「お片づけ 上手だね！！」

新年度を迎え、新しいお友達の仲間入りや、
一回り大きくなって
引き続き今年度を迎えた子…と
慌ただしい中にも、楽しい毎日。

日々の遊びも、
おままごとやブロック、ごっこ遊びと、
お友達とかかわりながら遊びの楽しさを味わったり、

私・僕はこれが好き!!
とそれぞれが大好きな遊びを見つけている様子に微笑ましくなります。





ある日、おやつの前の片付けをしている時のこと。

部屋中に散らばったおもちゃを保育者、子ども達で片付けていました。

２才になったばかりのYくんが一生懸命片付けを頑張る姿に
「Yくん、お片付け上手だね～!!」
と声をかけると…
「〇〇さんも片付け上手いね。」
と冷静で大人びた一言!!
意外な返答に思わず笑ってしまいました。

少し前までは、保育者がほとんど行っていた片付けでしたが
今では進んでY君がやってくれています。

普段は保育者側が伝えている言葉を反対に
私が
「東さんもお片づけ上手だね！
そうそう、そんな風にするんだよ！！」
と言う言葉をもらってしまいました。

１日１日の成長の姿を見せてもらえたようでとても嬉しくなりました。

保育士　東　麻貴

「ぬりぬり」

Rくんに「今日は何をしようか？」
と聞きました。すると、少し考えて、クレヨンの入ってる棚を指差し
「ぬりぬり」
と言いました。

いつもお友達と塗り絵をしているのを思い出したようです。
塗り絵の紙を何枚か出して
「どれがいいかな？」
と聞いたら、Rくんは大好きなトーマスの描いてある紙を選びました。

机にトーマスの塗り絵とクレヨンを用意する間も待ちきれない様子のRくん。
準備ができると、すぐにクレヨンを手に取り、
にこにこしながらなぐり書きを始めました。
「青！赤！トーマス♪」
「大きい！」
とお話ししながら、いろいろな色を使ってグルグル描いていました。

すると、突然、
「アンパンマン？！」
と目を輝かせ、保育士に教えてくれました。



丸くなぐり書きをしていたら、アンパンマンに見えたようです。
「本当だね。アンパンマンだね！」
と言うと、Rくんはますます嬉しそうにいすから立ち上がり、
ピョンピョン跳び跳ねて喜んでいました。

それから、一緒にアンパンマンの歌を歌い、お絵描きを楽しみました。


愛ちゃんルーム 保育士 青山

はたらく くるま

「はたらくくるま」

まだまだ風の冷たいある日のこと。
寒さなんてへっちゃらな子ども達は、
「今日もお散歩行く？」
「今日はどこまでお散歩する？」
と、元気いっぱいです。
「そうね～、今日は、どこまでお散歩しょっか。」
と、答えると
「ブランコのある公園!」
「神社！」
「お庭!」
と、子ども達。
元気の有り余った子ども達は、お友達の言った場所に
「今日は行かない！」
「ちがうよ!」
「ダメ!」
と、ちょっぴりケンカしながらの出発に・・・
歩き始めると、近くから
"ゴー"
"ガタガタガタ"
と大きな音が聞こえ、見てみると・・・
いつもは動いていないショベルカーが、今日は動いています。
一瞬に目を輝かせる子ども達。
「わぁーすごーい」
と、ニコニコ。
「ちょっとだけ近くに行ってみよっか」
と、声をかけると
「うん! 行くー」
と大騒ぎ。
ショベルカーを目の前に興奮気味の子どもたちは、
フェンスにくっつき釘付けです。
ショベルカーが動く度に、
「おー」
「動いたー」
「ガリガリしてるねー」(砂をかき集める)
などなど、思い思いの言葉を発し、夢中で見ていました。
この日のお散歩は、ルームから15～20分程度の道のりでしたが、
とても楽しめた様子で、ルームに戻ってからもテンション高く賑やかでした。

保育士 新井 みすず

葉っぱのシャワー

ルームの周りの木々が色づき、子どもたが落ち葉を手に取っています。
最初は一枚ずつ手にしていましたが、
だんだんと一掴みして葉の感触を楽しみ始めました。

Ａくんが、
『それーっ』
と葉を空に向かって舞い散らせると
Ｂちゃんも
『うわーっ』
『きらきらー』
と大喜びです。

近くで見守っていた保育士が
『なんだか葉っぱのシャワーみたいだね』
と声を掛けると、Ｃくんも駆け寄りシャワーごっこが始まります。

手に取るだけでなく、
葉が舞い散ることでキラキラとシャワーのように輝く葉っぱをとらえる事の
できる、感じる子どもたちはとてもステキですね。

柔らかくて温かい心を感じた一場面でした。

地面はたくさんの葉できれいな絨毯のようになっていました。

保育士　奥本

こどものつぶやき 「めがねはどこ？」

《とんぼのめがね》

お散歩が毎日の日課となっている ある日のこと。

いつものように、田んぼの畦道をお散歩していると、
稲刈りを終えた田んぼの上に沢山のトンボを見つけたS君は(2才11ヶ月男児)

「あーっ！トンボのめがねがいっぱーい」
とニコニコ。
保育士が、羽を負傷し上手く飛べずにいたトンボを見つけ、
S君の指に乗せてあげると
今度は、、、、、
首を傾けながらトンボの顔を覗き込み



「めがねはどこ？」
とぽつり。
S君のつぶやきを微笑ましく思うと同時に、

保育士という職業につけたことを嬉しく感じた瞬間でした。

保育士　新井　みすず②