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日常の視点

自家製アプリコットジャム

2008年06月24日 | kitchen

Haradaさんのお庭の杏の木から大量に収穫してきた杏(アンズ)は、もらったその日にすぐご近所におすそわけに走り、残りは一部をアンズ酒に。

残りをアンズのジャムとアンズのシロップにして、どうにかこうにか約8キロほどのアンズをなんとか加工終わりました。

まずは鍋でアンズの重量の半量の砂糖を加えて煮込んでみると、おお~っすっぱい!この酸っぱさはヨーグルトに入れるとおいしいだろうな、ということで、これで2瓶分。

次は試しにアンズの量の70%くらいの砂糖を加えて、電子レンジでチン!
透明感があって結構よくできているような気がしないでもないです。
トーストに塗るにはちょっとまだ酸味が感じられるかな~と思うけれど私はこのくらいが好きかな。これも瓶2本分。

そして最後に、同量の砂糖を入れたらどうだろう?と思ってこちらも試してみると、直接ジャムだけ食べても大丈夫な充分な甘さ。

Haradaさんのおじちゃんにできたジャムを持っていくと、おじちゃんは大喜びで「アンズはジャムにできっとなぁ~(できるんだね~)種抜くのが大変やったやろ。いただきます」ということで笑顔をいただきました(笑)。

翌々日、Haradaのおばちゃんに、「アンズジャムありがとね~おいしかった~!父さんに食べさせんで、私が全部食べたよ。ジャムにできるったいね~、種があるけん暇がいったやろう」と喜びの声をいただきました。

おじちゃん、食べれんかったった~い?!

「まだまだたくさん家にジャムがあるんですよ、持ってきますね!」と言ったら、おばちゃんは「もってきて~!買うよ~」とのこと。
「いいえいいえ、Haradaさんのところから採った杏ですから!(笑)」と答えて、次の日に大きな瓶にアンズジャムを持っていったところ、おばちゃんは「今度は父さんにも食べさせよう、」と不敵に笑い、女同士の秘密を共有したような空気になりました。

Haradaさんのところでいただいたものを加工して持っていくたびに、すごく喜ばれて、娘くらいの年齢の私の好みっていうのはおじちゃんおばちゃんからすればすごく新鮮なようでお互い一種カルチャーショックながら、こういう年の離れたお付き合いっていうのもいいな~と最近思ったりします。

もちろん、農家のおじちゃんおばちゃんはちょっと気難しくて、閉鎖的だけど認めてもらえばものすごく優しいところを見せてくれたりして、コミュニティってきっとこんななんだよな。ってあらためて感じます。

相互援助というのは大げさだけど、何かのお役にたてる関係が長続きできるようにこちらも切磋琢磨しなければ、とちょっと背筋をしゃんとしたくなる気分。

いいと思います。