉園延期って出来ないんですか〜?。・゚・(o≧д≦o)・゚・。


跡地は何になるんだろうな…
どうにもならないことだけど悔しいな。
庭の木や花はどうなっちゃうんだろうな。
どこかで第二の人生…花生送れるのかな。


アンジェ…ホントに大好きな場所でした。
今までありがとう。
そして…


コロナのバッキャローーーーッ!٩(๑`ω´๑)۶ 




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アラジン最高!

2021-05-24 17:53:00 | 映画鑑賞

先日、テレビで『実写版アラジン』放送されましたよね。
私、この映画、9回観たんですよ。
字幕で8回、吹替で1回。
上映期間がもっとあったら、多分さらに観に行ったな。
それくらい好き♡


で、テレビ放映と知り、リアルタイムで観られないから録画しようか迷って迷って。
今まで録画したものが溜まりに溜まって、常に「残りわずかか容量が足りません」みたいな表示が出て来ちゃってて。
だから、15分ドラマの『おちょやん』も観たらすぐ消して…を繰り返してたから、ノーカットの映画1本なんて絶対入らないよな〜と…|li(σ・ω・`;)il|

でも!でも!観たい!
ダメ元で録画。
いつ止まるか、いいとこで終わっちゃったら…とドキドキしながら観てたら、ラストまでバッチリ録画出来てたよ〜∑(゚∇゚*ノ)ノ

いや〜やっぱり楽しい、面白い!
ずっとニヤニヤしてたと思う。
そしてクライマックスはウルウル…!(இωஇ)

やっぱりスクリーンでまた観たいなぁ!
コロナが終息して、どこかの名画座で上映してくれるのを心待ちにしてる!(*´∇`*)



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猫たちの近況

2021-05-23 18:38:00 | 地域猫

外猫たちのご飯。
気温的にだんだんキツイ季節になってきました。

いつも早くから待っててくれて、我先に駆け寄ってくれていたオジイがいないことに今でも寂しさを感じています。
最近は、シャーとララァとアゴがほぼ皆勤賞。


他の子は、来たり来なかったり、ずっと姿を現さなかったりと気まぐれですが、顔触れは今までと変わりません。

あ、1匹、新入りが!


この前髪のような黒い部分を見て、一瞬で「名前はジョーだわ」
島村ジョーでも矢吹ジョーでも例えられるわね(←世代がバレる)
でも、この子、女の子だったのよ〜
まぁ『若草物語』の次女の名前がジョーだから、ジョーでいっか!(;◔ᴗ◔;)

ジョーは、オジイがまだ生きていた頃にたまに来るようになって。
地域猫仲間のMさんのお宅の庭にジョーがよく来てたらしいんだけど、ある時からオジイも顔を見せるようになったらしいんです。
この子たち、絶対にネコミュニケーションしてるよね!?
ジョーも「朝、あっちの餌場に行くとご飯貰えるよ」ってオジイに教えてもらったんじゃないかしら?( *´艸`*)


ジョーは極度のビビリですが、今は自分を奮い立たせて、私のそばに寄って来てご飯食べてます。
私は、彼女を驚かさないように、微動だにせずに食べ終わりを待ち続けているので、たまに足が攣りそうになります il||li(´OωO`)il||li
ちょっとずつ慣れてくれたらいいな。


ララァはオジイがいなくなって寂しいだろうなぁ…(lll´д`lll)
オジイが突然消えたことをどう感じているんだろうなぁ。
今までは、食べ終わると素っ気なく一番にいなくなってたのに、最近は、食べ終わってもしばらく残ってるんです。


何か立ち去りがたい理由があるのかなって思ってたら、オジイの後を継いで(?)自転車猫ハウスの主になっていました。


オジイがいなくなったし、もう寒くもないから、冬まで撤去しようかと思ってたんだけど、これから梅雨だし、雨宿りの避難場所としていいかなと思って試しに残しておいてよかった。


皆、元気に生きています。
これから暑さと虫との闘いが始まります。
私はすでにもう蚊に襲われてます〜かゆ〜。・゚・(o≧д≦o)・゚・。



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洗濯機ご臨終

2021-05-21 18:54:27 | 日記

とうとう洗濯機がご臨終あそばしました…!(lll´д`lll)


10年前に兄貴の家から譲り受けたドラム式。
パナソニックがまだナショナル時代の頃のですよ!
2005年製造だそうです。

急に給水が出来なくなったので、説明書を見て、給水ホースの汚れを取り除こうとして「やだ〜こんなにゴミが詰まってる〜」とピンセットで無理に取り出したら、それがフィルターで、歪ませてしまって。
説明書の先を読めば「フィルターは外さないでください」
や、やっちまった…!il||li(´OωO`)il||li
メーカーに修理をお願いしたら「給水ホースの弁の部品はありましたので、ご期待に添えると思います」と頼もしいお言葉。

で、修理屋さんに見てもらったら…
給水ホースの弁の故障ではなく、センサーがもうイカれてると。
はい、残念ですが買い替えです…(இωஇ)
でも、15年も使ったなら充分でしょうと。
買い替えへのアドバイスもいろいろいただきました。

洗濯機が使えなくなってから近所のコインランドリーを利用してたんだけど、結構お値段高いのね!
ビックリした!Σ(o゚д゚oノ)ノ
最近、よく情報番組で、コインランドリーにカフェやパン屋さんが併設されたりって紹介されてて「はぁ?そんなの必要ねーだろ!」って思ってたんだけど、いるいる!
カフェがあったら助かるなって思った!
待ち時間の過ごし方、結構困るもんね。

で、オジイのことが落ち着いてから、ようやく洗濯機を購入。


うちは乾燥機は使わないし、高さが低くコンパクトな縦型タイプにしたので、かなりスッキリ〜♪
お値段もだいぶ抑えられたので助かりました。
で、さっそく母と初めての洗濯。
説明書見ながらなのに、完全に手順間違えた!
そこで、超簡潔に手順を書いて貼っておく事に。


なのに母親ったら、これ見ても数日、手順間違えてたってどういうこと!?

大型家電って1つ壊れると連続するってよく言うよね。
そろそろ冷蔵庫が危ない気がする…!
やーめーてーーーーっ!。・゚・(o≧□≦o)・゚・。



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オジイが旅立つまで②

2021-05-19 18:56:00 | オジイ

転院先の病院に着くと、すぐにスタッフさん達がオジイを処置室の方へ。
診察の間、私は問診票やら入院手続きやら、いろいろ書類に記入。
先生に「誕生日を決めてください」と言われ、あまりに急だったから、今日から状態が上向きになることを信じて「じゃあ、今日で!5月12日」
オジイ、私の一存で5月12日生まれになっちゃったよ。

処置室に案内されると、オジイは酸素室の中で寝返りも打って動いていました。


院長先生は、入院していた病院での検査結果を見て「やっぱり厳しいのは変わらない」と。
あとは「輸血で一時的にでも体調が回復すれば…」と。
「延命を望んでるんじゃないんですけど、あともう少し希望があるなら…」
院長先生は「この病院に輸血ドナー登録してくれている猫はいるけど、すぐに見つかるわけでも、血液型が合うわけでもないから、出来るだけ候補の頭数が多い方がいいので、自分たちでもドナー猫を探してほしい」と。
とても前向きに治療してくれそうな頼もしさを感じました。
オジイに声をかけ、体を撫でて、院長先生にオジイを託し、帰宅してから輸血に協力してくれる猫を探しました。
地域猫仲間も保護団体さんのツイッターでドナーを募ってもらえるよう頼んでくれました。
後で知ったんですが、このツイッターでの呼びかけで、すぐにドナーに名乗り出てくれた飼い主さんがいたみたいなんです。
スゴイ、ツイッターの拡散力と影響力!

翌日のお昼前に面会に行く段取りで、私は夜、眠りにつきました。

朝6時頃、私の携帯に電話が…!
こんな時間に電話なんて嫌な予感しかない!
飛び起きて出れば院長先生で「オジイくんの呼吸が小さくなって来ています。今から来られますか?」
「すぐ行きます!」
自転車を飛ばして、雨の中、病院へ。
奥に通されると、オジイはもう心臓を止めて、台の上に横になっていました。
院長先生が懸命に心臓マッサージをし続けてくれています。
「オジイ!オジイ!やっとおうちが出来たんだよ!?オジイのおうちが出来たんだよ!?」
「ごめんね!いつも後手後手で!おうちで看取ってあげたかったのに、ごめんね!」
そのままオジイは呼吸を吹き返すことはありませんでした。
先生がオジイにつけた医療器具や管を外す間、私は誰もいない待合室で無遠慮に泣き続けました。

院長先生に再び処置室に案内され、私たちが帰ってからのオジイの容態を話してくれました。
あれから院長先生は、ご自身の猫ちゃんからオジイに輸血をしてくれたそうなんです。
ラッキーなことに血液型が合ったそうなんです。
そして、輸血してもらったオジイは、自分でご飯を食べたんだそうです。
その時のオジイの様子を動画で見せてくださいました。
モリモリ食べてる!
オジイが自分でモリモリ食べてる!
その動画をみて、嬉し泣きでまた号泣。
先生もオジイのその様子に、持ち堪えてくれるかなと期待していたそうですが、残念ながら、朝方、呼吸がおかしくなったと…

「オジイを家で自分が看取る」
その願いはとうとう叶わなかったけど、こちらの病院で最善を尽くしていただいたことは本当に感謝しています。
だって、オジイに最後に食べるという生きる力を与えてくれたんですから。
オジイも食べて元気になって、またうちに戻りたいって思ってくれたんじゃなかろうか。
オジイは野良の時もどんなに辛い体調だって「食べる」ことは諦めなかったから。

先生は「体を綺麗にしてみたんですけど、これが限界で…」と。
前の病院でも入院中のオジイの体をかなり綺麗にしてくれていましたが、もうサラサラのふわふわで、あんなにこびりついてた泥のような黒い塊もニオイも完全になくなっていました。
すご〜、どういうケアしたんだろう?
治療費の精算は「後でいいですよ」って言ってくれました。


オジイをダンボールに入れて、自転車の後ろカゴに入れたら、雨に濡れないようにその上からバスタオルを被せてくれました。
お昼にまた治療費の精算に訪れた時に、オジイの検査結果を丁寧に説明してくださいました。
やはり肝臓のダメージが大きかったようです。
貧血も黄疸も、他のいろんな症状も肝臓のダメージから来るものだったようです。


やっぱり女医さんは、ちゃんとこちらの話も聞いて、飼い主の気持ちに寄り添ってくださるから安心する。
たった半日しかこの病院にいなかったけど、オジイが今まで辛い野良猫生活を送っていたこと、やっと保護して家に迎えられたこと、再び家に生きて連れ帰ることが出来なかったことの悔しさと申し訳なさ、全部聞いてくれました。

「タラレバ」を言ったらキリがないのはわかってる。
でもやっぱり考えちゃう。

捕獲したあの日に検査出来ていれば…
その後がGWで病院が休みじゃなかったら…
退院した後、そのまま家に連れ帰っていたら…
最初から入院先がこの輸血出来る病院だったら…

でも、逆にこうも思えて。
もし捕獲出来た日に病院で検査出来ていたら、そのまま即入院で、我が家にオジイを迎えてあげることすら出来なかったかもしれない。
一緒に過ごした5日間のないまま、病院で逝ってしまったかもしれない。


あ〜『もしもBOX』がほしい!
オジイにとってどれがベストな選択だったの!?
いや、それを言うなら『タイムマシン』で、オジイがここまで酷い症状になる前に遡って保護してあげられたら…!
今となってはもう意味のないこと…

そして、今回のオジイの件は、地域猫仲間の協力があったからこそ。
オジイが野良猫のまま死んでしまう前に、グループラインで偶然繋がりを持てたおかげで、一緒に考えてくれて、アドバイスくれて、行動を共にしてくれて。
保護も、入院も、転院も、輸血も、私一人だったらままならなかったと思う。
下手したら、私はただオジイにご飯を与え続けるだけで、そのうちオジイが姿を見せなくなっちゃったなんて事になってたかも。
悔やむことはたくさんあって、それを考えると胸が苦しくなるけれど、ただ1つ、オジイを外で、ひとりぼっちで、私たちが知らない間に野垂れ死にさせずにすんだことだけは私の救いです。


地域猫仲間、転院先の院長先生とスタッフさん方、ずっとオジイを見守り励まし祈ってくださった方々に感謝申し上げます。


あ、そうそう、オジイが最後にモリモリ食べてた動画を院長先生に送ってくださいってお願いしてるんだけど、携帯のメールでもパソコンのメールでもうまくいかなかったみたいで未だ届かず…!
先生もそういうのに疎いらしくて(笑)
でも、オジイの生きようとした最後の姿、どうしてもほしーーーーい!



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オジイが旅立つまで①

2021-05-18 15:56:00 | オジイ

少しずつ、オジイが頑張った証を残そうかと。


オジイの面会、毎日の日課でした。
入院5日目。


オジイはさらにしんどそうでした。
院長先生から、ちょっと治療法を変えたら貧血の数値が少し良くなり、ちゅ〜るを1本食べられたと聞かされ、話してる間にもオジイがむっくり起き上がったと思ったら、おしっこかウンチをしてる様子も見られました。
オムツをしているのでわからないけど、しっかり立ってやれていました。
その後、お水を飲みそうな素振りを見せたんだけど、辛いのかすぐにカゴの中で寝てしまいました。
体を撫でても反応なし。


院長先生に輸血の相談もしてみました。
近くの別の病院で輸血ドナー登録制度を導入していて、そちらでオジイの輸血をするのは可能かと。
先生はあまりいい顔せず「猫さえいれば、うちで輸血出来ますよ」
いえいえ、別に輸血の腕に不安があるとかでなく、ドナーがいないから相談してるだけです!
こんなオジイの体で転院させるリスクもあるし、出来るならこのままここで輸血するのがベストだけど、供血猫がいないんじゃ仕方ないじゃないですか!


貧血の数値が上がって、ちゅ〜るを食べたことで少し安心し、この日は帰りました。

翌日の面会、行けばオジイの様子はまるで死んでるかと見間違えるよう。


酸素室の中で目だけ見開いて、呼びかけても撫でても一切反応なし。
お腹の起伏でなんとか生きているのを確認出来たけど、こんなオジイを目の当たりにして平静でいられるわけない。
院長先生に聞けば、なんだかもうお手上げの様子。
努力はしてるけど、なかなか良くならないって…!
え、それでこんな様子のオジイでも、こちらに連絡くれないの!?
それって放ったらかしじゃん!
輸血の相談したじゃん!
他の病院で輸血出来るかもって話したじゃん!

「もう引き取ることも考えていいですか」と承諾を得て、私はすぐに地域猫仲間のTさんに電話。
実は前日、転院の相談をTさんとしていたのです。
「オジイ、もうだめかもしれない。今日の様子だと転院も体力的に出来るかどうか」
泣きながら話す私に「一度、転院先に話してみるよ。すぐに受け入れてくれるか話してみるよ。星野さんはどうしたい?」とTさん。
Tさんは、転院予定の病院を利用している方なのです。
「もう無理かもしれないけど、輸血で少しでも回復出来る可能性があるなら、お願いしたい」
「わかった!病院に連絡してみる!星野さんはどちらにしてもオジイを退院させて!」

私は入院先の病院に「オジイを今から連れ帰る」と電話。
車で帰るので車が来たらすぐにオジイを運べる準備と、その間に治療費を精算出来るようお願いしておきました。
オジイを入れるダンボールを持って病院へ。
Tさんからは、転院先がオジイを迎え入れる準備をしておいてくれると連絡くれました。
病院に行くと、院長先生がちょうど手術に入ってしまったとかで、なかなかオジイを返してくれない。
他のスタッフさんは不慣れなのか!?
精算もすぐ出来る準備が出来てなくて「じゃあ、後日必ず支払いに来ますので今度でいいですか」と言えば、院長先生が許可してくれない。
Tさんとオロオロいらいら。
ようやく管を外してもらったオジイをダンボールへ。
院長先生は「こうなるとやっぱり愛着わいちゃうなぁ。頑張れよ」なんてオジイに話しかけてたけど、なんじゃソレ!
ようやくお会計。
一瞬びっくり仰天な「え、ケタ見間違ってる!?」って思っちゃったほどの治療費の数字に卒倒しそうになったのをグッと堪えて「カード一括で!」と動じてない素振りで支払いを済ませ、急いでTさんの車へ。

ダンボールの中のオジイに声をかけ、体を撫でたら、むっくり頭を持ち上げて、キョロキョロ見回して、酸素室にいた時の様子とは全然違う。
「星野さん、大丈夫!オジイ動いてるよ!大丈夫!」とTさんに励まされながら、車ですぐ転院先の病院に向かいました。



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