3日は弁天通の大蓮寺の弁天さまの月例日、少し遅くなったんですが12時過ぎにお参りに行きました。神社仏閣にお参りする趣味は持ち合わせていないのですが、こちらの弁天さまだけは別、ずいぶん前から私の健康とユキ子さんの芸道精進を見守っていただくようにとお願いしています。
弁天さまってのは、ヒンドゥー教のサラスヴァティーという女神が仏教に取り込まれて「弁才天」になったんだって、サラスヴァティーは水の女神だと聞いたことがあります。真言は「オン・ソラソバテイエイ・ソワカ」、これを三回唱えてお参りしなさいって教えられているのですけど、お堂の前に立つとたいてい思い出せなくなっています。
12時と言うと弁天ワッセの露店もあらかた店じまいしちゃっていました。でも、通りに入るとすぐにお友だちからご挨拶貰っちゃいましたし、帰りにもちょいとお知り合いと立ち話、お参りした甲斐があるってもんなんです。
降りそうで降らない蒸し暑い日でした。街の中で出会った花はヘクソカズラでした。この草は元気だいね、それに万葉集にも屎蔓(クソカズラ)の名でちゃんと登場してるんだいね。オレンジ色の実は茶花として使われるし…、嫌われもんでもないんだいね。
現在だって裏路地の緑化に立派に役立っているし、その成長力は目を見張らいね。昨日も二階の屋上まで届いているのに出会いました。そういや俳句の世界では「灸花(ヤイトバナ)」ともいうらしいです、花がお灸の痕に似てるからかな…
雨が降りだしそうな空でした。それで、弁天さまにお参りしただけであとは家でおとなしくしてました。古い本を一冊引き出して眺めてました。
安野光雄と三木卓の『らんぷと水鉄砲』(1981年新潮社刊)です。この本は三木卓と安野光雄が「母の友」(福音館書店刊)という雑誌に連載したエッセイを纏めたものです。安野光雄はしばらく前に他界されました、三木卓は去年の秋に逝かれたのですね。単行本はもう絶版、新潮文庫に収録されたけどこれも今は出てないみたいです。
安野光雄の挿絵がいいですね。眺めているだけで楽しくなります。
<だるま落としなら俺んちにもあらいね。ヒゲが黒田人形店で買い込んできたんだいね。安野さんのとはさ、顔がちっと違うけどさ…>。
夕方ちょっと近所に出たら、塀の向こうにホウセンカを見っけました。暑さに強いホウセンカですね。
夕食は、ユキ子さんと母さんには冷凍保存しておいたアユの風干しを焼いてもらいました。副菜は、ゴーヤチャンプル、アボガドとワカメとキュウリの酢の物、ナスとピーマンの油味噌、汁はトマトと青シソです。私の一人飯は鮎の風干しの代わりにスズキの味噌漬け、あとは一緒でした。
野菜の在庫が終わりそうなんで、今日は買い出しに行きます。
ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、7月24日には浴衣ざらい(会場:昌賢学園前橋ホール)を開催いたします。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。
《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい
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