ちょっと前、日本でも東京にできて流行っていたクリスピークリームドーナツ。
釜山にも何店舗かあって、一時期はブームだったそうですが、今はすっかり下火で、ものすごくすいていました。
日本でのクリスピークリームドーナツのブーム。
ちょっと不思議に思っていたんですよね~
松潤似のイケメン店員さん。日本語で対応してくれました。
アメリカーンなテイストのドア
というのもじつは、10年ほど前、仕事の研修で、アメリカの外食産業を視察する機会があって、ロサンゼルスとラスベガスに行ってきたのですが、そのとき、アメリカの有名なドーナツの会社です、ということでひとまず視察しにいったことがあったのです。
ガラス張りの工場で、オートメーションでドーナツをじゃんじゃん作っている様子がイートインできる店内から観察できて、それがちょっとパフォーマンス的で、買いたい雰囲気をかもし出していたのかもしれませんが、私ときたらドーナツにはまったく関心がなかったので(笑)、当時は本当に「へえ」としか感じなかったのだよな~
そしてそれから10年たたないうちに、本家アメリカのクリスピークリームドーナツはたしか破産申告していたはず。
アメリカの空前の健康ブームにトランス脂肪酸騒動のドーナツはあえなく撃沈??
(ダンキンドーナツは、日本からは撤退していますが、アメリカではファストフードチェーン化しスタバと同様の位置づけのようです)
プレーンのドーナツを食べるアヤコちゃん
夜でも開いてます
そうそう。
ダンキンドーナツといえば、釜山にはいたるところにダンキンショップがたくさんありました。
日本でいうミスタードーナツくらいの手軽さでいろんなところに。
こちらはダンキンドーナツ店内
ドーナツ業界おもしろそうだったので色々調べてみると、ダンキンというのは「ドーナツをコーヒーに浸して食べる」欧米の習慣を意味する用語のようです。
ダンキンドーナツは、簡単に言ってしまえば同族経営のようなスタイルだったようですが、そのうち経営方針の違いから独立してできたのが「ミスタードーナツ」。
ミスタードーナツは最終的にダンキンドーナツに吸収合併されたのだそうで、アメリカではミスタードーナツという社名は無いんだそうです。
日本はといえば、ダンキンドーナツは、1970年代にセゾングループが海外初出店の店舗として名乗りをあげ、西洋フードシステムズ→吉野家ディー・アンド・シー→吉野家ホールディングスと段々社名変更していって、とうとう1998年には日本撤退。
翻ってミスタードーナツは日本でも同時期に店舗ができているのですが、こちらはダスキンが代理店で、フランチャイズ(FC)方式で展開しているので、日本でも一番大きいドーナツチェーンとなっているよう。
日本の場合は、フランチャイズ方式が長く生き残る秘訣なのでしょうか?
色々考えさせられた各国のドーナツ事情です(笑)。