4月21日(土) 13:30~15:00
参加者:幼児14名 大人15名 小学生27名
多くの方がこの日に行われたものづくりクラブ 「手づくりスライムをつくろう」に参加してくれました。
今回のスライムづくりでは、色々なものを混ぜてみる楽しさを味わってもらおうと思い、
今月のものづくりクラブとして企画しました。
事前説明をしながら聞いてみると、 さすが小学生にもなるとほとんどの子がスライムを知っています。
幼稚園の子たちは知らない子もまだまだ多いようで、 どんな反応を見せてくれるのか楽しみです。
基本のスライムの材料として
・洗濯のり(PVAと表記のもの)
・お湯(水ではないことがポイント)
・食紅
・ホウ砂の飽和水溶液
その他に、
・食塩
・砂鉄
以上の二つを用意しました。
まずはシンプルなスライムづくり。
目盛りを書いた計量スプーンを使って持参してもらったプリンカップに
PVA洗濯のり(10g)に、お湯(10g)を加え、よーく混ぜる。
ここでお湯を使う事により全体がより均一に混ざりやすくなり、 成功率がアップします。
一生懸命混ぜる姿に
「成功してほしい」
というスタッフの気持ちも強まります。
次は色付け、赤・黄・緑の食紅から好きなものを選んで入れてもらいました。
「好きな色を選んでね」
と声掛けをしたのですが、二色、三色を同時に入れる子もいて
黄緑色や橙色などの違ったきれいな色が出ていました。
子どもの広い選択肢、色々やってみたいという気持ちがひしひしと伝わってきました!
そして、ホウ砂の水溶液(10g程度)を加え、割りばしで一気にかき混ぜると‥
「わあ!固まってきた!!」
あちらこちらで歓声が上がります。
「混ぜ終わったらカップから出して手でこねてみていいよ」
と声をかけると、
「冷たくて気持ちいい」
「手にくっつくよ~」
などスライムの質感を楽しむ声が。
ぐにゃぐにゃにしてみたり引っ張ったりしてみたりと掴みどころのない物体を 楽しんでいました。
「さぁ、次のものはどんなのかな?」
はて、次も一見すると材料は同じ?
でもよく見るとお湯の入ったボトルの中には白いつぶつぶが‥
「これはなんだろうね?」
と、問いかけると即座に
「塩!」
との返事が。
「その通り!塩が入ってるところだけがさっきと違うけど今度はどうなるかな~?」
先ほどと同じ手順、量でPVA洗濯のりに食塩水を混ぜ
そして、ホウ砂の水溶液を加えて箸で混ぜると‥
「なんか、ブヨブヨしてるよ」
「白いかたまりが箸にくっついてきた‥」
見てみると上手に反応して白い固まりがくっついています。
「それを取って手で丸めて少し乾かしてみてね」
しばらく乾かしたものを机の上で弾ませてみると‥
「すごく弾んだ!?」
食塩を加えることにより浸透圧でスライム内の水分が抜け お手製のスーパーボールができるのです。
スライムとは全く違うものになり、繰り返し机の上で跳ねさせて遊んでいました。
最後に砂鉄を混ぜたスライムを紹介しました。
黒っぽいスライムに磁石を近づけてみると‥
角が出たと思ったら、なんとじわじわと磁石を包み込んでいくではありませんか!?
「磁石が食べられてる‥」
この姿に子どもたちは目を凝らしてじっと釘付け。
真剣なまなざしになぜかスタッフが鼻高々‥?
きちんと終わりの話にも耳を傾け、片づけにも積極的に参加してくれる姿に、 ものづくりというものにに対する意識の高さを感じられました。
スライムづくりは加えて混ぜるだけで簡単に作れるので、 ぜひいろいろなものを加えてみて試してみてください。
今回は鳩ヶ谷小学校の6年生がボランティアとしてサポートしてくれました。
こまめに次の段取りを確認し、積極的に動いてくれる姿勢に助けられました。
本当にありがとうございました。
次回のものづくりクラブでは「割りばし鉄砲」をつくりたいと思います。
割りばしと輪ゴムというシンプルな素材だけで行う工作です。
奮ってのご参加、お待ちしております。
保育者 宍倉鉄平①