某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

酒と港と料理と唄 #2

2017-09-12 | その他
開店記念のフェスタは
ファドの演奏があったのだが
何故かな
ファドを楽器だと思い込んでいた
琴か何か
店の壁の絵を見てからは



これだと思っていたが
これはポルトガルのギター
ファドはポルトガルの民族歌謡のことであった



ファドの説明や歌詞の説明を入れながら
唄ってくれた
トイレの壁に詩がかいてある



フェルナンド・ペアソの「ポルトガルの海」
多くの犠牲を払い
残された者たちを悲しませ
喜望峰を超えて航海することに意味はあるのか?
いや、何か意味があるだろう
って内容だったかな?
とても惹かれる詩だと感じた
海を見ながら生活していた身としては
海や港町を感じる音や言葉は
無条件に受け入れられる
ファドの中には
港を歩けば
海の匂いがする
路地にはいれば
ワインに合う美味しい料理を作る匂いがする
と唄う曲があると説明してくれた
目に浮かぶ
料理の味も歌も詩も
どこか懐かしく感じる
そして
トイレの壁といえば





おしゃれだ
このほか





同じ人が書いているらしく
自家製缶詰もその人の絵だ



と近くにいた女性が教えてくれた
タイルも良いなあ
飲んでくださいよと
次から次に置かれるワインの瓶を
みんなで注いだり注がれたり
そしてまたファドを聴く
初めて行ったくせに
誰よりも長く居たであろうか
すっかりくつろいだ

後日本を購入した

「ポルトガルの海」

塩からい海よ お前の塩のなんと多くが
ポルトガルの涙であることか
我らがお前を渡ったため なんと多くの母親が涙を流し
なんと多くの子が空しく祈ったことか
お前を我らのものとするために 海よ
なんと多くの許嫁がついに花嫁衣装を着られなかったことか

それは意味のあることであったか なにごとであれ 意味はあるのだ
もし魂が卑小なるものでないかぎり
ボハドールの岬を越えんと欲するならば
悲痛もまたのり越えなければならぬ
神は海に危難と深淵をもうけた
だが神が大空を映したのもまたこの海だ

考えさせられる…というか
何か答えをもらうことはないけれど
心にストンと入って落ち着く
腑に落ちるというか
不思議に良い詩なり

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