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日常の視点

ダイコンの間引き菜

2009年10月28日 | [旬]野菜事典



9月の終わりに種まきをしていたダイコンが、みるみる大きくなりました。
今日は最後の間引きです。

一箇所につき、5粒まいていた種は、そのまま5個発芽して、徐々に徐々に発育の悪いものから順番に期間をずらして抜いていくのです。

今日は、いいもの2本から1本を抜くという苦渋の選択に迫られて結構どっちを抜こうか迷ってしまいました。

人間の世界だったら、残酷すぎて考えられない話ですが、野菜は全部を育たせると、それぞれが小さく弱く、さらに密集することで虫がつきやすくなります。

全部をひどい目にあわせるんだったら、弱い種の犠牲は必要なのか?
弱い種というのを人工的に作ってしまっていたり、人工的に種まきをしている私達が諸悪の根源なのか、自然を中心に考えると不自然なのはいつだって人間の行為ですが、自分を中心に考えると大事な食料として生き残ってもらうために、他のものを間引くということは意外と大事なことでもあるわけで、畑をやっていると普通の人があまり考えなくてスルーできるようなテーマにいちいちぶつかって、自分なりの解釈をなんとか落とし前つけていかないと罪悪感に苛まれてしまうようなことは多いです。

畑をしていると人間界の節理よりも自然界の摂理になるべく則って、うまく共存共栄させていただきたいな~
なーんて本心から下出に出てしまいます。

もちろん間引きした葉っぱの命も大事にいただいています。

ダイコンはダイコンの葉っぱごはんに。
間引きカブは漬物にして野沢菜かわりに。

おいしいなぁ、ありがとう!と素直に感じますよ。



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