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映画音楽史(323) 『街の灯』 1934年公開

2014-12-30 09:52:17 | 映画音楽



『街の灯』  City Lights (米) 1931年制作
監督 チャールズ・チャップリン
音楽 チャールズ・チャップリン
主演 浮浪者 … チャールズ・チャップリン
    盲目の花売娘 … ヴァージニア・チェリル
    富豪の紳士 … ハリー・マイヤーズ
    富豪の執事 … アラン・ガルシア
主題歌 『花売り娘』 ( La Violetera ) 演奏・サウンド・トラック

常に圧制・不正義・不平等を真っ向から糾弾し、自由と愛と平和を訴え続けたチャップリンのサウンド版トーキーの感動喜劇作品。
浮浪者チャーリーは街角で盲目の花売り娘に出会い心を奪われた。その娘はチャーリーのことを花を買ってくれる裕福な紳士と思い
込んでしまう。チャーリーは娘を不憫に思い必死で働いて彼女の生活を支え、何とかして目の手術を受けさせてやりたいと思った。
そんな時、酔っ払いの富豪と仲良くなり彼から娘の手術資金を受け取るが、酔いがさめるとチャーリーを泥棒扱いにして警察に突き
出そうとした。チャーリーは金を握ったまま逃走し娘に手渡したものの警察に捕まって刑務所に送られる。月日が流れて出所した
チャーリーは町で立派な花屋を経営しているあの花売り娘を見つける。どうやら視力は回復しているようだ。娘はウインドウから
眺める浮浪者に気が付いて花とお金を恵もうとしてチャーリーの手に触れ、彼が恩人であることに気付く。

主題歌の『花売り娘』はホセ・バディラが作曲しラケル・メレエが唄っていた古い歌曲です。チャップリンが好んでいた曲といわれ、
これをアーサー・ジョンストンが編曲し、無声のフィルムに別撮りした音楽を貼り付け花売り娘のテーマ曲として使われました。

↓はサウンド・トラックによる『花売り娘』 YOUTUBEより


この『花売り娘』はコンチネンタル・タンゴにアレンジされてアルフレッド・ハウゼ楽団やマランド楽団などがレパートリーとして
取り入れており、1962年にはボビー・ライデルが『星空の花売り娘』としてレコーディングしています。


 


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