川口市指定管理 戸塚児童センターあすぱる
科学遊び 「金環日食の仕組みを知ろう」
平成24年5月20日(日) 11:00~12:00
参加者 幼児1名、小学生17名、保護者7名 合計25名
身近にある太陽ですが解明されていないことも多い天体です。
太陽の光が地球に降り注ぐとどうなるか子ども達に?を投げかけました。
・暑くなる
・太陽光発電が出来る
・野菜が出来る
など太陽の恵みの発表をしてくれました。
でも太陽の光は目に見える<可視光>と、
目に見えない<紫外線><赤外線>があり、
直視すると目を痛めてしまう危険があることを伝えました。
太陽についてのミニ知識。(子ども達にとってはビックリ知識かも・・・)
*太陽は地球の109倍の大きさがある
*太陽の中で出来たエネルギーは100万年近くかかって太陽の外へ出される
の二つを子ども達に伝えました。
写真ピンクの太陽が直径109cmあります。(大きすぎたので半分にしました)
太陽の左上に「紫外線」の文字があり、その上に小さな水色の丸があります。
小さな水色の丸、それが直径1㎝の地球です。
具体的に大きさ比べをしたので、
どれだけ違うのかが低学年のお友達にも理解できたようです。
太陽のことをちょっと学んでから金環日食と皆既日食の違いについて模型を
使って実際に見てみました。
地球と月と太陽が一列に並ぶと日食がおこります。
このダンボールただのダンボールではなく、
中を覗くと金環日食と皆既日食の違いがわかるのです。
「では・・・一番に覗いてみたい人!」
と問いかけると一斉にほぼ全員の子ども達の手が上がりました。
「皆に一番に見せたいけど・・・では保護者の方で見たい方?」
保護者の方もほとんどの方が手を上げてくださったのですが、
一番に手を上げてくださったおばあちゃまに一番に覗いていただきました。
「あぁ~見える見える。皆既日食と金環日食になってますね。」
とご感想いただきました。
子ども達にも保護者の方にも順番に覗いてもらい、
スタッフが一人ずつ皆既と金環の違いについて説明しました。
当日の観察方法は・日食レンズ・木漏れ日・ピンホールを使ってする方法があります。
今回はピンホールを皆で作ってみました。
厚手の紙に直径数ミリの穴を開けたものがピンホールです。
センターで先に小さな穴を開けておき、子ども達が小さな穴を楊枝でさらに広げ
ピンホールの作成をしました。
皆のピンホールが出来上がったところで、屋外ひろばに移動!
実際にピンホールを使用して太陽の形を映し出してみました。
「太陽って本当に丸いんだ」
「このくらいの距離が一番きれいに丸く見える」
金環日食の観察に備え、ピンホールのかざす位置も調節。
実際に太陽を写してみると子ども達のわくわく気分が高まってきた様です。
「今は丸い形が写っているけれど、金環日食になると丸が欠けてくるよ。
明日きれいに金環日食が写るといいね」
日食グラスと日食グラスの3倍大きく見える双眼鏡型のグラスの二種類で太陽の観察もしました。
「太陽が見えたよ!」
「地球よりずっと大きいのに見てみると結構小さいんだね」
観察して、それぞれ感想を言っていると、
「あ、私のグラスと色が違う! 見てみて。」
スタッフが用意したグラスと自分で持ってきたグラスで見た、
太陽の色の違いに気づいた女の子が、スタッフにも見せてくれました。
「本当だ。 使っているフィルターで見える色が変わってくるんだね。」
「見せて見せて!」
「ぼくも見たい!」
色が違って見える三種類の日食グラスの太陽と、大きく見える双眼鏡グラスの太陽。
子ども達の目にはどんな風に映って、どんなことを感じたのでしょうか。
言葉で出てきた以上に心の中でたくさんの事を感じたことと思います。
また今年は天体ショーの多い、星好きには嬉しい一年。
金環日食が終わっても、部分月食・金星の日面通過・金星食とたくさんの
珍しい現象があります。
この話を熱心に聞いてくれる子ども達の中にはメモを片手にしているお友達もいました。
金星の日面通過は6月6日。
次回はなんと105年後! 見てみたいですね。
さて、21日日食当日の川口市は・・・
スタッフ撮影
皆の願いが伝わったのか、金環日食を観察することが出来ました!!
スタッフ撮影
参加者の皆さんはどの様に金環日食を観察したでしょうか。
児童センターに遊びに来たときにぜひ報告してくださいね!
つぎの科学遊びは夏休みです。
日時、内容は8月の広報かわぐち、またはあすぱる通信をご覧ください。
保育士 大平祐子(19)