**はやりっち**

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いろんな話もあるのです。

【はやり】「TPP」って何?

2011年11月14日 | 【はやり】ニュース

最近、ニュースでよく聞くこの横文字
みづあさぎも先週初めに
Yahooさんのニュースで見たときには
頭の上にの文字がおどっておりました

今日はそんな時事問題に疎い
引きこもりのみづあさぎ
TPPについてふんわりまとめてみました

TPPってそもそも何?
まずは、この横文字を何とかしよう
TPPTrans‐Pacific Partnership
日本語にすると
「環太平洋パートナーシップ」となります。
太平洋に面した国による経済的な協力体制
を築こうってことみたいです

協定締結国の間では以下が適用されます。

自由貿易(関税の撤廃)
 関税や各国独自の品質検査などをなくし
 国境を越えてものを自由に行き来させる

ルールや仕組みの統一
 サービス・雇用・医療・投資・食品安全
 などに関わる基準や制度を参加国間で
 共通のものとする

字面だけ見てみると
スバラシく見えますが
実際は本当に複雑で危険なものを
はらんでいます

貿易という単一のものだけではなく
その影響の及ぶ範囲はなんと分野
あんまりにも多いし、難しい語句が多いので
ココではリンクだけご紹介します。

TPP協定交渉の分野別状況(2P目参照)
http://www.npu.go.jp/policy/policy08/pdf/20111014/20111021_1.pdf

具体的にどうなるかというと
日本の産業界・商業界・金融界など
ありとあらゆる分野・サービスに
「弱肉強食」のルールが適用されるようになります

競争力・交渉力のある団体(国ではない)
は有利にことを運べるけれども
そうではない団体は黙って従うしかない
そういう協定であるようです

上で「国ではない」と強調しましたが
この協定を結ぶことによって
国家という門番が力をなくします
「日本という国全体」という目線で
貿易やサービスの有利・不利を判断して
ルールを適用できなくなるので
大きな経済力を持った
『売りたい人』『買いたい人』の判断
すべてが進められるようになる」
ということです。


TPPの他の参加国は?
締結済みの4カ国
 シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド
参加表明し、交渉中の5カ国
 アメリカ、オーストラリア、ペルー、マレーシア、ベトナム
以上カ国が協定締結に向けて
そろそろ最終段階に入ろうかなって
ところなのです。

で、日本もこれに参加を表明しよう
としているわけですが、
アメリカさんの言うままに
あんまりにも焦って決めたために
国内でも全然意志の統一が図れておらず、
決めるなら、早くねと催促されていた
アメリカさんからでさえ、
準備不足みたいだから、今回はいいよ…
とお茶会への参加を断られる始末なワケです


◆日本がTPPに参加する場合の問題点

問題点は以下の3つに集約されます
.協定の具体的な内容は参加後にしかわからない
.協定の内容決定の交渉にほとんど参加できない
.参加後に簡単に離脱できない(実質不可能)

例えるなら、決まりや活動内容が
ぼんやりとしか分からない
体育会系辞めにくい部活動
途中参加するか否かを今すぐ決めなきゃいけない
そんな感じでしょうか

上にも書きましたが、
アメリカが主導をとって進めてきた交渉が、
「もう最終段階に近い」ということが問題です

今から参加を表明し、テーブルに着いたとしても
日本には協定の内容に対して
発言する機会がほとんどないだろうということです

あ、自分は後から来たので、考慮してくださいね
というわけにはいかないんですね
しかも、やっぱりキビしめなんで辞めます
と途中離脱することもできないのがネックです

ただでさえ、TPPは普通の経済協定と違って
関税の自由化に対して、原則として
例外品目が認められていないのです。

つまり、本当に全部取っ払うか
やっぱりそれは難しいから辞めるか
それを参加交渉前に、はっきり決めて覚悟して来い
という、なんともきっぱりしたものなのです

お米は日本の主食なので、大事にしたいです
なんて寝言を言っても、誰も聞いてくれません。
BSEが怖いので、牛肉の検査はもうちょっと丁寧に
とお願いしても、ルールは余所が決めるのです。

「原則だったら例外もあるだろう
という日本人特有の甘い考え方
何とかなるものでもなさそうです

知れば知るほど不安になってきます
本当に大丈夫なんでしょうか…

さて、では具体的に
日本という国や、ワタシたちに
どんな影響があるのか

それは明日からのはやりっちで
ご紹介していく予定です。
本番は明日から
どうぞお楽しみにしてくださいね


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