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日常の視点

旬の野菜事典「つるむらさき」

2007年09月13日 | [旬]野菜事典

●ツルムラサキ科 ツルムラサキ属

原産は東インド、熱帯アジア地方。日本へは江戸時代に観賞用として伝わり、1970年代の中国野菜ブームによって食用として普及したそうです。

ちなみに私は、1971年生まれなのですが、物心ついたときから、流行りもん好き(?)の母は庭にツルムラサキを植えていて、夏の晩ごはんといえば、これを茹でたものに酢醤油をかけて食べさせておりました。
(うちの実家の料理の品数は半端なく多くて、毎日10品以上は絶対テーブルに並んでいたけれど、これも庭で野菜を作っていたからこそかもしれません。今考えると恵まれた暮らしだったんだな~。)

夏の暑さにいろんな野菜がクタっとしている中、ツルムラサキはいつも青々としていて生命力があふれていたのはよく覚えています。青臭い匂いと加熱すると出てくる粘り気が好みが分かれるところでしょうが、私は慣れ親しんだ味なので懐かしくて「盆過ぎの夏から秋の味」です。

カロチン、ビタミンB1、Cが豊富に含まれているので、健康によいということで、この手の野菜はやたらめったら母に食べさせられておりました。

今回は畑の前のお宅、吉村さんが出荷する前のツルムラサキをおすそ分けしてくださったので、胡麻和えにしました。

粘りがあるので、もちろん彼は食しません。私ひとりの朝ごはんに登場するメニューです。