映画を観てきました!
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
耳が聴こえない両親を持つ、耳が聴こえる子供(=コーダ)
その親子の物語。
宮城の港町で、ろう者の両親の元で育った大。
子供の頃は買い物先でも母親の通訳をすることが当たり前の生活を送っていたが、小学校の友人の「おまえの母ちゃん、喋り方おかしくね?」という何気ない一言や、手話を好奇の目で見る周囲の反応に、思春期も重なり、少しずつ母を疎ましく思うようになる。
アカデミー賞を受賞した『コーダ あいのうた』は、唯一音の聴こえる娘にろう者の家族が依存し、娘の夢に反対し、その後、夢を叶えようとする娘を送り出す話ですが、この作品は、父が息子の自立を促し、母は寂しさを感じながらも息子の願うことを一番に応援します。
大の声を聴きたいと、高い補聴器を購入したり、会話が成立するわけがないのに大の携帯に電話をしたり、母の息子への健気な思いが胸を打ちます。
そんな母との生活から逃げるように上京し、そこで結局ろう者のサークル仲間と交流する大。
事故に遭っても「心配されたくない」と子供に連絡しない女性や、飲み会でろう者の代わりに積極的に注文する大に「私たちから出来ることを取り上げないで」と諭す女性。
作品を通して、ろう者たちの健常者に頼り切らない姿も知ることが出来ます。
手話にも方言があるんですね〜
ろう者の子供を産んだ祖父母、聴こえる息子を産んだ両親、ろう者の両親を持った息子。
時代も時代なので、それぞれの計り知れない苦悩と葛藤があったことでしょう。
優しく愛情深い母・明子は、結婚を反対されて駆け落ちし、息子の出産を反対されても産む決意をした強さも持っている。
明子の生い立ちを描けば、それもまたドラマになりそう。
そんな明子を演じた忍足亜希子さんが素晴らしかった。
この作品に出てくるろう者は、全てろう者の俳優さんなんだそうです。
観終わった後に、これが実話だと知ります。
どおりで…
大きな盛り上がりはないけれど、リアルな描写に心打たれる場面が多々ありました。
主演の吉沢亮くんも良かった!
赤ん坊の時から描かれてるわけだけど、どの時代の大も、いずれ吉沢亮くんに成長するであろう容姿をしているんですよ。
小学生時代の大はまさに亮くんの子供時代でしょ?と思えるくらい。
中学生から演じた亮くんも全然違和感なく。
どこまでも深い母の愛と、母を煩わしいと思っていた息子の後悔。
切なくもあり、心が温まるいい映画でした!(இωஇ)
エンドロールに流れる曲も歌詞がグッと来ます。
上野の国立科学博物館で開催中の昆虫展に出かけてきました!
まずはランチ〜と、よく行く和食屋さんに行ったら、お客さんもほぼ外国人、従業員もほぼ外国人。
外国人観光客もよくお店を調べてるし、従業員も日本語ペラペラだし、馴染み方がすごいなぁ!
ここでお喋りに夢中になってしまい、慌てて会場へ。
昆虫展は恐竜展と違って、展示物が細かいので見て廻るのに時間がかかるのです。
今回の昆虫展は『昆虫マニアック』というタイトル。
「研究者によるマニアックな視点と研究者セレクトのマニアックな昆虫標本、おなじみの昆虫もマニアックに深堀り」とのコンセプト。
つ、ついていけるかな…(;◔ᴗ◔;)
5人のムシ博士。
まずは、トンボやバッタメインのエリア。
それぞれ巨大模型があって、こちらはギンヤンマのヤゴ。
下顎で獲物を捕らえた瞬間だそう。
この下顎、メカみたいじゃん!Σ(ʘ∇ʘノ)ノ
右端のカマキリ、私たちの想像を超えた形態してません!?
名前の通り、まさにバイオリンカマキリ!
ハチとハエメインのエリア。
エゾオナガバチの模型。
刺すハチ、刺さないハチ、刺すハエ、刺さないハエ、オスだけど刺す、メスなのに刺さない、アリみたいなハチ…
複雑すぎて覚えきれないけど、ハチとハエの多様な生態は興味深い。
寄生する生物のコーナーでは、コマユバチによるアオムシの寄生映像があって、あぁもう!もう!((((;;OдO;lll))))
「飼い殺し寄生者」の残酷さを見せられて、昆虫界の生き残り戦略にゾワゾワしました。
チョウやガのエリア。
ウスバキチョウの模型。
なんて美しい羽なんでしょう .。.:*・'(*✪∇✪*)’・*:.。.
完全にモスラ。
なぜかあらゆる解説のとこに「ど根性ガエル」
微妙に目が病んでる感じのピョン吉がウケるんですけど (๑≧ꇴ≦๑)
クモやムカデなど「昆虫」ではないけど「ムシ」に分類されるモノたちのエリア。
壁の高いところに飾られたオオナガトゲグモの模型。
さすがにビジュアル的にヤバイ生物てんこ盛りでしたね (ll꒪ᗜ꒪ll)
甲虫メインのエリア。
オオセンチコガネの模型。
裏側も見事に再現されています。
自然界でなぜこんな輝きの身体が生み出されるんだろう。
ありえない程キラキラ。
オモチャにさえ見えてしまう。
コレなんか完全に木彫りでしょ!
(防虫剤が「おわり」になってますな)
昆虫も人間の手と同じくらいの大きなモノもいれば、昆虫とは認識できないほど小さなモノまで。
コレ、左側の極小の点みたいなの見えます?
これでも相当ズームにして撮っています。
肉眼でも見えないくらいで、ホントにボールペンの先でチョンって書いた点レベルの小ささなんですよ。
でも、よ〜く目を凝らしてみると、ちゃんとムシの形してて、ちゃんと羽が生えてたり、毛が生えてたり。
どうやって捕獲したの!?
これをどうやってムシだと見分けられたの!?
口の中に入っても、鼻で吸い込んでも違和感なさそうな存在よ!?
ラストに現れたのは、子供大好きウンコ関係。
これは本物ではないですよ。
巨大模型のオオセンチコガネは別名「ウンコムシ」というそうで、ウンコを食べるこのムシを描いた絵本の紹介なども。
この辺りで閉館を知らせるアナウンス。
あぶなーーーーっ!Σ(꒪ꇴ꒪|||)
やっぱり時間かかっちゃった。
急いで第2会場へ向かいましたが、残りはグッズ販売エリアだったので「蛍の光」が流れるギリギリで見終えることが出来ました。
昆虫博士がサングラスを外したら、目がキラッキラでした(笑)
今回の昆虫展、面白かったなぁ!(*´∇`*)
身近なムシも珍しいムシも、人間の目に触れていないところで、自然を支えて逞しく強かに生きているんだなぁと思うと、今後の見る目が変わってきます。
苦手は苦手だけどね (;^_^A
映画を観てきました!
『トラウマ。〜日常に潜む恐怖をあなたに〜』
なぜか2週間限定上映(なのでもう終わっちゃってます)
チケット代も特別価格の2,000円のみ。
こちらは、テレビで放映されていた『トリハダ』シリーズを受け継いだような作品。
映画化もされた『トリハダ』
大好きだったんですよ〜
「またやってくれないかな」ってずっと思ってたら、まさかのコレ!٩(๑>∇<๑)و
心霊モノではなく、何気ない日常の中で起こる不可思議な出来事を描いたオムニバス。
今回は7話。
それぞれの話のタイトルが独特で、ほぼ『トリハダ』と一緒。
話の内容も『トリハダ』で観たモノと似てるパターンが結構あったかなぁ。
まぁ、それでも奇妙で不気味な感じはたまらなかったけど。
ハイヒールを履いた足に男が追いかけられる話は、全く意味不明だったけど笑ったわ〜(๑≧ꇴ≦๑)
あのビジュアルはかなりウケます。
酷い目に遭うのが何も悪くない若者で、いい目を見るのがちょっとイケ好かない奴なのがまた嫌〜な感じ。
それもトラウマになるってか?
毎日危なそうなモノがあったら、いい加減道変えろよ!
どの部屋もカーテンが微妙に開いてるんだけど、夜なんだからちゃんと閉めとけよ!
登場人物たちの危機管理能力の甘さにツッコミどころは多々あるも、久しぶりにこの手のホラー、楽しめました。
でも、上映時間は65分だったし、テレビでやっても良かったかなぁ (⁎ꈍωꈍ⁎)
昨日、地元の花火大会がありました。
以前は現地に行って観てましたが、今はもう人混みの中に飛び込む気力もなく、ここ数年は我が家のベランダからのんびり眺めています。
ずっと雨予報が続いていて、ほぼ諦めていたんですよね。
午前中は風がとても強く、空には分厚い雲。
それでも、夜には雲も若干開けてきて、風も収まり、開催決定のアナウンスと合図の花火。
18:15から1時間打ち上がりました!٩(*≧ᗜ≦*)۶
花火が打ち上がって、8秒くらいしてから音が届くんですよね。
建物が振動するくらい。
その時間差が何気に面白かったり (๑≧ꇴ≦๑)
うちの猫たちは、雷の音と勘違いしたのか部屋の奥に移動していきました。
レインボーの花火が超キレイ!.。.:*・'(*✪∇✪*)’・*:.。.
宇宙か!
「6」!?
汗ばんだ身体に時折涼しい風が吹きかけてきて気持ちいい〜(*´∇`*)
クライマックスは見事でしたね〜
無事に開催出来て良かったです。
中止になったら、観られない私たちの残念さ以上に、花火師さんや運営に関わった方々の苦労が水の泡になっちゃいますもんね。
今日は朝から雨。
ホントにお天気ズレ込んでくれて良かった〜
…にしても、寒すぎないか!?
いきなり寒すぎないか!?((((;;OдO;lll))))
花火が終わって、夏もいよいよ終わり…ってことかな?
映画を観てきました!
『ラストマイル』
流通業界最大のイベント「ブラックフライデー」の前夜、世界最大規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。
やがてそれは日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の登場人物たちも事件に絡んできます。
私はどちらも観てなかったけど、全く問題なしでした。
これから観に行く予定の方はここまでで!
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冒頭から情報量が多すぎて、頭を整理するのにいっぱいいっぱい。
息つく間もなく続く展開に終始程よい緊張感を保ちながらの鑑賞。
物語との繋がりに関連性がなさそうなシーンもラストにはちゃんと伏線回収されてそういう意味ではスッキリ。
でも、その反面、物流業界の闇を見たようでモヤモヤ。
配送荷物を乗せたベルトコンベアに命を懸けて飛び降りた社員。
一瞬だけ止まったベルトコンベアが、その後何事もなかったように動き出したのを見た時の彼の心情は…
絶望…後悔…無力感…諦め…
人命より経済優先。
責任のなすり合い、過労死、なんだか切なくなってきます (இωஇ)
それも全て私たちの便利さの恩恵の裏で行われていることだと思えば、ネットでポチッとするだけで受けられる送料無料や翌日配送や再配達などのサービスを当たり前と思っちゃいけないんだな。
それを可能にするために、どれだけの人が無理を強いられているのか…
昔はそんなサービスなかったんだから、それこそメディカル便のように緊急を要する荷物以外は、そこまでのサービスを求めなくても私たち生きていけるよねぇ。
ラストのディーン・フジオカさん、岡田将生さんの表情がまたモヤモヤしちゃうのです。
物流業界で働く方々が企業利益のために犠牲にならない世界を望みます。
『ラストマイル』って、物流においてお客様に荷物を届ける最後の区間のことを指すんだそうで。
注文した荷物と注文した人間が繋がる重要な部分。
玄関先まで届けてくださった配達員には感謝しないとね。
ドラマチームの関わり具合はそれほどでも…と思っていたら、今回の事件をガッツリ捜査する刑事が「アンナチュラル」の大倉孝二さんと「MIU404」の酒向芳さんと知って、絡ませ方がうまいなって思いました。
面白いバディでしたよ (,,>᎑<,,)
私たちへの問題提起も含めて、良質なサスペンスでした!